発達障がいの子を親が嫌いにならないためのコツ

こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。
あなたは、我が子が発達障がいかも!と分かった時から、ずっと気を張り詰めて頑張ってきていることでしょう。
ご自分のことは、どうしても後回しになって犠牲にしてばかり。
それなのに、お子さんは思うようにならず、夫さんもねぎらってくれない……。
もしかして、そのことで可愛かったお子さんや大好きだった夫さん、ひいてはご家族全員までが嫌いに思えてしまうことはありませんか?
私も、そんな時がありました……親なのに我が子を好きでいられない自分なんて許せない!とも思っていました。
あなたも、お子さんや夫さん、ご家族を嫌いだなんて思いたくないですよね?
ずっと優しいあなたでいたいはずです。
だけど、それが思うようにならないから、ご自分を責めながら苦しい思いをされているのですよね。
でも大丈夫です、あなたがお子さんを嫌いにならないでいられるコツがあるんですよ。
そこで今回は、発達障がいの子を親が嫌いにならないためのコツをご紹介したいと思います。
Contents
発達障がいの子を嫌いになってしまう理由
あなたは本当は、お子さんや夫さん、ご家族のことを嫌いになんてなりたくないはずです。
前は大好きだったのに……。
こんなに嫌いになったことなんて無かったのに……。
それなのに、一体どうしてしまったのでしょう?
これから一緒に、それを考えてみませんか。
何があなたに「嫌い」という気持ちを持ってきてしまったか、まずはその理由を探してみましょう。
そうしたらきっと、後からご紹介する「コツ」の効き目も高まりますよ。
理由1.自分の頑張りが反映されない
まず1つ目の理由は、「あなたの頑張りが反映されない」ということです。
考えてみれば当然のことだとは思いませんか?
だって、何もしていないどころか頑張っているのに、目にみえて改善していく様子が感じられないのです。
しかも、良くなって欲しいと思っていることが、何も変わらないんです。
これでは、単純に「嫌」になってしまいますよね。
私は、自分の頑張りと我が子の好転は、簡単に比例するもんだろう……とさえ思っていましたから、比例どころか変化なし!という状況には、とてもガッカリさせられていました。
さらに、目に見えた変化がないので、当然、私が何をしても褒められることだって無かったわけです。
自分の頑張りを感じたいのに、目からも耳からも何も感じられない毎日だった、ということです。
あなたは、いかがでしょうか?
ご自分の頑張りがどこにも反映されていなかったら、それを提供してくれるはずのお子さんを嫌いだと思うのは自然な気持ちですよね。
そしてあなたは、夫さんやご家族の方々も自分の頑張りを認めてくれていないのでは……と、不安になったりがっかりしてしまうのではないでしょうか。
理由2.自分を犠牲にしている
では理由の2つ目、「ご自分を犠牲にしている」についてです。
私の場合は、こちらの状況も、ごくごく自然な流れで強烈に襲ってきました。
あなたは、お気づきではないかもしれませんが、実はだいぶんご自身を犠牲にされてきているのではないでしょうか。
誰だって、自分のしていることの結果が出なければ、頑張りが足りないのかな……と考えますよね?
頑張りが反映されない原因を考える時に、色々と思い浮かぶとは思いますが、その中に「自分のせいかも?」と思ってしまうことはありませんか?
もっと、いっぱい頑張らないと駄目なんだ!
きっと、他のこともしなくちゃいけないんだ!
そうやって、良かれと言われる方法は、初めてであろうが、少々大変だろうが、何でもをやってこられたと思います。
これまでの育児では考えもしなかったことや、これまで誰にも教えられてこなかったことだってあったでしょう。
初めてみる言葉があったら、夜遅くまで調べて理解を深めて……知りたいことの相談のために、ここなら!と思いあたるところに平日予約をとって出向いて……。
それらを、これまでの家事や育児、または外でのお仕事の他にこなすのですから、当然、睡眠時間を削るしかないわけですよね。
それでも、お子さんを思えばこそ、効果を出して楽にしてあげたいと強く願うからこそ、犠牲にしているとは思わなくても、ご自分を犠牲にしてきてしまっていたのではないかと思います。
理由3.嫌いな自分は家族をも嫌いになる
それでは3つ目の理由、「自分を嫌いな自分は家族をも嫌いになる」についてお話しいたします。
自分のことが好きじゃないのに、自分以外の人を好きになるなんて難しいと思いませんか?
あなたは、自分の頑張りがたりないと思い、知らず知らず自分を犠牲にし続けて、心も体もボロボロになっているのではないでしょうか。
私は、何しろ時間も気持ちの余裕もなくなっていたので、実際に鏡を見ることもないのですが、肌も髪もガサガサな感じで、顔つきも暗く必死な感じだったろうと思います。
あなたは、スーパーのガラスに映る自分の姿を見て、こんなに尽くして頑張っているのに……と涙することはありませんか?
それなのに、何も出来ていない自分なんて……と、お子さんを思って涙が止まらなくなったりすることもあるのではないでしょうか?
そして、あなたをそんな風にさせているお子さんや夫さんを、不本意にも嫌いたくなってしまうのではないかと思うのです。
そんなご自分を、あなたは気に入っていますか?好きですか?
好きなはず……ありませんよね。
お子さんや夫さんを嫌いになっているご自分も、嫌いだと強く思うはずなんです。
自分には与えないで、自分以外のお子さんや夫さん、ご家族の方々に優しい気持ちをお裾分けするなんて……。
ご自分もご自分以外の人も好きじゃない!可愛くない!大事に思えない!嫌い!
そして、嫌いになる自分も嫌い!
そうです、悪循環の中で、フラフラになりながらも頑張っているうちに、その「嫌い」という気持ちが家族全員にまで広がっていってしまうのですね。
発達障がいの子を嫌いにならないためのコツ
いかがですか?
あなたにも、お子さんや夫さん、ご家族を嫌いになる理由が当てはまっていましたか?
もしかしたらそのせいで、あなたの優しい気持ちは、どこかに追いやられてしまっているだけかもしれません。
だから是非、これからご紹介するコツを読んでいただきたいと思います。
きっと、「嫌い」という気持ちにならなくてすむに違いありません。
コツ1.子どもや家族の何が嫌いなのか整理する
1つ目のコツは、「子どもや家族の何が嫌なのか整理する」ということです。
あなたは、お子さんや夫さん、ご家族の何もかも全てが嫌いになってしまったのでしょうか。
そうではないはずです。
お子さんの寝ている顔を見て優しい気持ちになったり、夫さんの笑う姿に嬉しくなったりしませんか?
自分で着替えをしているお子さんを見て安心したり、ご家族の方々とお子さんが穏やかに話す声にほっとしたりすることもあると思います。
実は私は、それすら「嫌い」に傾いていたことがありますが……。
あなたは、お子さんやご家族の「何か」だけが嫌いになっているのだと思うんです。
そこで、それが何なのか、どんな時の、どんな場所で、そこには誰がいて、どんな風に嫌なのか等々を、整理してみて欲しいのです。
ここまでが、コツの1つ目です。
「嫌」な「何か」を整理するだけです。
ここで大事なお願いがあります!
「嫌」な「何か」を整理する時に、その「何か」に○や✕を付けたり、ジャッジしたりしないようにお願いします。
他のだれかと比べたり、以前の良かったことと比べたり、あなたの理想と比べたり、そんなことはしなくて大丈夫です。
もしかして、○や✕を付けておかないと、あなたが誰かに何か言われてしまうのですか?
もしかして、ジャッジしないと、あなたが駄目な親だと思われてしまうのですか?
そんなことはありませんよね?
それならば、ここではお子さんやご家族の何が嫌なのか整理するだけにしましょう。
そして、お子さんや夫さん、ご家族全員のまるごと全てを嫌いになってしまっているわけではない、ということを再確認してみてくださいね。
コツ2.頑張りの理由と目的を思い出す
それでは次のコツ、あなたの「頑張りの理由と目的を思い返す」についてです。
こちらも、頑張りが反映されない!犠牲を払ってばかり!みんな嫌い!という気持ちに、ご自身が埋もれてしまっている時には大変有効です。
私も、自分自身が埋もれてしまっている時、自分の頑張りの理由と目的を思い返すことで、本来の望みを思い返すことができました。
あなたも、あなたの望みの根本にある、大事な思いが何だったか、思い出してみましょう。
お金がかかるから頑張っているんだし、お金が減らないようにする……のでしょうか?
時間がかかってしまうから、早く済ませるためよ……だったでしょうか?
人目が第一だからね、見た目や振る舞いに注意を払うのよ……ですか?
そんな理由が多ければ多いほど、あなた本来の大事な思いは埋もれてしまいます。
今あなたが頑張って犠牲を払っているのは、そのような理由や目的のためなのでしょうか?
そうであるならば、あなた以外の何かの都合のために、あなたがボロボロになっている、ということになってしまうのですが……。
何かズレてきていませんか?
あなたは、お子さんの幸せのために、夫さんの幸せのために、ご家族全員の明るい笑顔のために頑張っておいでなのですよね?
だからこそあなたは、ご自身の安心や幸せ、笑顔を守るために、身を粉にしているのだと思います。
でも、それでは残念なことに、本末転倒になってしまっているということです。
これからは、常に、頑張りの理由と目的を思い返すことを意識してみてくださいね。
すると、次にご紹介する3つ目のコツの効果も高まりますよ。
コツ3.自分をじめない
それでは3つ目のコツ、「自分をいじめない」についてお伝えいたします。
ここまで読まれてきたあなたは、「あれ?どうして私、ボロボロになっているんだっけ……?」って、思えるようになっているのではないでしょうか。
それならば、是非こちらの3つ目のコツも意識してみてくださいね。
例えばですが、これまでのあなたは頭の中で、ご自分にこんな気持ちを持っていませんでしたか?
「もっとやりなさいよ!」
「そんなことも、できないの!」
「他のお母さんは頑張れているんだから!」
「あと少しなら踏ん張れるでしょ!」
「もう諦めるの?諦めていいと思っているなんて!」
「あなたには、がっかりだわ……。」
これでは、既に十分頑張っていて、ボロボロになって苦しんでいるのに、さらなる要求や脅しとも取れるセリフを投げかけていみたいですよね。
つまり、ご自分をいじめているのと同じではないかと思うのです。
どうかこれからは、ご自分をいじめるのは止めてくださいね。
そして、お金や時間のことも、学費や仕事のことも、立場も体裁も、ご親戚の助言も職場の声も、あなたを育ててくれた親御さんの教えも、身近にいる夫さんの反応も、人目も何も、ひとまず脇においておきましょう。
そうしたら、ご自分に何て言ってあげたいですか?
決して、ご自分をいじめるようなセリフは思い浮かばないでしょう。
「毎日毎日ありがとう、ずっと、よくがんばっているね。私が笑顔になれるように、毎日がんばってくれているんだね、本当にありがとう。」
いかがでしょう。
そんな気持ちを大事にしながら、今後のご自分を見守ってあげて欲しいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、発達障がいの子を親が嫌いにならないためにすること、をテーマにお伝えいたしました。
発達障がいの子どもや夫さん、ご家族の何が嫌なのかを整理して、 あなたの頑張りの理由と目的を思い返すことができたら、 ご自分をいじめる必要がないことに、気がつかれたのではないでしょうか。
その感覚を忘れずに、これからも3つのコツを繰り返していってくださいね。
そうしたらきっと、お子さんや夫さんだけでなく、ご家族までも嫌いだなんて思うことなく、 優しい気持ちのあなたでいられますよ。
それでは、今回はこれにて失礼いたします。
最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。
感覚チューニスト ゆう