発達障がいだとコミュニケーションが苦手になる?親が今から出来ること!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

発達障がいがあると、コミュニケーションが苦手という声をよく耳にします。

あなたのお子さんはいかがですか?

お友達とのおしゃべりを、楽しめている様子ですか?

あなたは、お子さんとの会話で何か気になることがありますか?

特に何かに困るでもなく、普段のやりとりが出来ているのであれば、発達障がいがあってもコミュニケーションが苦手になることはないかもしれませんね。

今のまま、苦手を抱えないでいって欲しいな……と、かつて私もそう思っていました。

あなたも、そうではありませんか?

その一方で、もしかして将来的に困ってしまうようなこともあるのかな?と、気になっているのではないでしょうか。

確かに、成長するにつれて、学齢が上がるにつれて、コミュニケーションが苦手になってしまうことはあります。

そういうことがあるかもしれないと、早いうちから分かっていれば、お子さんの様子に合わせて、手を差し伸べてあげることが出来るのではないかと思います。

あなたも、お子さんの苦手を増やさないために出来ることがあるなら、ぜひ取り入れたい!と思っていらっしゃることでしょう。

ただ、何をどうすればいいのか分からなければ、何も出来ないままになってしまいます。

それに、お子さんの今後のコミュニケーションについても、不安が残ってしまうでしょう。

でも大丈夫、心配はいりませんよ。

お子さんにどんなことがあると苦手を感じてしまいやすくなるのか、そうならないために何が出来るのか、一緒に考えていきましょう。

では今回は、発達障がいだとコミュニケーションが苦手になる?親が今から出来ること!というテーマでお話ししてまいりますね。

 

お子さんにこんなことがあればコミュニケーションが苦手になるかも

発達障がいがあるお子さんを支えるお母さんの中には、我が子のコミュニケーションは大丈夫かな……苦手になってしまわないといいな……と、気になっている方が多いと思います。

一体どんなことが、苦手に繋がっていってしまうのでしょうか。

まずは、日頃のお子さんの様子や、お子さんがふと口にしていたことなどを思い出しながら、読んでみてくださいね。

 

間違いを言ってはいけないと思って緊張することがある

まずは、「間違いを言ってはいけないと思って緊張することがある」ということについて、お話しいたします。

発達障がいがあると、「間違いは絶対に良くない」と、強く心にとめていることがあります。

人は誰でも、「間違えない方がいい!」「出来れば間違いたくない!」そう感じているのではないでしょうか。

私も、間違ったことを言ってしまうと、結構落ち込んだり、次は気をつけようという気持ちになります。

でも結局のところは、「ごめん!間違い!(またやっちゃった~)」で、済ませてしまうことも多いわけです。

一方発達障がいがあると、一般的には軽く流せるような言い間違いであっても、相当深刻なミスと捉えがちで、それを避けるために日頃から細心の注意を払っている、ということも少なくありません。

常に「間違いを言ってはいけない」状況に自分を置いていることになるので、人と話す時にそれはそれは緊張するわけです。

緊張して、おまけに間違うかもしれないくらいなら、何も言わない方がいい!

そんな思いが強くなって、人とコミュニケーションを取ることからも、遠ざかってしまうのですね。

 

誤解されたり否定されるのが嫌で表現に迷うことがある

では次に、「誤解されたり否定されるのが嫌で表現に迷うことがある」ということについてです。

発達障がいがある場合、他の人と自分のことを比べて思うようでないと感じることも多く、少しでも出来ないと全く出来ていないように思ってしまうこともあって、なかなか自分に対して自信が持てないことが多いように思います。

自分への評価が低い状態で、さらに否定されたり、自分がもっと低くなってしまうような誤解をされたりするのは、耐えられないのではないでしょうか。

すると、何を言うでも何をするでも、どうしたら評価が下がらないか印象が悪くならないかと、あれこれと考えてしまうわけです。

こんな自分のこと、この人はどんな顔で見るかな、変に捉えちゃったりしないかな……。

自分の気持ちの平穏を守るために、より安全な表現を探さずにはいられないのです。

人とのコミュニケーションは、捉え方が違う者同士のやりとりだと思います。

だから、自分は同じ表現をしていても、人によっては「いいね~!」という印象を持ってくれることもあれば、「何それ……。」と苦い顔をされることもあるでしょう。

でも、それを吟味して悩まないとならないのがコミュニケーション!ということになるのであれば、苦手意識が生じてしまうのも頷けますね。

 

何を言えばいいのか分からなくて返答に困ることがある

それでは3つ目の、「何を言えばいいのか分からなくて返答に困ることがある」について、お伝えいたしますね。

こちらは、相手が話している内容が分かりにくかったり、何を聞かれているのか分からない時に、どう返答したらよいものかと困ってしまうということです。

話し手と聞き手の考え方の違いや、その人それぞれの背景によって、双方の間にズレが生じることは少なくありません。

だから、どちらが悪いということもないと思います。

でもそこで、聞いてすぐに答えられないのは相手に失礼にあたるとか、1回聞いて理解できない自分が悪いなどと思ってしまうと、まごまごしてしまのです。

慣れない人とのやりとりでは、なおさら返答に困ることになってしまうでしょう。

……目の前の人ってどんな人……?どんな話題が飛び出すの……?何を返せば、どう言ったら反応がいいの……?

何か返答しないとならないけれど、何をどう言えば適切なのか分からない、という状況に陥ってしまうのですね。

更に追い打ちをかけるように、「発言のチャンスはたったの1回!間違えたら、あなたの評価は下がります!さあ!言ってください!」と、厳しい心の声も響きます。

……まずい!一体どうしたら……?

こんな窮地に追い込まれるのがコミュニケーションの場だったら、誰でも怖くなってしまうに違いありません。

はじめは、「どう言おっかなぁ~!」というくらいの軽い気持ちだったかもしれません。

でも、そんな経験を年齢とともに重ねていくうちに、コミュニケーションが苦手になっていってしまうという流れです。

 

言いたいことをまとめるのに時間がかかることがある

最後の4つ目は、「言いたいことをまとめるのに時間がかかることがある」ということについてです。

先ほどお話ししたように、発達障がいがある場合、その場にふさわしく相手に適したことを言おう!言おう!として、結局なかなか言い出せないことがあります。

そんな時に、「あれも言った方がいいのかな?」「このことも言わないと正確に伝わらないのでは?」「こっちの内容も付け加えないと誤解されるに違いない!」「もしかして、あのことも聞きたいのかしら?」などと色々考えているうちに、沈黙の時間が長くなってしまうのです。

「まあ……ここはひとまず、何か言っておけばいいか!」などと、適当に済ませるという気持ちにもなれないので、真剣に真面目に考えてしまいがちです。

だから、伝えたいことや言いたいことを自分なりに納得いくまでまとめるのに、益々長い時間かかってしまうことになります。

すると、「ちゃんと聞いてる?」「なんで黙っているの?」「考える気ないの?」などと、文句を言われたり馬鹿にされてしまうともあるわけです。

「そんなに真面目に考えなくても!」「そんなこと聞いてないよ~!」などと言われれば、何か自分が間違ったような気になってしまうこともあるかもしれません。

いたたまれない気持ちになっているうちに、その場はもう別の話題で盛り上がっていて……。

自分の声はどこへ……?

そんな体験も重なっていくと、やはりコミュニケーションは苦手で嫌なものになってしまうわけですね。

 

コミュニケーションが苦手な子にしないために親が出来ること

いかがでしたでしょうか。

今は会話で困ることがなく、コミュニケーションに苦手を感じることがないお子さんでも、もしかしたら将来的に何か行き詰まりを感じてしまうかもしれない、ということがお分かりただけたでしょうか。

ここからは、あなたのお子さんが、これからも自信に満ちたコミュニケーションをはかれるようになるために、あなたが今から出来ることをご紹介していきたいと思います。

 

今のお子さんを肯定して認めてあげる

まず1つ目に、「今のお子さんを肯定して認めてあげる」ということです。

これは、何よりもまず先に、あなたにお願いしたいことになります。

発達障がいがあるかないかに関わらず、子どもの心と体の健やかな成長にとって、親に肯定してもらえるということほど大事なことはないと、私は考えています。

自分に自信を持てる機会が少なくて、自分はダメだ!まだまだ不足している!と感じがちなお子さんの場合は、なおさらでしょう。

だから、いつでも目の前にいるお子さんを肯定して認めてあげられるように、普段からスタンバイ状態でいていただきたいのです。

お母さんであるあなたに、「あなたは今のままのあなたでいい!」と認めてもらえることで、自分に自信が持てるようになるのです。

そうして初めて、自分が外に発信することにも自信が持てるようになると思うのです。

自分らしい言葉で、自分が心地よいペースで、自分に無理のない表現に自信が持てたら、今のままのコミュニケーションでOKなんだ!と、ずっと自分を信じて進んでいけるのではないでしょうか。

 

あなたとのやりとりについての前向きな感想と理由を伝えてあげる

次に、「あなたとのやりとりについての前向きな感想と理由を伝えてあげる」ということについて、お話しいたします。

お子さんと普段何気ないやりとりをしている時に、お子さんの様子に目を向けてみましょう。

お子さんの受け答えや言い回し、お子さんが考えている様子の時の雰囲気、表現の仕方などについて、前向きな感想を伝えてあげて欲しいのです。

「その言い方、い~ね~!」

「今の沈黙と頷き、ぐっときたよ!」

短くてOKです。

更に、そう感じた理由まで、是非とも伝えてあげて欲しいと思います。

「その言い方、○○ちゃんが嬉しそうな気持ちが伝わってきたよ~!」

「今ほっぺたに手を置いて沈黙してたでしょ?深く考えてくれてるって感じだった~。頷いてくれたから安心もしたよ!」

お子さんはそれによって、自分の言動一つ一つを振り返ることが出来るようになるのです。

自分のことを客観的に見るのは、誰にとっても難しいことなので、それを手伝ってあげるわけですね。

これはまた、自分の言動が相手にどう映ることがあるのか、という想像を広げることにも繋がっていくと思います。

ありのままのお子さんへの、あなたからの感想と理由をセットにして、これからのお子さんを応援していってあげましょう。

 

ジェスチャーや合いの手のレパートリーを増やすのを手伝ってあげる

それでは3つ目の、「ジェスチャーや合いの手のレパートリーを増やすのを手伝ってあげる」について、お伝えいたします。

お子さんは、年齢を重ねて新しい学校生活を送るようになったり、学校以外のところでのやりとりが必要になったりと、色々な場面でのコミュニケーションを経験していくことでしょう。

初めて見聞きすることについて、何らかの言葉を交わさないとならないことだってあると思います。

そんな場面では、色々と考えたり、どう言おうか迷ったり、何かを警戒して黙ってしまったりするかもしれません。

その時に、何も言えない!何も出来ない!のでは、居心地が悪くなってしまうに違いありません。

でも、ジェスチャーで応じる方法もある!とか、とっさに合いの手でつなぐのもOK!と知っていれば、どうでしょう。

きっと、慣れない人とのコミュニケーション場面でも、気楽な気持ちでいられるようになるのではないかと思います。

何も特別なものでなくてもOKなので、なるべく多くストックしておくといいのではないでしょうか。

例えば、あなたがご近所の方と立ち話をする時、病院や銀行の窓口で、スーパーのレジで……、どんなジェスチャーや合いの手を活用されていますか?

是非それを、お子さんに紹介してあげてくださいね。

 

分からないときは質問すればいいことを教えてあげる

では4つ目に、「分からないときには質問すればいいことを教えてあげる」についてです。

お子さんには是非、分からなければ質問すればOK!ということを、教えておいてあげて欲しいと思います。

分からないことはダメなことではないし、聞くことは恥ずかしいことでもない、ということを、折に触れ口に出して言ってあげましょう。

そんなこと、小学校や中学生で習ったはずじゃ……と思われるようなことでも、全然OK!

「すみません、もう一度言ってもらえますか?」

「それは、○○ということと同じでしょうか?分からないのですが……。」

お子さんと一緒にいる時に、あなたが実際にどなたかに質問する姿を、見せてあげるのもいいと思います。

できれば、その時のあなたがどんなタイミングで、どういう言葉で、どのくらいの文章の長さで、どんな雰囲気や表情で質問してみたのか、具体的に紹介してあげることをお勧めいたします。

お子さんが今後、「困ったな~」という場面に出くわした時に、あなたから教わったことを頼りに、心強い気持ちで立ち向かっていけるはずです。

そして、お子さん一人でコミュニケーション場面を通過できた時!

それは必ず、お子さんにとっての大きな大きな自信になるに違いないのです。

 

正解は1つではないことを教えてあげる

最後の5つ目は、「正解は1つではないことを教えてあげる」ということになります。

お子さんが、会話の中で何についてどう返していいか分からなくなった時でも、相手の様子にどう反応したらいいのか迷ってしまった時でも、このことが頭にあれば、必要以上に窮地に追い込まれることはないのではないでしょうか。

これもOK!それもOK!こっちでもOK!正解は1つではないのだから!

そんな風に捉えることが出来たら、自分を苦しめる考えや思いにしょっちゅうキツく縛られ続ける、ということはなくなると思います。

何をしても不正解にならないと知っていれば、いつもの自分らしいコミュニケーションがOKだと分かっていれば、気楽になれますよね。

リラックスした気持ちでその場に居られて、嫌な気持ちを後々まで引きずることもなければ、すんなりと歩みを先へ進めていけるはずです。

次のコミュニケーション場面に向かっていく気持ちを邪魔する、苦手意識という壁も見ずにすむかもしれません。

そうやって、色々な人とのやりとりにチャレンジして、片っ端からクリアできる自分を感じられたら、自信もつけていけるとは思いませんか?

これは、何もコミュニケーションに限ったことではありません。

私たちの生活全般、ひいては大きく人生においても共通することだ、と私は信じています。

そんな素敵なこれからを、あなたのお子さんにプレゼントしてあげましょう!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がいだとコミュニケーションが苦手になる?親が今から出来ること!というテーマでお届けしてまいりました。

発達障がいがあるお子さんの場合、間違ってしまったり否定されてしまうことに、大きな不安を感じていることが少なくありません。

だから、正解が分からないと窮地に追い込まれたような気持ちになったり、慣れない人と話すのを避けたくなったりして、コミュニケーションに苦手意識を持つようになっていってしまうことがあるのです。

ご家庭での日頃のやりとりの中で、お子さんの反応や考え、質問してきてくれたこと等を、そのまま認めて褒めてあげましょう。

お子さんらしいコミュニケーションに自信を持って、それを大事にしていって欲しいですね。

 

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それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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