お子さんの発達障がいを認めない旦那さんとの話し合いに必要なこと

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたは、お子さんに発達障がいがあると医師から言われて、不安と心配ですぐに旦那さんに伝えたのではないかとお察しいたします。

旦那さんは何とおっしゃっていたでしょうか……。

「何だって?何をバカなことを言ってるんだ!」

「医者があの子の何を知っているんだ!そんな言葉を鵜呑みにするなんてどうかしている!」

もしかしたら、そんな言葉を浴びて激しいショックを受けたまま、打ちひしがれてしまっているのではありませんか?

酷い!酷すぎる!……なんで私、あんな酷いことを言われなくちゃならないの……。

あなたも、その時の状況や旦那さんの言葉などを思い出して、幾度となく泣いてしまうことがあるに違いありません。

不安と心配で今にも壊れてしまいそうだった私を支えて欲しかった!!

大変な心境にあったあなたは、断崖絶壁から突き落とされたような気持ちになってしまったことでしょう。

それ以来、旦那さんが遠く冷たい存在になってしまっているのではありませんか?

こんな状況からは早く脱出したい!

子どものことについて早く話し合いたい!

そう願いながらも、旦那さんと穏やかな気持ちで話すことが出来ないまま、暗く沈みきった毎日を過ごされている方もいるかもしれません。

あなたも、そうなのではありませんか?

どうしたらいいのか分からなくて、苦しいままなのではないでしょうか。

それなら、もうそんな日々からは抜け出しましょう!

あなたが、お子さんのことについて旦那さんと笑顔で話し合える日は必ず来ます。

その日を迎えるために、かつての私に必要だったことを、あなたにお伝えしたいと思います。

それでは今回は、お子さんの発達障がいを認めない旦那さんとの話し合いに必要なこと、というテーマでお届けいたします。

 

どうして旦那さんはお子さんの発達障がいを認めないの?

お子さんに発達障がいがあると分かっても、それを旦那さんが認めてくれないと、お母さんは大変なショックと悲しみに包まれてしまいます。

旦那さんと話し合うことが出来ないまま、お子さんを一人で支えている孤独なお母さんも少なくありません。

まずは、どうして旦那さんはお子さんの発達障がいを認めない発言をしたのか、一緒に考えてみましょう。

 

そもそも発達障がいについて知らない

まず1つ目は、「そもそも発達障がいについて知らない」ということです。

あなたは、お子さんに発達障がいがあると分かる前に、既に発達障がいという言葉をご存知でしたか?

多分ですが、発達障がいなどという言葉すら思い浮かばず、何だか調子が良くない我が子……という感じで、ハッキリ身近な言葉として意識したのは、その時が初めてだったのではないかと思います。

最近では、発達障がいという言葉はだいぶん世の中に浸透してきていますが、まだまだ多くの方は良く知らないのではないでしょうか。

旦那さんもきっと、今はまだ発達障がいについて何もご存知ない段階なのではないかと思います。

お子さんの発達障がいを「認めない」のではなく、そもそも全く知らないので「認めようもない」という表現の方が適切かもしれません。

認めるもなにも、それだけの十分な情報もないという状況は、かつての私も同じでした。

私は支援学校(旧養護学校)の養護教諭(保健室の先生)をしていましたが、発達障がいについては数ある障がいのうちの一つとして、多少の知識があった程度でした。

あなたと同じように、発達障がいとはどういうことなのか、どういう症状があるのか等、徐々に徐々に知識を増やしていったのです。

旦那さんも、今まさに、そのスタートラインに立ったところなのかもしれませんね。

 

寝耳に水で何がなんだか分からない

では次に、「寝耳に水で何がなんだか分からない」ということについてです。

そもそも発達障がいについて知らない場合には、何を聞いても、何をどう説明されても、何のことかサッパリ分からない!ということになるに違いありません。

旦那さんが日頃あまり耳にすることがない「ショウガイ」という言葉が、自分の子どものこととセットになって使われていたら、思考回路が止まってしまったり、反射的に拒否したくなるのではないでしょうか。

あなたが医師から、お子さんのことについて話を聞いた時の心境を思い出してみてください。

えっ…………何?ショウガイ?……障害ってこと?

信じられないけれど、お医者さんが言うならそうなのかも……でも……でもでもそんなの嫌!!

あなたはきっと診察室の中で、しかも医師という人前で、ある程度は自分を保たなければと相当気を張りながらも、凄く気持ちが乱れてしまったに違いありません。

一方、その話を家の中で、あなたから聞いた旦那さんは、理性を失う程というか、とっても素直な反応になってしまったのではないかと想像できます。

気が動転しきって、目の前にあなたがいてくれたからこそ、頭の中の混乱をそのまま感情を丸出しして口にした、ということが考えられるわけですね。

 

お子さんに発達障がいがあるということが信じられない

それでは3つ目に、「お子さんに障がいがあるということが信じられない」ということについて、お話しいたします。

あなたのご家庭では、お子さんの診察に日頃から付き添って医師と話をされていてるのは、どなたでしょうか。

旦那さんではなく、あなたなのではありませんか?

そうなると、旦那さんとすると突然いきなり、あなたの話から、「自分の子どもに発達障がいがある……」ということを聞いても、まず信じられないでしょう。

また、「ショウガイ(障害)」というと「普通じゃない」「他の人と同じじゃない」「おかしい」等というマイナスイメージがくっついてきてしまうのも、当事者側からするととても悲しくて残念なことですが、事実です。

そんな、何か害があるような、良く分からないような言葉を、ご自分のお子さんに当てはまることは困難だと思います。

さらに、目が見えなかったり手足が不自由な場合などと違い、発達障がいの場合は外からは見えない理由で困っていることも多いわけです。

だから旦那さんとすると、見慣れているお子さんの様子について発達障がいが……と言われたとしても、すぐさま信じることは難しいはずです。

あなたにも、覚えがおありでしょうか……。

この子に限ってまさか!どこが普通じゃないの!信じられない!何かの間違いだ!そんなおかしな話があってたまるもんですか!

旦那さんの処理しきれない心の叫びも聞こえてくるようですね。

 

お子さんの様子や苦手なことについて怠けだと思っている

最後に「お子さんの様子や苦手なことにうちて怠けだと思っている」ということについてです。

あなたには例えば、注意していても忘れてしまったり、凄く腹が立ったり感情的になってしまったり、もの凄く嫌で何が何でも避けたいことなどはありませんか?

私の幼少期にもありました(もちろん!今でもありますよ)。

きっと、あなたや旦那さんにもあったのではありませんか?

でもそれについては、成長とともに自分で工夫したりコントロールすることを覚えて、うまく対処できるようになったのではないでしょうか。

だから、それが出来ないのは頑張っていないだけ、努力や工夫が足りないだけだと考えてしまいがちです。

でも発達障がいがあると、自分でしたいと頑張っても、どうにも出来ないということがあります。

本当は出来るんだけれど、努力するのは嫌だし楽がしたいから怠ける、ということとは全く違うわけです。

そもそも、自ら意欲的になるということが難しい場合も少なくないのですから。

旦那さんが発達障がいについて良くご存知ない場合には、そういうことについても当然ご存知ないということになるでしょう。

苦手なのか怠けなのか……両者の様子は外からは同じように見えるので、何が違うのかも分からないのだと思います。

お子さんの様子やその理由について、ご自分の想像の域を出て別の見方をするのは、決して簡単なことではないかもしれませんね。

 

お子さんのことについて旦那さんと話し合うために必要なこと

いかがでしたでしょうか。

旦那さんの言葉の向こうにも、ご紹介したような気持ちや状況があったのかもしれないと、少しでも思い当たることがあったでしょうか。

それならば、あなたが穏やかな気持ちで旦那さんとお子さんのことについて話し合える日は、そう遠くないと思います。

その日のために、あなたの気持ちに余裕がある時に少しずつチャレンジしていただきたい必要なことを5つ、ご紹介いたしますね。

 

あなたがお子さんの発達障がいについて知った時の気持ちを忘れない

まずは、「あなたがお子さんの発達障がいについて知った時の気持ちを忘れない」ということについて、詳しくお話しいたしますね。

あなたは、お子さんに発達障がいがあると医師から聞いたとき、どんなお気持ちになったでしょうか。

「発達障がい??何?……嘘でしょ!そんなこと信じられない!なんで?……間違いじゃないの!」

そんな混乱した状況にあったあなたが、旦那さんから、医師の言うことを認めないような、あなたの話を聞き入れないような発言を浴びてしまったのですよね。

あなたの心は酷く傷ついたに違いありません。

もしかして今も、内臓をぎゅっと掴まれているような苦しさに耐えているのではありませんか?

あなたの心の傷は癒えるどころか悪化していっているのでは……と、かつての私の状況に重ねて心配せずにはいられません。

今のままでは、あなたの心の傷も、旦那さんとの間に感じている溝というか壁も、どんどん深くなる一方かもしれません。

それに、あなたの悲しみが旦那さんへの、怒りや憎しみに変わっていってしまう可能性だってあります。

だからこそ、あなたが一番はじめに抱いた気持ちを思い出して欲しいのです。

「なんだって?そんなこと信じられるかよ!ふざけんなよ!」

今の旦那さんもきっと、当初のあなたと同じように、気持ちが一杯一杯なのかもしれませんよね。

 

旦那さんがお子さんの発達障がいをすぐに認めなくても焦らない

次に、「旦那さんがお子さんの発達障がいをすぐに認めなくても焦らない」ということについてです。

物事をどう受け取るか、そしてどう行動するかは、人によって様々です。

あなたの今の段階は既に、お子さんのことや発達のことについて色々調べて理解を深めて、ご自分はどうしたらいいのかと考え、もう動き出されているところなのではないかと、私は想像しています。

そしてそれは、あなただからこその思考と行動によって到達した段階なのだ、と考えています。

あなたは、旦那さんにもご自分と同じようになって欲しいと思っておいででしょうか?

お子さんの発達障がいのことを認めて欲しい!

同じくらい心配をして理解して欲しい!

これからどうしたらいいか勉強して、すぐその通り動いて欲しい!

まずは、それらの強い希望を緩めて、焦らないようにしてみましょう。

私の場合は、我が子のことについて新しく知ったり、発達障がいについて新しく得た知識があることを、親なら当然で当たり前!もはやそれは親としてスタンダード!くらいに位置づけてしまっていたように思い出します。

実際には、私しか当たり前とは思っていなくて、私の中だけでのスタンダードだったのですけれどね。

だから、同じ親であるはずの夫が全くそうではないように感じられて、常に凄く焦っていました。

あなたと旦那さんの間にも、そうした違いがあったとすると、あなたが相談を持ちかけても話にもならず、そのうち相談したいという気持ちすら消えていってしまうかもしれません。

そうならないためには、焦らないことです。

旦那さんは旦那さんのペースで(あなたとは違うペースでしょうけれど)、お子さんの発達障がいについて認められるようになって、思考と行動を変化させて、あなたと同じ方向を向いてくれるようになりますからね。

 

旦那さんはあなたやお子さんを否定しているわけではないことに気づく

それでは3つ目に、「旦那さんがあなたやお子さんを否定しているわけではないことに気づく」ということについて、お話しいたします。

あなたが、不安と心配で一杯一杯のなか耳にした旦那さんの言葉を、思い出してみましょう。

どうして旦那さんはそう言ったのか、今一度その理由を考えてみて欲しいのです。

すると、旦那さんはあなたやお子さんを否定していたわけでも、否定したかったわけでもない、ということが分かると思います。

でも、否定的な言葉を浴びてしまったあなたは、大事な我が子が否定されている!自分の有り様までもがズタズタに否定されている!というような気持ちになってしまったのでしょう。

それにもしも、旦那さんがお子さんの発達障がいについて強く強く否定したい気持ちだったとしたら、あなたにとっては旦那さんの剣幕や形相は強烈に怖かったことと思います。

も実は、「何を言っているのか今の僕には良く分からない。医者はあの子の何を知ってそう言っているのかも僕には分からない。」ということだったのかもしれませんね。

あなたの旦那さんも間違いなく、あなたと同じようにお子さんのことを大切に思っていて、お子さんの幸せを心から願っているに違いありません。

決して、あなた自身やお子さん自身のことを否定してはいない! 私は、そう信じて疑いません。

 

旦那さんの言動を何の先入観もなくそのまま受け止める

では4つ目に、「旦那さんの言動を何の先入観もなくそのまま受け止める」ことについて、お伝えいたしますね。

あなたは旦那さんと話をしようかと考えた時に、あなたの先入観を交えて、その状況を予想してしまうことはないでしょうか。

「子どもの発達障がいのことを話したら、またあの時のように凄く怖い顔をされたり、また何かキツい言葉が返ってくるのでは……。」

でも、それって、あなたが引きずっているマイナス感情を加えた想像なのではありませんか?

あなたがそのような想像を重ねれば重ねるほど、旦那さんとの日常会話までスムーズには進められなくなると、私は考えています。

旦那さんの考えが少しずつ変わっていった時にも、「まだそんなことを言っているの!いい加減にしてよ!」などと、否定的な感情ばかり抱くようになってしまいます。

悲しかっただけの気持ちに、強い怒りや激しい憎しみまでもが、厚くこびりついてしまうことになるでしょう。

そうなる前に(もしも既にそうなってしまっていたら尚更)、旦那さんの言葉や行動は、何の先入観も思い込みも持つことなく、そのまま見聞きすることが大事です。

過去のことや他のこととは切り離して、いつでも新鮮な気持ちで、旦那さんの言動を受け止めましょうね。

かつての私は毎朝、これまでと違う新しい朝なんだ!今日の夫の言動は私が初めて見聞きするもの!と、自分自身に言い聞かせていたことがあります。

たったそれだけですが、私が抱えていたマイナス感情は軽減されましたから、あなたにも是非おすすめしたいと思います。

きっと、次に5つ目としてご紹介する大事なこともチャレンジしやすくなりますよ!

 

旦那さんとの日常会話は変わりなく続ける

最後に、「旦那さんとの日常会話は変わりなく続ける」ということです。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざがあります。

ご存知のように、その人のことが憎くなると、その人に関係すること全て何から何まで憎くなってしまう、という意味ですね。

あなたにとって旦那さんは、まだ「坊主」にはなっていませんか?

まだ「坊主」でなくても、既に「坊主」になってしまっていても、日常会話だけは「袈裟」にしてしまわないように気をつけましょう。

「今日は晴れだね~。」「うん、そ~だね~。」

「寒くなったね~。」「エアコン付ける?」

これまでにされていた何気ない会話は、これまでと同様大切にしていただきたいと思います。

日頃の会話が希薄になるということは、言葉のやりとりが少なくなるだけなく、聞き慣れた心地よい声に安心することが減ったり、声に乗って届く相手の様子を感じる機会まで減ってしまう、ということです。

すると、自分の頭の中で作る想像の中で、相手のトゲのある言葉や声色ばかりを、繰り返し繰り返し再生してしまうようになるでしょう。

そのような中、いざ必要に迫られて必要最低限の情報交換をしようとしたら、冒頭から既に険悪なムード!なんてことも……。

不穏な気持ちで話すと、それが相手にも伝わってしまって、ピリピリ&ツンケンした嫌な感じの反応が返ってきてしまうことは、よくありますからね。

だからこそ、緊張しにくく嫌な気持ちになりにくい、なんでもないような会話こそ続ける努力をして欲しいのです。

旦那さんもあなたも、今の気持ちのまま今後ずっと何一つ変わらない、ということはありえません。

時間はかかるかもしれませんが、旦那さんとは必ず、お子さんのことについて話し合えるようになりますから、焦らずいきましょうね!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、お子さんの発達障がいを認めない旦那さんとの話し合いに必要なこと、というテーマでお届けしてまいりました。

お子さんに発達障がいがあると分かったら、それだけで酷く気が動転してしまうものです。

そんな時に、一番頼りたい旦那さんに寄り添ってもらえないと、苦しくて苦しくて押し潰されそうになってしまいますよね。

また、旦那さんへのマイナス感情が大きく強くなってしまうと、何も相談できなくなってしまうこともあります。

そうならないためにも、旦那さんの言動は何の先入観も持たずに受け止めて、日常会話は普段通りに続けていきましょうね。

そうすればきっと、発達障がいがあるお子さんのことについて気楽に話し合いができるようになりますからね。

 

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それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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