発達障がいは親の対応で変わる!心がけたい3つのこと!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたは、発達障がいがあるお子さんへの対応に、難しさを感じることはありませんか?

あなたの声かけに、お子さんが何故かイライラしたり怒ったり、黙ってしまったりと予想ができないこともあるのではないでしょうか。

お子さんが失敗しないですむようにと、色々アドバイスしても機嫌が悪くなってしまって、面白くない気持ちになることもあると思います。

私は我が子を注意する時には、親にされて嫌だった、頭ごなしに強い口調で「ダメ!」と言うことは避けていました。

また、できるだけ分かりやすく、的確に言っているつもりでした。

それなのに、我が子に歓迎されないことがあり、どうしたらいいのかと困っていた時期がありました。

あなたも、そうではありませんか?

あなたのせっかくの対応が、お子さんには受け入れられず事態は変わらないまま……そんな悩みもあるでしょう。

一体何がいけないのでしょうか。

当時私は、自分の対応は間違っていないはずだと思っていたのですが、あなたはいかがですか?

もしかしたら、あなたの対応も今のお子さんには合っていないのかもしれませんよ。

「え……そんな……私間違っているの……。」って、複雑な気持ちになられましたか?

でも、大丈夫ですよ。

お子さんのことを思うからこその、あなたの声かけや貴重なアドバイスは、ちょっと工夫すれば受け入れてもらいやすい対応になるはずです。

そこで今回は、発達障がいは親の対応で変わる?心がけたい3つのこと!というテーマでお伝えしいこうと思います。

 

あなたはお子さんにこんな対応をしていませんか?

親が良かれと思ってする対応って、何故か子供には受けが良くないことってありますよね。

お子さんに発達障がいがあると、普段の何気ない注意やアドバイスであっても、うまくいかない場面が多いように思います。

そこでまずは、私の過去を参考に、日頃やってしまいがちな子供への対応を考えていきましょう。

 

長々と詳しく説明しながら注意する

まずはじめは、「長々と詳しく説明しながら注意する」ということについて、お話ししようと思います。

私の場合は我が子を注意する時に、だらだらと話しまったり、色々と説明をつけ加え過ぎたりと、どうしても長くなりがちでした。

「これは良くないよ。もっとちゃんとしておいた方が、どっちかというといいと思うよ。どうしてかというと─────。あの時のことを思い出しても─────。」

「それはしてはいけません!それをすると例えば─────。そう考えると、それなりにしっかりしないとね。あなたも─────でしょ?そうしたら─────。」

今思えば、だいぶん回りくどくて繰り返しも多かったですね。

でも、それには私なりの理由があって、厳しくならないように!少しでも険しい感じにならないように!分かって欲しい!という気持ちがあったのです。

だから、我が子が黙っていて返事がなかったりすると、理解できたのかどうか分からなくて、言い方や表現を変えたりして、さらに話を続けるといった具合でした。

そんな私は後々、だらだらだらだらとした話は我が子にとって、もう聞き飽きて面倒くさい気持ちだった、ということを知るのです。

また、一度に色々なことを言っていたので、結局どうして欲しいのかは伝わっていなかったようなんです。

今となっては、もう笑い話ですが、私が頭をひねって一生懸命、切々と我が子を思って注意していたのは、結局なんだったのでしょうね!

 

あなたが良かれと思うアドバイスをしている

では次に、「あなたが良かれと思うアドバイスをしている」についてお話しいたします。

これもかつての私そのままですが、我が子には、私が色々と総合的に考えた良かれと思うアドバイスをしていました。

アドバイスというよりは、言い聞かせるといった方が表現が合っていたかもしれません。

「帰ってきたら、まずはハンカチとかの洗濯物は出しなさいね!」

私とすると、洗濯物の出し忘れはして欲しくなかったし、我が子だって次の日に同じものを持っていくのは嫌だろうと思っていたからです。

ところが、人って違うものですね。

我が子は、そうは思っていなかったのです。

  • 登校前の朝、ポケットに入っている前日のハンカチを洗濯に出して、ついでに新しいハンカチと交換したい。
  • 帰宅後にポケットからハンカチを出し、翌朝またハンカチを忘れないようにポケットの中を確認するのは、二度手間になって面倒。
  • カバンの中に予備のハンカチを何枚か入れてあるので、毎日毎日交換しなくても大丈夫、忘れても大丈夫。

これを知って私は、「むむ!確かに!説得力がある!」と思いました。

他にも、服の片付けが苦手だから、学校の大事なプリントも行方不明になるに違いないと決めつけてしまい、我が子に嫌な思いをさせたこともありました。

私は自分では気がつかないうちに、我が子を信用していないような言動をしていたのです。

 

お子さんに伝わりにくい表現をしている

それでは3つ目の、「お子さんに伝わりにくい表現をしている」についてです。

これは例えば、先にご紹介した私のような、「もっと」「ちゃんと」「どっちかと言うと」「あの時」「それなりに」「しっかり」などの表現や、だらだらと遠回りな言い方が当てはまります。

こういう言い方だと、「どのくらい?」「どんな程度?」「結局どっち?」「いつのこと?」などの疑問がわきやすいようです。

他にも私は、台所仕事をしながら、声だけで我が子に言いたいことを言うこともあったため、時には我が子が自分からしていた行動を無視した言い方になってしまっていたこともありました。

また我が子は、お友達が小学校で厳しく指導されていた、「『分かりましたか?』の返事は『はい』ですよ!」というのが正しいと思い込んでいたので、確認されたら返事は「はい」しかないと思っていたらしいのです。

その結果、私が最後にビシッと言うシメの「分かった?」という脅しにも似た確認に、何について確認されているのかも分からないし、納得もできてはいないままだけれど、ひとまず返事をしておくという状況もあったようです。

それなのに私は、「ちゃんと返事してくれないと困るよ!そんなんじゃ分からないよ!」などと、益々あやふやな表現をしながら怒り出したりしていました。

こんな状況では……誰だって聞きたくない気持ちになりますよね。

つくづく、頭ごなしに「ダメ!」とは言わなかっただけで、私のような対応は大いに問題ありだったと分かります。

 

発達障がいがあるお子さんへ心がけたい対応とは

いかがでしたか?

あなたにも、日頃思い当たる対応があったでしょうか。

ついつい、親の立場で考えて言ってしまったり、何かをしてしまうことってありますよね。

ここからは、その後私が修正したことで、我が子にとって受け入れやすくなった対応をご紹介いたします。

あなたが、お子さんへ何かアドバイスしてあげたくなった時にも、参考にしてみて欲しいと思います。

 

お子さんの近くで穏やかな口調で端的に伝える

まず1つ目は、「お子さんの近くで穏やかな口調で端的に伝える」ということです。

お仕事や家事で、手が話せないこともあるとは思いますが、出来ればお子さんの近くに行って、目を見て声をかけるようにしましょう。

お子さんが何をしているか見えないまま声をかけてしまうと、先の私のように、その時のお子さんの状況に合っていない対応になってしまうことがあるからです。

また、遠くの方から声を張り上げると、場合によっては強い口調で怒っているのではと勘違いされてしまうこともありますから、それも防ぐことができます。

そして、穏やかな口調で静かに、ゆっくりとした速さで話しかけるように、心がけて欲しいと思います。

近くでいきなり強い口調や早口で話しかけられたら、一方的に聞こえてイラっとした気持ちにさせてしまうかもしれません。

もしかすると、お子さんが何かに夢中になっているところだったりすると、内容を聞き逃して怒られたと思ってしまうこともあるでしょう。

お子さんのところに向かう途中で、深呼吸をしてみるのもいいと思います。

その間に伝えたいことを整理できれば、だらだらと話す必要もなくなり、必要なことだけ短く端的に伝えられるのではないでしょうか。

お子さんの近くで目を見て話すことで、お子さんがどのくらい理解でいているかも分かりますね。

 

お子さんの立場で何に困っているのかを想像する

では2つ目の、「お子さんの立場で何に困っているのかを想像する」についてです。

お子さんに注意やアドバイスをしたい時には、「今のお子さんだと……その状況だったら……。」と、想像してみて欲しいと思います。

あなたが良かれと思うアドバイスは、あなたが注意されずに済んだ体験や、成功できた経験からくる手順だったりするかもしれませんね。

ただ、それと全く同じ方法が、はたして今の状況のお子さんにも一番いい方法なのかということは、常に考えに入れておいた方がいいと思うのです。

私のように、洗濯の都合があり困っていたのは私であって、我が子はそのことについては何も困っていなかった、ということもあるわけです。

宿題をしていない様子であっても、それは忘れていたり怠けているのではなく、何から手をつけていいか分からず困っている状況かもしれません。

物が散らかっているのは、片付けたくても場所がなくて困っているのかもしれないのです。

訊ねているのに返事がなかったり黙ったままの時には、話した内容が分からなかったり即答できなくて困っているのかも、と想像してみて欲しいのです。

するときっと、あなたの声かけや対応が、よりお子さんに寄り添った感じになり、今より受け入れられやすくなると思います。

 

お子さんが選択しやすい複数の提案の中から選んでもらう

それでは3つ目の、「お子さんが選択しやすい複数の提案の中から選んでもらう」についてご紹介いたします。

お子さんに何かして欲しい時に、お子さんがすぐに実行しやすいことなら、比較的すんなり動いてもらえるでしょう。

でも、少しでも面倒だったり、お子さんにとって都合が良くなかったりすると、返答もなく放置されてしまったり、お子さんが怒りたい気持ちになってしまうかもしれません。

そこで、お子さんがすぐに出来そうで選びやすいような、複数の提案を用意してみるのです。

例えば、「宿題をしなさい」の前に、「何の宿題があるのかを話す」や「カバンを机の上に持っていく」、「保護者宛のプリントを出す」などを提案して選んでもらうのです。

どれかが選ばれたら、お子さんが自分で選べたことについて、まずは褒めて見守ってあげましょうね。

するときっと、次の提案も進んで選んでくれると思います。

そうやって少しずつ、「宿題をする」という選択肢に近づけていくのです。

他に、返事をして欲しい時などにも、「○○は分かったかどうか」「△△はどうか」などと細かく分けて確認してあげると、お子さんは答えやすくなるのではないでしょうか。

このような対応は、もちろん時間もかかりますし、何より根気が必要でした。

でも、私が慣れていくのと同時に、我が子も自分のことは自分でどんどん出来るようになっていきました。

だからあたなにも、今のお子さんへの対応のひと工夫と捉えて、少しずつでもやってみていただけたらと思います。

 

発達が気になるお子さんへの対応については、こちらでも詳しくご紹介していますので、よろしければご覧くださいね。

⇒発達障がいグレーゾーンの子への対応は?自信につなげることが大事!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がいは親の対応で変わる?心がけたい3つのこと!というテーマでお届けしてまいりました。

お子さんに対して、こうであらねばならないという対応はないと思います。

だけど、親だから!という一方的な気持ちではなく、困っているのかもしれないお子さんに寄り添ってあげる気持ちが大切なのではないでしょうか。

お子さんを思う気持ちを、選びやすい複数の提案という形にしてあげて、是非お子さん自身に選んでもらってくださいね。

そして、お子さんの選択を信じて、温かく見守ってあげましょう。

 

 

それでは、今回はこちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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