発達障がいがある大学生の一人暮らしは5つのコツで上手くいく!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

お子さんの大学進学!

本当におめでとうございます!!

あなたのお子さんは、一人暮らしを始められたのですか?

発達障がいがある場合、大学生活を支える衣食住全般について、何かと大変になりますよね。

私は、家事全般について我が子に何も伝授してあげられないまま、送り出した経験があります。

ゴミの分別ってどうしたらいいの?

大事な資料が見当たらない!

財布や印鑑が行方不明!

あなたの元には、お子さんからそんな連絡が来ることはないでしょうか。

家にいた頃は体調を維持するだけで精一杯だった我が子からも、それはそれは色々な問い合わせ(?)がありましたよ(^_-)

お子さんの生活が上手くいっていなそうだと分かっても……。

遠くで一人暮らしをしている場合、すぐに助けに行くことは難しいでしょう。

お子さんが自分から誰かに助けを求められればいいのですが、それにも慣れていなかったら……。

あなたも、遠く離れて頑張っているお子さんの様子をただただ想像して、心配されていることと思います。

どうにかしてあげたいけれど、どうしていいのか分からない!

本当に困ってしまいますよね。

でも、もう大丈夫ですよ!

安心してください(*^_^*)

ちょっとしたコツで上手くいくようになるので、お子さんにも提案してあげて欲しいと思います。

それでは今回は、発達障がいがある大学生の一人暮らしは5つのコツで上手くいく!というテーマでお届けしてまいりますね。

 

発達障がいがある大学生が一人暮らしで困ってしまう理由

発達障がいがあるお子さんが、大学生になって一人暮らしを始めると、色々と困ってしまうことがあります。

実家暮らしで衣食住が足りていた場合には、余計に大変な思いをしているかもしれませんね。

まずは、発達障がいがある大学生が一人暮らしで困ってしまう理由について、一緒に考えてみましょう。

 

することが多過ぎて何からしたらいいか分からない

まず始めに、「することが多過ぎて何からしたらいいか分からない」ということがあります。

毎日忙しくされているあなたには、「することが多過ぎる」ということについてのご説明は必要ないことでしょう。

1日3度のご飯の準備や片付け、毎日しないとならない掃除や洗濯!

曜日によって違うゴミ出しには分別が必要で、しかも決められた時間までに決められた場所に持っていかないと!

トイレットペーパーや洗剤の補充もあるし、ストックが無くなる前に買いに行っておきたいし!

ご家族の用事にも対応され、介護などもされていたら、それはそれは大変な毎日をお過ごしのこととお察しいたします。

発達障がいがあるお子さんも、一人分とは言え食事も洗濯も、掃除もゴミ出しも……全部こなすわけですから、相当大変な思いをされていることでしょう。

一人暮らしになるとどうなるか考えていなかったり想像しきれなかったりして、突如目の前に、自分でしないとならないことが山のように立ちはだかってしまう感じかもしれませんね。

物事の優先順位を考えるのが苦手なお子さんの場合には、それら「すること」の山の、何をどうやって!何からどのように!さばいていったら良いのか分からずに、途方に暮れてしまうわけです。

大学から連絡があれば、必要に応じて返事をしたり書類をそろえたり直接出向いたりと、特に新学期は猛烈に目まぐるしいものです。

することが多過ぎて何からしたらいいか分からなくて、もうお手上げ状態なのですね(>o<)

 

何をするか忘れてしまう

次に、「何をするか忘れてしまう」ということがあります。

人が記憶する力にも、当然ですが個人差があります。

覚えやすいこともあれば、そうでないこともあって。

早く覚えられることもあれば、なかなか覚えられないこともあったり……。

同じように覚えたつもりでも、すぐに忘れてしまうこともあれば、ずっと記憶していられることもあって!

自分にはあまり関係ないなと思うと、すぐにすっかり忘れてしまうこともありますよね。

発達障がいがあると、記憶する力の部分でも偏りがある場合があります。

私の場合は年齢のせいか、何かを忘れてしまうことが多くなったように自覚しています(^_^;)

「忘れん坊」という状態は同じなので、記憶する力についての得意不得意がある我が子と一緒に、「あるある~!忘れちゃう~!」と盛り上がったりしていますよ(^o^)

特に、目で見えない状態になると、けろっと忘れてしまいがちです。

何かの物で隠れて見えなくなっていたとか、その場から離れてしまったとか、そういった理由で「見えない」というのも、大きな要因の一つになります。

自分としては、大事なことだから忘れたくない!という気持ちがあるのに忘れてしまうことがあるのです。

その結果、全く望んでなんかいないのに、困ったことになったり失敗してしまったりして、とても辛い気持ちなってしまうのですね。

 

なかなかやる気になれない

3つ目に、「なかなかやる気になれない」ということについて、お伝えいたします。

発達障がいがあると、なかなかエンジンがかからない場合があります。

まだいいかな~……もう少し先だよな~……他にやりたいこともあるしな~……今日じゃなくてもどうにかなるかな~……。

などと、気になりながらも時が過ぎ……。

いよいよ期限間近になって、やっとエンジンがかかるといった具合です。

それで何かが間に合わなくて大変な思いをしたとしても、次の時にも同じような時の流れになることも多々あります。

だから周りの人からすると、自分で自分の首をしめて、するべきことを後回しにしているだけにも見えるのです。

「どうして早くやらなかったの?」

「もっと早く手をつけていれば良かったのに~。」

「だから言ったじゃない!」

と、責められてしまうことも少なくないでしょう(>o<)

そんな状況であることに違いはないのですが、ただ単に後回しにしているだけではないと、私は捉えています。

自分にある気持ちや意志だけでは、さっさとすんなり行動に移せないというか、移すために必要なだけの勢いが足りなかったり、物事によっては持ち合わせていない、ということなのではないでしょうか。

やるべきことはある!やらないといけない!と、本人なりに良~く分かってはいるのです。

でも、気が付いた時には、酷いしわ寄せが出来上がってしまっているというわけですね。

 

することが溜まってしまい嫌になったり焦ってしまう

それでは4つ目の、「することが溜まってしまって嫌になったり焦ってしまう」ということについてです。

何から手を付けたらいいのか検討がつかなくて、しないといけないことがあってもウッカリ忘れてしまい……。

ずっと気になってはいるけれど、ギリギリまで手が付けられなくて……。

その結果、自分がしないといけないことが、どんどん山のように膨らんでいってしまうのです。

しかも、そんな状況にしてしまった原因は、わさとでなくても!不本意であっても!自分自身にあるわけです。

こんなにあるよ!出来ないよ!どうしよう(~_~;)

誰だって、そんな状況になったら焦るし、焦ってもどうにもならないと思ったら、もう嫌になってしまうでしょう。

私だったら、どう立ち向かっていったらいいか分からずに、恐怖で泣いてしまうに違いありません!

それが怖くて、いつも追われるような気持ちになって動いてしまう私なんですから……(^_^;)

切羽詰まることを回避してきた私は、我が子の様子を見聞きして、どんなに辛く追い込まれた気持ちになっているだろうかと想像することがありますよ。

 

発達障がいがある大学生の一人暮らしが上手くいく5つのコツ

いかがでしたか?

身の周りのこと全部を自分でしないとならないのが一人暮らしですが、発達障がいがある場合、何をどうしたらいいのかが分からなかったり、分かったとしても上手くこなせなかったりして、困ってしまうのです。

それらを踏まえて、お子さんの一人暮らしが上手くいくために、あなたからお子さんに提案してみて欲しい工夫を5つご紹介いたしますね。

 

することを書いて見えるところに貼る

まず始めに、「することを書いて見えるところに貼る」ということです。

これは例えば、私が買い物に行く前に、冷蔵庫の中身を確認したり買いたい物を考えたりして、メモをするのと同じです。

何かしなくてはならないことがあると分かった時に、付箋などにメモをしておいて、目に見えるところに貼っておきます。

自分で決めた手帳に書いてもいいし、スマホに音声メモをしてもいいし、スケジュールが書き込めるアプリを使ってもいいでしょう。

ホームセンターで見かけたのですが、腕時計のように手首に巻きつけて使う、繰り返し書いたり消したりできるバンドタイプのメモ用品もありますね。

また、あなたのお住まいの地域では、ゴミ出しカレンダーのような印刷物が配られるでしょうか。

それと同じような感じで、洗濯や掃除・買い出しに行く日時などを決めてカレンダーに記入したり、時間割のようなものを作っておくのも手です。

何もしなくていい日や、休憩の時間やタイミングまで、書き込んでおいた方がいいこともあります。

これはお子さんによりますが、「休み時間が書いていなかったら、ずっと片付けしてた……。」というような、かつての我が子のようなこともあるかもしれませんからね(^_-)

どんな用事までメモ書きしておけばいいか分からない時や、優先順位が分からない時などのために、相談できる人の名前や連絡先をメモにしておくのもいいですよ。

文房具などを置いた場所を忘れてしまったり、いつの間にか行方不明にならないように、しまう場所を決めたり、外から見えるようにしておく、見えるところにぶら下げる、なども名案です。

大事な書類が何かに隠れてしまわないように、「大事な書類」と「それ以外」とに大きく分けて、それぞれ専用のボックスや段ボール箱などを準備して入れる!ということだけでも、困ることが減ると思います(*^_^*)

 

書いたメモを見るのを忘れないための工夫をする

次に、「書いたメモを見るのを忘れないための工夫をする」ということがあります。

こちらは、先ほど1つ目にお伝えしたメモなどを、いつ確認するかという対策になります。

せっかく作ったメモを見ることがなかったら、もったいないですものね(^_-)

1日1回の確認でよければ、目覚まし時計をセットしておいて、鳴ったらメモを見る!というルールにするのはいかがでしょう。

午前と午後に1回ずつ確認したり、1日に何度も確認した方がよければ、スマホのアラーム機能を使うと便利ですよ。

アラーム音を変えたりしてもいいですね。

または、誰かに電話をしてくれるように言っておく、誰かに声をかけてもらえるように頼んでおくのも名案です。

たった一人で、自分だけの力で乗り切ろうと思わなくてOKなのですから(*⌒▽⌒*)

私は毎日毎日、目覚ましをセットして寝ています。

毎年検査を受けている病院からは、次回の検診日時を忘れてしまっても大丈夫なように、連絡が来るようになっていますね~。

月に1回しかないようなゴミ出し日は、カレンダーに印を付けています!

あなたも日頃から、何か工夫をされていることでしょう。

それらの工夫と同じことです(^_-)

また、出がけの持ち物をチェックしたいなら玄関に!帰宅後すぐにしたいことなら手洗い場に!などなど、必要な時にメモが目に入ってくるように、メモを貼る場所を工夫するのもオススメです。

 

することを忘れた時の対処を考えておく

では3つ目に、「することを忘れた時の対処を考えておく」ということについてです。

どんなに気をつけていても、その時の疲れ具合や気持ちの安定さ加減で、覚えていられない・思い出せない・忘れてしまう、などということはあります。

しまった!忘れてた!どうしよう!……分からない……。

もしも、そのまま放置してしまったら、もっと困ることになるかもしれません。

だから、そんな時にどうしたらいいのかを考えておくのです。

どこに連絡すればいいか、誰に伝えればいいのかが分かっていれば、例え忘れても!例え遅れても!ひとまず自分の状況を知らせることが出来ますからね。

連絡の手段についても、電話やSMS・EメールやLINEなど色々な選択肢があると思うので、どれが使えるか考えておくといいでしょう。

そして、その時に伝える内容や聞いておきたいことなど、文面まで考えておくといいと思います。

また、うっかり忘れても次のチャンスがあるかもしれないので、それについても予め調べておくことをお勧めいたします。

こうすると、焦ったり慌てふためいたり、絶望感に襲われたり、うっかりしてしまった自分にガッカリする度合いが減ります。

さらに、好きな音楽を聴く、お風呂に入る、食事や間食をとる、好きなおやつを買いに行く、不安な時のために処方されている薬があればそれを飲む、寝てしまうなども、対処方法として位置づけておきましょう。

嫌な気持ちや緊張した感じを早めにリセットできれば、次の行動に移ろうという気持ちにもなりやすくなります(*^_^*)

 

困った時の相談先をつくっておく

それでは4つ目の、「困った時の相談先をつくっておく」ということについて、お話しいたします。

これまでにご紹介した工夫をしていたとしても、太刀打ちできなくて、どうしたいいか分からなくなって、途方に暮れてしまうような出来事は、少なくないはずです。

そんな時に相談に乗ってもらったり、連絡をすれば助けを求められるところを作っておくのです。

お子さんが色々な場面で困ることがあるのだということを、分かってくれている方がいらっしゃるところの方が、話が早いでしょう。

福祉サービスを利用しているならば、既に顔見知りの担当の方がいらっしゃいますよね。

大学内にも、学生さんのための支援室や相談室、医務室や事務室など、相談にのってもらえるところはたくさんあります。

もしも、相談先や連絡先としては持って来いなのだけれど、自分で連絡するのにはハードルが高いという場合には、間に入ってくれる人を探しておいてもいいですね。

お友だちでもアパートのお隣さんでも、所属している研究室の教授でも、大家さんでもOKです。

大学生になったばかりであれば、まずは親であるあなたのところに連絡が来ることも多いかもしれませんから、そんな時は是非相談に乗ってあげてくださいね(^_-)

何に困っているのか、どうして困っているのか、どこに相談したらいいか、何をどう伝えればいいのか等々、色々と聞いてあげながら一緒に整理してあげましょう。

あなたが、お子さんのためにと日頃からあたためておいた、アイデアや名案を提案してあげるチャンスでもあります。

お子さんが自分で考えた工夫を、更なる工夫で補強してあげられますよ(*^_^*)

 

出来ることを自分のペースでする

最後の5つ目は、「出来ることを自分のペースでする」ということです。

大学の勉強も、一人暮らしも、何もかもどれもこれも完璧に出来なくてOKだと、私は考えています(^_-)

お子さんにとっての、丁度いい!やりやすい!過ごしやすい!は、あなたにとっての当たり前や誰かの普通とは、全然違っていていいのです(^^)/

もう何年も前になりますが、我が子が家から離れて生活をすることになりそうだという頃のことです。

発達関係のお仕事をされている方に、「子どもが一人暮らしになると、栄養バランスの取れた食事が出来ているかと、親はとっても心配になりますよ~。」と声をかけていただいたことがあります。

確かにそうなのかもしれません……。

でも、その時の私は、栄養バランスどころか1日に3度食事をとるかどうか、ということすら心配してはいませんでした(^O^)v

一人ぼっちで心身の痛みや苦しみに耐えなくてはならないことが、どうかありませんように、どうか少なくあってほしい……それが一番の心配であり一番の願いだったからです。

自分の命を脅かしたり、瞬時に著しく健康を害すわけでなければ、ひとまずOKだ!万々歳だ!と思っていました。

一日や二日お風呂に入らなくても、朝ご飯がスナック菓子でも、コンビニが冷蔵庫がわりでも……いいではありませんか!

ひとまず、こんなかな~とやってみる!自分が大事だと思ったことをやってみる!自分で出来そうだと思ったことをやってみる!

そうやって、自分なりに考えて、自分で選択して、やってみた結果……それら全部が、お子さんのその後に活かされていくはずです。

お子さんが遠く離れていると、色々と想像して何かと心配してしまうことも多いでしょう。

あなたの方がお子さんのスケジュールを把握していて、ハラハラドキドキすることもあるかもしれません。

だけど、お子さんはお子さんのペースで!順序で!これからどんどん切り盛りできるようになりますから、見守ってあげましょう。

何ヶ月または何年か経って、今を思い出して振り返ってみてください。

きっと、あなたのお子さんも、驚くほど自分で出来ることが増えて、あれもこれも自分で切り盛りできるようになっているはずですよ(*⌒▽⌒*)

 

大学生の一人暮らしについては、こちらでも詳しくご紹介していますので、よろしければご覧くださいね。

発達障がいがある大学生の一人暮らしの準備とスタート

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がいがある大学生の一人暮らしは5つのコツで上手くいく!というテーマでお届けしてまいりました。

発達障がいがあると、衣食住の全部を自分でこなしながら一人暮らしをして、大学に通い勉強を続けるということは、本当に大変であろうと思います。

人はそれぞれ、出来る事もこなせる量も速さも、出来るようになる時期もその具合も、そうなるまでに必要な時間も工夫も、全部違います。

あなたが思い描く理想の大学生の一人暮らしと、お子さんの現状は違うかもしれませんが、そのままでいいと私は思います。

大事なことは、お子さんがご自分の得手不得手を理解して、自分に合った工夫をしながら、無理なく切り盛りしていけることなのではないでしょうか。

お子さんは必ず自分流の一人暮らしを身につけていってくれますから、あなたのアイデアも提案してあげながら、長い目で温かく応援していってあげましょうね!

 

 

それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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