発達障がい疑いが原因?学校行きたくないという中学生の声は要注意!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたのお子さんは、中学校に毎日元気に通えていますか?

「学校……行きたくない……。」

発達が気になっていたり、発達障がいがあるかもしれないと言われているお子さんから、こんな声が聞こえてくることがあります。

小学校までは熱を出して休むくらいだったのに、一体どうしたんだろう……?

そういえば、つい先日も調子が良くないって言って休んだし……あれ?先月も休んだ……。

我が子が学校を休みたいと言った場合、どうしたのだろうと私も色々と心配になっていました。

あなたも、そうではありませんか?

「もしかして、発達のことと関係があるのかな……?」 そんなことが、頭をよぎることもあるでしょう。

一方、家族からは「学校が好きな子なんていないぞ!学校行ってこい!」と言う声が聞こえたりするかもしれませんね。

確かに休んだ日の日中は元気な様子だったし、理由を聞いても朝は調子が悪かったというだけだった……。

まさかずる休み?

ずる休みなんてダメ!

そんなことはさせたくない!

そんな、ハラハラした気持ちにもなりますよね。

あなたのお子さんは、一体どうして休みたいなんて言うようになったのでしょう。

学校に行きたくないのは、発達が気になることと何か関係があるのでしょうか。

私も、そんな疑問を抱えてもやもやしていました。

あなたも、気持ちが晴れない日が続いているのではないかとお察しします。

でも、大丈夫ですよ。

こちらをお読みになれば、きっとスッキリしていただけると思います。

そこで今回は、発達障がい疑いが原因?学校行きたくないという中学生の声は要注意!というテーマでお話ししてまいりますね。

 

お子さんはどうして「学校行きたくない!」と言うの?

発達が気になるお子さんが、学校に行きたくないという場合、「調子が良くない……。」という理由が多いと思います。

でも、よく聞いてみると、具体的な内容や別の理由が分かってきたりします。

まずは、どうして学校に行きたくないのか、考えられる理由についてお伝えしていきたいと思います。

 

体調が悪い

まず1つ目は、ズバリ「体調が悪い」です。

頭痛や腹痛、気分不良、気持ちが悪い、吐き気がする、むかむかする、食欲がない、下痢、便秘などです。

頭痛と一口に言っても、「全体的に重い感じがする」「時々どこかがズキズキするとか」「いつからか分からないけれど熱っぽい気がするかも」という訴えのこともあります。

腹痛についても、「お腹全体がぐるぐるする」「うんちがぐにゅぐにゅ」「そういえばうんちが出ていないかも」ということだったり……。

「何となく体がだるい」「力が出ない」「どうも気持ちが悪い」「食べたくない感じ」という話になることもあるでしょう。

私は我が子の、「体を動かすとお腹が痛い」「靴下をはく時すごく痛い」という訴えに、これはお医者さん行きか!と気構えたことがあったんです。

ところが話をしているうちに、「昨日体育があって……もしかして?筋肉痛!」と分かり、痛いお腹を抱える我が子と一緒に笑いましたね。

このように、体のどこかがいつもと違うと、体調が悪いからゆっくりしたいという気持ちになる、ということです。

 

学校に行くと疲れる

では次に、「学校に行くと疲れる」についてお伝えいたします。

こちらは、はじめは「体調が悪い」という訴えに隠れていることが多いようです。

「学校は疲れる」「学校なんてだるい」「学校はいろいろ面倒」「学校に行くのはしんどい」等々、色々な言い方があると思います。

いずれにしても、お子さんにとって学校は疲れるところなので、それを未然に防ぎたいという気持ちになるのですね。

疲れることが分かっていて、それを考えると登校前から心身ともに疲れた気がしてしまって、「体調が悪い」という状態になることもあるようです。

 

勉強や宿題などが大変

それでは次に3つ目の、「勉強や宿題などが大変」についてです。

こちらも、体調が良くない他に何かないかどうか聞いていくと、だんだんと出てきたりします。

「勉強が難しい」「宿題が多すぎる」「今日は全教科あって大変」等々、あなたも中学生の頃に言った覚えがあるのではないでしょうか。

「テストの範囲が広すぎる!」「家庭科が終わらなかったから宿題が増えた!」「こんなに沢山覚えられるわけがない!」そんな悲鳴も聞こえてきますよ。

でも、それが学校に行きたくない一番の理由だとは、なかなか言い出しにくいですよね。

だって、他のみんなも同じ勉強や宿題をしているんだし、学校ではちゃんと勉強しろ!って言われるし、今抱えている勉強や宿題はしなくちゃいけないものだと思っていますものね。

 

係活動や部活で友達や先輩とうまくいかない

4つ目は、「係活動や部活で友達や先輩とうまくいかない」ということです。

短い休み時間や放課後、すきま時間などを利用しての係活動や部活動は、それだけでもめまぐるしく忙しいでしょう。

体力も精神力も必要ですし、一生懸命頑張っているわけですね。

そのような場面で、「言われたことをしない人がいる!」「自分にしわ寄せが来る!」「サボる人がいる!」「自分のせいにされる!」等々といった、面白くない気持ちが膨らむことがあります。

そして、お友達や先輩と意見がぶつかったり、場合によってはケンカになってしまったりするのです。

お子さんが、中学生だから!自覚を持って!自主的に!率先して!大変でも頑張ろう!と、精一杯取り組んでいる証拠でもあると思います。

 

先生が怖い

最後の5つ目に、「先生が怖い」についてお伝えいたします。

中学校では確かに、小学校の時と比べて、先生方の指導内容も口調も厳しい感じになりますよね。

我が子たちの言うことや、私の中学校時代を思い出しても、「先生が怖い」という表現になるのは頷けます。

全体指導や個人指導の時に耳にするのは難しい言葉になって、要求される内容のレベルも高くなって、自分の判断に任せられる場面も増えるわけです。

その厳しい雰囲気や、指導内容に従わなければという気構えが恐怖になったりもするのではないでしょうか。

真面目なお子さんであればあるほど、大きなプレッシャーを感じて、その重圧に耐えられなくなってしまうのではないかと思います。

 

学校に行きたくない理由が発達障がい疑いと関係があることも

いかがでしたか?

お子さんがどうして学校に行きたくないと言うのか、その理由について思い当たることがあったでしょうか。

ここからは、これらの理由が、発達が気になることや発達障がいが疑われることと何か関係があるのかどうかについて、私の考えをお伝えしていきたいと思います。

 

常に頑張って無理をしているから体調を崩しやすい

まず1つ目に、「常に頑張っているから体調を崩しやすい」ということについてです。

発達が気になるとか、発達障がいの疑いがあるということは、そのお子さんの中で得意なことと不得意なこととの差が大きい可能性がある、ということだと私は捉えています。

そのことによって、現在置かれている環境で生活していくと困ることが出てくるかもしれなくて、そうとは知らず無理をして体や心の調子を崩してしまうこともあるかもしれない、ということになります。

もちろん個人差があるので、その時点での得手不得手の差が、どの程度だと、どんな風に、どのくらい困るのか等は、お子さんによってそれぞれです。

だから、周りの人も、なかなか分かってあげられないのではないでしょうか。

さらに、そのお子さん自身も、これらのことについて自分では気づきにくく、「みんなこんな感じなのだろう……。」と一生懸命こなしているわけです。

実は不得意なことがありながらも、知らず知らずそれを他のことでカバーして調整したりしながら、常に頑張ってフル回転している状況なわけです。

想像してみてください。

あなたが、何かする時や考える時、常に何らかの負荷がかかっていて、無理して頑張っている状況だったとしたら。

きっと、体のあちこちが疲れて、神経もすり減って、体調を崩しやすくなるのではないでしょうか。

 

心身ともに刺激されることが多いから学校に行くと疲れやすい

では次に2つ目の、「心身ともに刺激されることが多いから学校に行くと疲れやすい」についてです。

こちらでは、1つ目の「常に頑張っているから疲れやすい」とは別の側面から、お話ししたいと思います。

発達が気になるお子さんの場合、感覚の働きに偏りがあることがあります。

感覚は、私たちの身の周りにある環境から、常に休むことなく色々な情報をキャッチしていて、視覚や聴覚などがそれですね。

例えば聴覚が敏感な場合、ただ教室に座っているだけでも、周りからの音や声などの情報が大きく強く感じられて、騒々しくて疲れるでしょう。

また、聴覚より視覚がずっと敏感な場合には、物音で察知する間もなく突然目の前に何かが現れた!などというハラハラドキドキする場面もあるわけです。

そのため、学校生活はもちろんですが、登校途中の刺激も十分強くて、学校に着いた時には既に非常に疲れてしまっている、ということもあるのです。

視覚や聴覚以外にも、嗅覚や味覚、触覚など、体には色々な感覚が備わっています。

触覚は、まわりの物や人との心地よい距離感を保つのにも役立っています。

また、体を動かしたりその動きを止めた時の情報や、体の傾き加減などの情報も、私たちが安心した気持ちで安全に過ごすためには重要なのです。

それら全部の感覚の働きがバランスよく整っていない場合、入ってくる刺激も偏るので、結果疲れるということになるわけです。

 

一度に色々なことをするのが苦手で宿題や課題などが終わらない

それでは次に3つ目の、「一度に色々なことをするのが苦手で宿題や課題などが終わらない」についてです。

発達が気になるお子さんの場合、今自分がしないといけない宿題や課題をもれなく把握して、何をどういう順序でしたらいいか考えるのが苦手なことがあります。

どれがどのくらい重要なのかとか、自分にとって優先順位が高い事柄はどれなのかといったことが分からない、という場合もあります。

今抱えている宿題や課題を、締め切り順に並べてみる、という発想がないこともあるしょう。

終わらせるのが一番大変そうな宿題や課題はどれなのかを、これまでの宿題や課題の内容や実際にやってきたことを参考に、想像するとか見当をつけることが苦手なこともあります。

また、抱えていた宿題や課題は全部把握していて終わったはずだったのに、実は忘れていたことがあったとか、気がついていなかったことがあって、その結果、終わっていなかった!どうしよう!と、いきなり現れた落とし穴に、足が止まってしまうこともあるのです。

 

コミュニケーションが苦手で友達や先輩とうまくいかない

次は4つ目の、「コミュニケーションが苦手で友達や先輩とうまくいかない」についてです。

発達が気になるお子さんの場合、自分の考えや物事への捉え方などが、本人にとっての確固たる標準というか、揺るぎない事実のようになっていることが多いように、私は感じています。

もともと、人の考え方や捉え方はそれぞれなので、していることが違ったり意見が違ったり、こちらの予想外の反応が返ってくるなどということは、日常茶飯事ですよね。

そんな時に、相手の言動を受け入れたり、柔軟な対応や反応をするのが苦手な場合に、お友達や先輩とのやりとりでギクシャクしてしまうのではないかと思います。

もしも自分がその人だったら……と想像するまでには及ばず、一方的なことを言ってしまうことが原因かもしれませんね。

相手の気を悪くしないで自分の気持ちを伝えるにはどう言ったらいいか、今はまだ知らないだけかもしれません。

だから、ついつい強い口調になったり、けんか腰になったり、苛立っているオーラが漂ってしまったりすることがあるわけです。

また、相手の意見を受け入れるのがどうしても難しく、その様子が投げやりで消極的に見えてしまったりすることもあるでしょう。

そんな事態を避けたくて、日頃からお友達や先輩との関わりを避ける、という方法をとっている場合もあります。

このようにして、お友達や先輩とうまくいかなくなってしまうことがあるわけです。

 

別の生徒への指導を見て先生は怒るから怖いと思い込んでいる

それでは最後の5つ目、「別の生徒への指導を見て先生は怒るから怖いと思い込んでいる」ということについてです。

こちらは、見たり聞いたりした事柄を自分流に捉えてしまいやすい、ということと関係しているのではないかと思います。

例えば、ある生徒が宿題をしてこなくて、先生から注意されていたとします。

それを目撃した場合に、「先生が怒っている⇒先生は怖い」と、一直線にインプットしてしまうことがある、ということです。

先生の顔つきが、とても怖かったのかもしれませんね。

先生の声が低くて静かで、不気味に思い恐怖を感じたのかもしれません。

指導の内容や使われていた言葉の意味とは関係なく、人が真剣な顔をして大声を出していることに、恐れを感じてしまう場合もあると思います。

また、自分が宿題をしてくれば何も困ったことは起きないはずなのに、そのことは記憶に残らないこともあるわけです。

その代わり、先生に関係することは何か怖いことになるに違いない!と、それを回避することが最優先事項になることもあるでしょう。

このように、先生が怖いと思ってしまう背景には、お子さんが見聞きした色々な場面があり、その時の思い込みや勘違いなども含めた捉え方が大きく関係しているように思います。

 

学校へ行きたくないという中学生への対応について、こちらでも詳しくお話ししていますので、よろしければご覧くださいね。

⇒発達障がいで学校行きたくないという中学生への対応!寄り添いが第一!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がい疑いが原因?学校行きたくないという中学生の声は要注意!というテーマでお届けしてまいりました。

中学生になったお子さんは、小学校とは違う慣れない環境の中、多くの宿題や課題をこなして頑張っているのですね。

先輩やお友達とのやりとりにも気を遣って、先生方の期待にも応えようとして、もう一杯一杯なのではないでしょうか。

それが、学校に行きたくない……という声になったのではないかと思います。

その声を見逃さなかったあなたの気づきは、お子さんにはどんな苦手があって、それをどのようにカバーしていったらいいかを考えるチャンスになるはずです。

お子さんが、これからの中学校生活を無理なく楽しめるよう、私も心から応援しております!

 

今回は、感覚について少し触れさせていただきました。

お伝えしたように、感覚は私たちが毎日安心して心地よく過ごしていくために、大変重要な働きを担当してくれています。

だから、発達障がいがあり日常生活に困っていることがある場合、それが感覚の働きと関係していることがあるのです。

もしもあなたが、感覚についてもっと詳しく知りたいと思われるなら、無料メール講座へのご登録をお勧めいたします。

無料で配信させていただいていますから、どうぞご安心くださいね。

 

 

それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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