発達障がいへの親の甘やかしとは?適切な関わりをしたいなら!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたのお子さんには、発達障がいがあるのでしょうか。

あなたはきっと、色々な本を読みあさり、ネットでも沢山調べたりして、お子さんのことや発達に関することについて理解を深めていらしたことでしょう。

だから、お子さんの言うことは否定しないで、なるべく耳を傾けて相談にのってあげているのですよね。

素晴らしいと思います!!

だけど、それに対するご家族の反応が、実は思うようではないのではありませんか?

「何でもかんでも聞いてやって、何を甘やかしているんだ!」

「すぐ親に聞けばいいと依存的な人間になってしまうぞ!そんなの良くないに決まっている!」

中には、そんなお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そう言われてしまうと、自信がなくなってしまうし、一生懸命やっているのにと悲しくなってしまいますよね。

私もそうでした。

私がしていることは甘やかしなの?

この子のためにはならないってこと……?

あなたも、もしかしたら良くないことをしてしまっているのではないかと、不安になってしまっているのではないでしょうか。

でも……、あなたは発達障がいがあるお子さんへの対応を学ばれて、それを実践されているのですよね。

そうであれば、それが甘やかしになってしまうことがあるのでしょうか?

それが整理できないと、どうするのがいいのかと迷ってしまいますよね。

我が子の相談にのりながらも、暗い気持ちになったり上の空になったりしてしまうことが、かつての私にもありました。

あなたもそうではありませんか?

お子さんにどう対応したら甘やかしにならないのかが分かれば、あなたはゆったりした気持ちでお子さんの話に耳を傾けてあげられるのに、今はそれが出来なくて不安な気持ちにもなってしまっているのではないでしょうか。

大丈夫ですよ!

あなたに安心した気持ちで自信を持っていただきたくて、お伝えしたいことがあるのです。

そこで今回は、発達障がいへの親の甘やかしとは?適切な関わりをしたいなら!というテーマでお届けしたいと思います。

 

発達障がいがある子どもへの親のこんな関わりは甘やかし

発達障がいがあるお子さんに、愛情もって丁寧に対応されているお母さんは沢山いらっしゃると思います。

その一方で、その一生懸命な関わり方について、甘やかしだ!と問題視したり否定するご家族も少なくないでしょう。

まずは、どういった関わりだと甘やかしになってしまうのか、一緒に考えてみませんか!

 

子どもの要求に言われるがまま応じたり根負けする

まず1つ目に、「子どもの要求に言われるがまま応じたり根負けする」ということがあります。

何でもかんでも、お子さんの要求や言い分を飲み込んであげるのであれば、それは甘やかしになると私は考えています。

「ねえ、お母さん○○して~!」

「○○ね、ハイハイ分かったわよ。」

例えば、お子さんからの要求が高額なものだったり、次から次にお願いばかりされていても、すぐOKを出してまうような状況です。

時には、「それは高すぎるから無理よ。」「この前買ってあげたばかりじゃない……。」と、たしなめることもあるかもしれません。

それでも、お子さんが引き下がってくれないことってありますよね。

「え~!!前に買ってくれたのも、同じ値段だったのにぃ?どうしてダメなの?ねえ、どうして!どうして!」

「みんな新しいのを持っているんだよ。きっと自分だけ恥ずかしい思いをするんだ……お母さんはそれでもいいの?」

などと言われてしまって、仕方なく根負けしてしまうのです。

ご家庭によって色々なやりとりがあるとは思いますが、最終的にはお子さんの要求を毎回毎回そのまま受け入れてしまうのは、甘やかしているだけなのではないでしょうか。

 

人を傷つける子どもの言動を容認したり放置する

では2つ目の、「人を傷つける子どもの言動を容認したり放置する」ということについて、お話しいたします。

お子さんの言動によって、人の心が傷付いてしまったり、誰かが体に痛みを覚えたり怪我をしてしまう、またはそうさせてしまいそうな場合に、それを容認したり知らないふりなどをして放置してしまうことは、自分勝手をさせているだけの甘やかしなのではないでしょうか。

ここで私が言っている「人」とは、お子さん自身のことも含めて、全部の人を指しています。

「注意したら怒りだすし、余計に面倒なことになる。」

「そのくらいなら、みんなやっている程度だろうし。」

「ちょっと忙しいし、どうにかなるでしょ。」

例えば、親のこんな思いの裏で、誰かが傷ついてしまうのです。

それなのに、そのことに関わったお子さんは、自分のしたことを振り返ることもなく、自分はどうしたら良かったのか考える機会もないままになるわけです。

次もまた、自分の感情のままに、それによって何がどうなるかも考えられずに、言動に移してしまうでしょう……。

言っていいこととそうではないこと、やっていいこと良くないことの判断を、自分ではつけることが出来ないまま、成長していってしまう可能性があります。

我が子の幸せを願う親にとって、それでは不本意な結果となってしまうに違いありません。

 

子どもの先回りをして手出しをしたりお金を出したりする

それでは最後に、「子どもの先回りをして手出しをしたりお金を出したりする」についてです。

お子さんの、その時その時の状況によっては、もちろん助けてあげること、手伝ってあげることは必要でしょう。

ただそれが、必要以上になってしまっていたら、それは甘やかしになってしまうと思うのです。

あなたは、お子さんが自分ですると失敗してしまうのではないかと、ご心配なのでしょうか?

もしくは、とても大変な思いをされたことがあるので、お子さんにはそんな目に遭って欲しくない!と、強く願ってやまないのかもしれませんね。

私も、我が子たちに悲しい思いや苦しい思い、心身ともにしんどくて泣きたくなってしまうような経験は、出来ればさせたくないと思いがちです。

でも、片っ端から防ごうとして、先回りをして喧しく手や口を出したり……。

本人が困っているわけでもないのに、特に何か頼まれたわけでもないのに、お金を出してあげたり……。

それって、本当に必要でしょうか。

お子さんの側は確かに、困難を感じたり嫌な気持ちになったりしないですむでしょう。

お金にも困らないので、居心地がいいパラダイス!かもしれません。

だけど、今のお子さんなら自分で乗り越えていけるようなことにまで、親が登場してしまうのはどうなのでしょうか。

親の心配をなくしたいだけの手助けは、グッとこらえて、心の中で思いっきり応援してあげたいですね。

 

子どもを甘やさないですむ親の適切な関わり

いかがでしたでしょうか。

お子さんを甘やかしてしまうことになる関わりとは、どういうことなのかお分かりいただけたでしょうか。

それらを踏まえてここからは、お子さんを甘やかさないですむ適切な関わりについて、ご紹介いたします。

あなたが既にされている対応もあると思いますから、間違いなく、あなたに自信を取り戻していただけるのではないかと思います。

 

子どもの言動の理由や背景まで聴く

まず1つ目は、「子どもの言動の理由や背景まで聴く」ということです。

お子さんの話す内容や行動、要求や願いに対して、ゆっくり耳を傾けて聴いてあげることは、甘やかしではありません。

聴いてあげたからと言って、それだけで全面的に同意して賛成していることにはならないと、私は考えています。

それに、お子さんが自分のことに意識を向けられるので、とても貴重な時間になると思います。

だから、是非これまで通り、そうなった理由や背景までじっくり聴いてあげましょう。

あなたの心や体、時間などに余裕がある時には、お子さんの方に体を向けて、ゆっくり時間をかけて耳を傾けてあげて欲しいのです。

お忙しい時には、お仕事やお家のことをしながらでもいいので、「うん、うん。そうなの~。」と相づちだけでも打ってあげてくださいね。

くれぐれも、何か良くない言動があるのではないかと、詮索する姿勢になってしまわないように、気をつけていただきたいと思います。

お子さんの言動について、その理由やその時の気持ちや感じたこと、他に登場人物がいるのかどうか、どんな状況なのか教えてもらって、想像してあげましょう。

「なるほど!そういうことだったのか!それならその言動のワケも理解できるよ!」 そんな風に感じられるまで聴いてあげられたら、最高ですね。

 

子ども本人を否定せず良くない言動だけを叱る

では次に、「子ども本人を否定せず良くない言動だけを叱る」についてです。

お子さんの話を良く聴いて、そういう言い分になるのも理解できるけれど、それでもお子さんの言動について意見したい時、注意しなくてはいけない時には、怒るのではなく叱ってあげて欲しいと思います。

あなたは、お子さんに理解して欲しい!と、一生懸命になればなるほどイライラしてしまって、その苛立ちやガッカリ、納得のいかない怒りやモヤモヤを、お子さんにぶつけてしてしまうことはないでしょうか。

「だからあなたはダメなのよっ!」

「結局また失敗したってことでしょ!」

これでは、お子さんの人格をけなして否定することになってしまいます。

叱るというのは、お子さんが適切な言動をとれるように願ってアドバイスをする、お子さんがそれを理解できるように伝える、ということだと思います。

その意図を理解していない方には、ただの甘やかしに見えるかもしれませんが、そうではありませんから安心してくださいね。

お子さんの、その時のその行動が適切か適切でないのかを、伝えてあげましょう。

その際、どうすると適切な言動になるのかを肯定的に教えてあげられたら、なおいいですね。

「人を叩くのは良くないことだよ。嫌な気持ちなった時は『嫌だよ。』と言えば、相手に気持ちを伝えられるよ。」

と、言動だけをピンポイントで示して、その時のお子さんの状況に合わせて、実行しやすい改善策を話してあげてくださいね。

 

子どもが自分の言動を振り返る手伝いをする

3つ目は、「子どもが自分の言動を振り返る手伝いをする」ということになります。

お子さんの言動について、それがどんなことであれ、あなたが何も関わらないでスルーしてしまうのは、とてももったいないと思います。

発達障がいがあるお子さんの場合、自分だけの考えで突っ走ってしまうことも少なくないからです。

「どんな気持ちだったの~?」

「もしも○○ちゃんが、別の人の立場だったら、どんなことを言ったりしたと思う?」

お子さんに、もう一度その時の気持ちや思い、考えなどを思い出してもらう感じで聞いてみましょう。

いいか悪いか!ダメかダメじゃないか!正しいか間違っているか!というような、ジャッジをするのではありませんよ。

お子さんが自分の言動を振り返りやすいようにしてあげて、その言動以外に他にはどういう表現方法や考え方があったのか、ということを一緒に考えたり想像してあげるのです。

その際には、お母さんであるという役割を解いて、あなた個人としての考え方や捉え方も交えながら、「もしも私だったら、こうするかもな~。」と、その言動まで紹介してあげて欲しいと思います。

人はどうしても、その人の考え方や捉え方を通して、目の前のことを見聞きしてしまいがちです。

人の数だけ考え方はあるのに、それをまだ知らないと、次もまたその次も、やはり同じような思いのもと同じような行動してしまうのではないでしょうか。

是非、お子さんの言動を一緒に振り返りながら、今後の選択肢を増やしてあげるお手伝いもしてあげてくださいね。

 

子どもの要求を叶えるにはどうしたらいいか相談にのる

最後に、「子どもの要求を叶えるにはどうしたらいいか相談にのる」ということについて、お伝えいたします。

お子さんから、「〇〇が欲しい!」「△△がしたい!」などの要望があった時に、それを実現するにはどうしたらいいか相談にのってあげましょう。

あなたとお子さんの間で前から約束していたことであれば、すんなり叶えてあげられると思います。

でも例えば、それがあまりにも急だったり、あなたの負担が大きくなりそうだったり、唸ってしまうような金額だったりした場合には、そう願う理由は何なのか、どうしたら叶えることが出来るのかなどを、一緒に考えてあげるといいと思います。

条件や方法などを変えれば、お子さん一人の力でどうにか達成できるでしょうか。

色々と知恵を絞ってもやっぱり無理で、結局話すだけで終わりになってしまってもOKです。

あなたと、ああでもないこうでもないと相談できたこと、またその過程や内容は、お子さんが今後一人で目標に向かって進んでいく時に必ず役に立ちます

お子さんの相談にのってあげることが、甘やかしになってしまうはずがないのです。

お子さんの願いが叶った暁には、「頑張ったね!よく出来たね!」と、存分に褒めてあげられますね。

自分で色々考えられた!達成できた!褒めてもらえた~!

そんなお子さんの笑顔と一緒に、あなたの笑顔も見えてくるようです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がいへの親の甘やかしとは?適切な関わりをしたいなら!というテーマでお届けしてまいりました。

今のあなたのように、お子さんの話に耳を傾けてあげたり、お子さんが解決するのを一緒に考えたり手伝ってあげたりすることは、甘やかしなんかではありません。

一方で、子どもが言うことを何でもハイハイと聞いて叶えてあげて、先回りして手伝ってお金も出してあげて、良くないことをしても知らんぷり……そういうのが甘やかしだと私は考えています。

是非、今のあなたとお子さんのやりとりに自信を持って、これからもお子さんを温かく見守っていってあげてくださいね。

お子さんは、あなたと一緒に考えたり選択したり決めたりすることを、これからの人生でも大いに役立ててくれることでしょう。

 

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それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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