発達障がいで学校行きたくないという中学生への対応!寄り添いが第一!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたのお子さんは、中学校に上がってから、学校に行きたくないと言い出すようになったのではありませんか?

お子さんの発達が気になっていて、そのことと何か関係がありそうだと知って、どうしたらいいものかとご心配なのではないかと思います。

あなたのそんなお気持ち、私はとても素晴らしいと思います。

私も我が子のことを心配していたことがありますが、あなたのようには気づいてあげられていなかったのですから。

学校を休むなんて良くない!

学校を休ませるなんて出来ない!

そんな風に考えていましたから、当時の我が子はキツかったと振り返ります。

あなたのご家族の中には、「学校に行きなさい!って言っておけばいい!」という方はいらっしゃいませんか?

「学校に行きなさい」と言って登校するなら、それでいいのでしょうか。

それとも、発達が気になるお子さんの場合には、休ませた方がいいのでしょうか。

あなたも、一体どうしたらいいものかと、お子さんの表情や声を思い出されていることと思います。

我が子にとって一番いい対応をしてあげたいけれど、分からない……。

私は、そうやって悩んでいました時期もありました。

あなたも、そうなのではありませんか?

でも、もう大丈夫ですよ。

発達が気になるお子さんが学校に行きたくないと言った時に、どうしたらいいのか、あなたに是非お伝えしたいことがあります。

そこで今回は、発達障がいで学校行きたくないという中学生への対応!寄り添いが第一!というテーマでお届けしてきたいと思います。

 

お子さんが「学校行きたくない」と言う時どんな気持ちなの?

中学生のお子さんが朝、「学校行きたくない」と言うことは、そんなに珍しくはないと思います。

そんな時、親としては「そんなこと言ってないで!早く学校に行きなさい!」と言いたくなりますよね。

でも、その前にちょっと立ち止まって、お子さんは一体どんな気持ちでそう言ったのか、一緒に考えてみましょう。

 

体や心の調子がなんだか変で不安

まず1つ目に、「体や心の調子がなんだか変で不安」ということです。

「学校に行きたくない」と言いたくなるくらい、体の具合や気持ちが落ちているという状況です。

頭痛や腹痛、気分不良、背中や肩が痛い、嫌な気持ちで頭が一杯、食べたくないなど、なんだか変な体の様子に不安を感じているものです。

「いつもと違って不安」「いつもと比べて変だから不安」という思いのこともあります。

ただ、発達が気になるお子さんの場合、過去の自分の記憶があまり残っていなかったりして、それまでの自分と比べることが難しいということも少なくありません。

「この不調は前にも経験したことがあるな……。」とか、「あの時は緊張していたんだっけ……。」などと原因を探って安心するという機会が乏しい場合、なおさら、「今の自分はどうしてしまったのだろう!」と心配になるはずです。

風邪を引いたのかもしれない、何か病気にかかってしまったのだろうか、もしかしたら体のどこかが悪いのではないか、……そんな不安が頭をよぎることもあるでしょう。

かつての我が子の朝の様子を思い出しても、肩や視線が落ちていて、とても不安そうな表情をしていたものでした。

 

苦しい気持ちから解放されて楽になりたい

では次に2つ目の、「苦しい気持ちから解放されて楽になりたい」についてお伝えいたします。

自分に「学校に行きたくない」という思いがあることが分かっていて、その嫌なことから解放されたい、逃げて楽になりたいという気持ちになっているということです。

こちらも自然な気持ちの流れだと思います。

嫌なことがあって、それに自分から進んで向かっていきたい!とは、なかなか思えないものです。

嫌なことを変えられるかもしれないという考えや、嫌な気持ちを軽減させる方法などを、まだ知らない場合には、それを回避する手として「逃げる!」は簡単で手っ取り早くすぐに出来ますものね。

 

学校に行かなくちゃと思っているから言い出しにくい

それでは次に、「学校に行かなくちゃと思っているから言い出しにくい」ということについてです。

体や心の調子が変で不安だったり、苦しい気持ちから逃げたくても、お子さんの気持ちは決してそれだけではありません。

学校には行かなくちゃならない!と、思っているはすです。

学校は休んではいけない!と思っているから、きっとすごく勇気を出して口にするのではないでしょうか。

「そんなこと言ってないで、早く行ってらっしゃい!学校行かないと間に合わないよ!」と、言われてしまわないだろうかと不安だったはずです。

お母さんであるあなたが、どんな顔をするか、どんな反応をするか、ドキドキして怖くて、言い出しにくかったに違いありません。

学校を休むことは、あなた以外のご家族の耳にも入るでしょう。

「何て言われるだろう……やっぱり怒られるかな……。」そんな不安や心配も抱えながら、お子さんはそれでも言った、ということです。

そんな気持ちのお子さんが、今あなたの目の前にいるのだと私は思います。

 

学校を休むと先生や友達に何か言われないか心配

では4つ目に、「学校を休むと先生や友達に何か言われないか心配」ということをお伝えいたします。

学校を休んだ自分に対して、先生やお友達はどう思うのか心配になるわけです。

次学校に行った時に、どんな反応をされるだろうか?何を言われるだろうか?と、不安にもなるでしょう。

「どうしたの?」「なんの病気?」「どこの病院に行ったの?」等々と聞かれて、一体どう答えたらいいのでしょう。

ずる休みなんて思われてしまわないだろうか……。

もしかして、誰にも何にも言われなかったら……助かるけれど、自分は誰にも気にしてもらえない存在なのかな……。

心配と不安が入り交じって、それだけでも体調が悪化してしまいそうですね。

 

学校の勉強が分からなくなってしまわないかと心配

では最後に、「学校の勉強が分からなくなってしまわないかと心配」ということについてです。

中学校の勉強は、小学校の時と比べて、どの教科書も厚くて文字も細かくて、それなのに一度にたくさん進みますよね。

学校を休んで、もともと難しい勉強が、全然理解できなくなってしまったらどうしよう……。

宿題もプリントも、色々いっぱい溜まってしまったら困っちゃう……。

自分が休んでいた日に勉強したところを、先生が次の時間にわざわざ、自分のためだけに、もう一度話してくれるようなことがあったら、目立ってしまわないかな、嫌だな……。

学校に行きたくはないけれど、こんな風にガンジガラメになっていて、とても苦しいのだと思います。

 

「学校いきたくない」という気持ちに寄り添ってあげる対応とは

いかがでしたか?

お子さんの「学校行きたくない」という声の向こうの、心の内も想像していただけたでしょうか。

かつての我が子の様子を思い出しながら想像していたら、私まで緊張してハラハラと不穏な気持ちになってしまいました。

さて、それではここからは、そんなお子さんの気持ちに寄り添ってあげられる対応について、ご紹介していきたいと思います。

 

お子さんの話す内容に耳を傾けてあげよう

まず第一に、「お子さんの話す内容に耳を傾けてあげよう」ということです。

何を置いても、まずはお子さんの言うこと、話すこと、つぶやくことに耳を傾けてあげましょう。

していることの手をちょっと休めて、お子さんの方に体を向けてあげられたら、なお素敵ですね。

あなたは、「学校に行きたく……。」と聞こえた途端、びっくりしたり嫌な気持ちになるかもしれませんね。

もしもそれが顔に出てしまっても、OKだと私は思います。

戸惑いや困惑、混乱や不安、色々な気持ちが押し寄せても大丈夫です。

あなたがお子さんの声を聴いてあげられれば、お子さんはきっと安心できて笑顔になれます。

大丈夫、私たち親子がそうでしたから。

「どうしたの?」「学校に行きたくないの?」「どこか調子が悪いの?」「大丈夫?」

お子さんは、あなたの声かけを待っていますよ。

ちょっとした短い会話のやりとりだけでも、お子さんは安心できて、いつものように登校できるかもしれません。

私もそうやって、耳を傾けることの効果を実感してきました。

 

遅刻や早退ときには学校を休むことが必要なことも

次に、「遅刻や早退ときには学校を休むことが必要なことも」ということについてお話しいたします。

お子さんが訴える体調不良の様子によって、または体調以外の話の内容によっては、学校には行くけれど早退する!ということになるかもしれません。

登校前の短い時間では、お子さんの気持ちがまとまらず、その日は遅刻して登校する場合もあるでしょう。

でも、遅刻して教室に入っていくのは、だいぶん勇気がいるものです。

中学校によっては、遅刻してそのまま教室に入っていくわけにはいかず、一度職員室に寄って、連絡や挨拶などをしないとならない場合もあるでしょう。

それが悩みの種の一つであれば、いっそのこと!欠席!という選択もあるわけですね。

「学校に行きたくない」は、「その日は学校に行かない」という決定事項ではないはずなんです。

学校に行きたくない気持ちがあって、そこには他にどんな気持ちがあるのか、だからどうしたいのか、そこからじゃあ実際にはどうするか……?

あなたとお子さんで、あれやこれや色々と考えて、それを共有して一緒に考えて、どうするか選んで決めていっていただきたいと思います。

その間にも、お子さんの色々な考えや気持ちを否定することなく、よく聴いてあげましょうね。

 

休むなら1日お家でどう過ごすか一緒に考えてあげよう

それでは、3つ目の「休むなら1日お家でどう過ごすか一緒に考えてあげよう」についてです。

お子さんと色々話し合って、その日は学校を休むとなったら、どうやって過ごすことにするか、是非一緒に考えてあげてくださいね。

「学校に行きたくない」心境なので、いつもの元気一杯のお子さんではないのは確かですから、無理は禁物です。

時には、1日中リラックス三昧で、テレビを観て昼寝をして……でもOKでしょう。

でも、学校に行かなくていいだけで、だいぶん気持ちがほっとしていられるのであれば、家で勉強して過ごすのもいいと私は思います。

本来なら、学校に行って勉強して人と過ごして……というのが、中学生のお子さんの役目でもあり、成長段階で必要とされる課題でもありますよね。

だから、これもお子さんと相談してですが、例えばその日1日リラックスした気持ちで、でも少しは緊張感を持って過ごせるように、学校の時間割を参考に過ごしてみるのです。

  • 普段学校に行っている時間帯のテレビやゲームはNG
  • 掃除時間は机の上の紙くずを一つ捨てたらOK
  • 家庭科と称してお菓子を一緒に作って食べる

たち親子は、こんな内容を考えて過ごしたことがあります。

まず1時間目に「2人学活!」をして、お子さんとの状況やそれぞれの考えに合わせて決めていくのも面白いですね。

お子さんのための計画を、あなたが一緒に考えてあげることで、お子さんが主体的にメリハリを持って過ごせるように応援してあげられるに違いありません。

 

日中頑張ったお子さんを認めて褒めてあげよう

では最後に、「日中頑張ったお子さんを認めて褒めてあげよう」ということについてお伝えしたいます。

お子さんがその日、学校に行っても行かなくても、1日活動したお子さんの頑張りを認めて、褒めてあげましょう。

学校に行きたくない気持ちがあったのですから、きっと今日1日学校で過ごすのは大変だったでしょう。

あれもこれも頑張って学校生活をこなしてきて、重いカバンを持ってやっと帰宅したお子さんを、ねぎらってあげたいですね。

お子さんの学校での話に、ここでもまた耳を傾けてあげて欲しいと思います。

1日お家で過ごした場合でも、一緒に考えた計画通りでなかったとしても、褒めてあげられるところは、きっといっぱいあるはずです。

それを是非、ご家族がいらっしゃるところで、言葉に出して共有していただきたいと思います。

お子さんが、今日1日の自身のあり方を前向きに受け止められるよう、応援してあげましょう。

お子さんは何かしら考え、自分自身の気持ちと向き合い、それを深めた1日だったはずなのです。

それを、引き出してあげられるのも、あなたなのです。

是非、引き続きいつでも、お子さんの声に耳を傾けてあげてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、発達障がいで学校行きたくないという中学生への対応!寄り添いが第一!というテーマでお届けしてまいりました。

発達障がいの疑いがあるお子さんの場合、学齢が上がるにつれて、ご本人の苦手とするところと学校生活との相性が合わなくてなってくることがあります。

そのような中で精一杯頑張っていると、だんだん疲れがたまってきてしまって、時には息抜きが必要になるのかもしれません。

学校を休みたいと言うお子さんの気持ちに寄り添ってあげながら、毎日の頑張りに耳を傾けてあげましょう。

お母さんであるあなたにゆっくり話を聴いてもらえたらきっと、また頑張ろう!そんな気持ちの充電ができますよ!

 

お子さんが「学校に行きたくない」と言う理由については、あなたは既にご承知とは思いますが、今一度思いを巡らせていただくと、お子さんにもっと寄り添ってあげられると思います。

『発達障がい疑いが原因?学校行きたくないという中学生の声は要注意!』

どうぞ参考にされてくださいね。

 

 

それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です