中学生で発達障がいかもと言われたら!親がしておきたい5つのこと

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

「発達障害があるかもしれないですね……。」

もしかして、あなたのお子さんは医師からそう言われたのでしょうか。

それで、あなたは困惑されて、こちらの記事に目を留められたのではないかと思います。

体調が良くなかったりして学校を休みがちだから、何かストレスを抱えているのだろうと、病院に通院していただけのはずだったのに……。

「かも」とは言え、いきなり発達障がいだなんて、ショックどころじゃない!とんでもなく大ごとだ……。

私も、あんなに気持ちが動転したのは、人生で初めてだったと思い出します。

発達障がいがあるかもしれない!って一体どういうこと?

これまでどこもおかしくなかったし、勉強も出来ないわけじゃないし……一体、我が子の何がどうなっているっていうの?

不安と心配でいっぱいの中で、あなたは何をしたらいいのかも分からず、行き詰まりを感じてしまっているかもしれませんね。

かつての私も、毎日毎日暗い気持ちで過ごしていました。

発達障がいとはどういうことなのでしょう?

「発達障害があるかも」と医師から言われたら、まず何をどうしたらいいのでしょうか?

それが不明なままでは、不安を抱えたまま時間だけが過ぎていってしまって怖くなりますよね。

でも、大丈夫ですよ。

こちらの記事をお読みになれば、きっとあなたに安心していただけると思います。

それでは今回は、中学生で発達障がいかもと言われたら!親がしておきたい5つのこと、というテーマーでお届けしてまいります。

 

発達障がいがあるかもしれないって一体どういうこと?

まず先に、今回の文中に混在している「発達障害」と「発達障がい」という2通りの表し方について、ご説明させていただきます。

私は、「発達障害」という漢字表記や「ハッタツショウガイ」という響きには、マイナスイメージが含まれるような気がしています。

発達障害と診断された方は、決して世の中の「障害」や誰かの「害」になってしまうような存在ではないのに、誤解されてしまっていることもあるように思います。

だから私は、「害」という漢字を使わず「発達障がい」と平仮名を使って表現しています。

あなたにも、マイナスイメージを抱くことなく、安心して読み進めていただけたらと思います。

それでは、発達障がいとはどういうことなのか、またどんな様子の時に「かも」と言われることがあるのか、私が学んだことや経験をもとにご紹介していきたいと思います。

 

発達障がいとは

まずは、「発達障がいとは」と題してお伝えしてまいりますね。

現代の医学において、発達障害は先天的もしくは幼児期の疾病や外傷の後遺症によって起きる、中枢神経系の脳機能の障がいとされています。

原因については、遺伝や親の育て方、本人の性格や甘えなどではないということです。

人によって、得意なことや苦手なこと、好きなことや嫌いなことなどが、みんなバラバラであるように、発達についても個人個人違うのです。

それはまた、一個人の中だけに注目してみても、同じなわけです。 作文を書くのはいいんだけど、おしゃべりは苦手なんだよね……。

見たままの動きを体で表現するなら任せて!だけど、文字の説明とか言われた通りに動かすのはNGでよろしく!

あなたが得意なことや不得意なことを思い返していただくと、能力というか出来ることというのは、ご自身の中でも均一ではないことがお分かりいただけるかと思います。

そのような得意と不得意の差が大きくて、その人が日常生活を送る上で何か困ったことが持続的に生じている場合に、医師が診断してはじめて「発達障害」となります。

最近では、「発達障害」は「神経発達症」と表現されることもあり、診断書には困っていることによってタイプ分けされた「○○症」などという診断名で記載されます。

医師は、その人の生まれた時からの成長の過程や、幼少期の様子、まわりから見た気になる様子、各種検査の結果などなどの沢山の情報を慎重に吟味し、総合的に判断して診断を下します。

その人が今実際に何に困っていて、どれをどう感じているのかということが、医師が診断する時の大変重要なポイントになっている、というのが私の印象です。

私が発達障がい専門の心理士から学んだところでは、発達障がいはまだまだ突き詰められていないことがある研究途中の分野だそうです。

だから私は、今後もどんどん、発達のことで困っている人に役立つことが解明されていくに違いない!と、期待しているところです。

 

発達障がいが疑われる中学生のこんな様子

では次に、「発達障がいが疑われる中学生のこんな様子」について、お伝えいたします。

1つ目の「発達障がいとは」でもお伝えしましたが、お子さんにこれからご紹介する様子があるからと言って、すぐに発達障がいかも!と疑われるわけではありません。

それでは早速、代表的なものをお伝えいたします。

  • 特定の物や事柄に対する強い興味、こだわりがある
  • 友だちが出来にくく、コミュニケーションをとるのが苦手
  • 急な時間割変更や想定外の出来事への臨機応変な対応が難しい
  • 不注意やケアレスミスが多く、課題やテストなどに関する大事なことについても忘れっぽい
  • 落ち着きがなく、思ったことをすぐ口に出してしまう
  • 物事の優先順位を付けたり整理整頓をすることが苦手
  • 読む、書く、計算、運動など、ある特定の分野が苦手

などなど

私の印象では、これらのうちどれか1つだけが気になるわけではなく、複数について気になることも多く、またその程度もお子さんによってそれぞれのようです。

 

発達障がいが疑われる中学生の様子については、こちらでも詳しくお伝えしていますので、よろしければご覧くださいね。

⇒『中学生で発達障がいかも?こんな様子なら要注意!


中学生の子が発達障がいかもしれない時に親がしておきたい5つのこと

いかがでしたか。

発達障がいについての理解を深めていただけたでしょうか。

お子さんに発達障がいがあるかもと言われて困惑されていた、あなたのお気持ちが少しでも軽くなっていたら嬉しいです。

それではここからは、お母さんであるあなたは今から何をどうすればいいのかについて、お話しさせていただきます。

 

不安にならず焦らず落ち着く

まず1つ目に、「不安にならず焦らず落ち着く」ことです。

あなたは、これを読まれてどんなお気持ちになられましたか?

「そんなこと言われても無理に決まっているでしょ!」

「不安になるな?焦るな?落ち着け?そんなこと出来る親なんている?」

そんな声も聞こえてきそうですね。

かつての私は間違いなく、泣きながらそうになりながら声に出していたと思いますから、そのお気持ち本当に良く分かります。

だけど、そん不安や焦りは頑張って隠しても、やはり外に滲み出てしまうのではないかと思います。

あなたの心配そうなお顔、晴れないご様子を目にして、お子さんはじめご家族は心配されないでしょうか

体調が良くなくて学校に行くことができないお子さんの場合、既にそれだけでもとても不安に思っているに違いありません。

だからこそ、あなたはご自身に言ってあげましょう!

そんなに焦ったり、身を削るほど心配したり、どん底の気持ちが永遠に続くんじゃないかと不安にならなくてても大丈夫だよ。」

本当にその通りだったので、今の私なら、かつての私にこう言ってあげられます。

心配や不安で一杯一杯だと、質の良い睡眠をとることは難しいでしょう。

当然、あなたの心も体も疲弊していって、その結果よからぬ妄想もどんどん広がってしまったりするかもしれません。

悪循環に陥ってしまわないためにも、深呼吸して落ち着きましょうね

 

もう中学生だからと思わず我が子の話に耳を傾ける

それでは2つ目の、「もう中学生だからと思わず我が子の話に耳を傾ける」ということについてお話しいたします。

お子さんのために何をすればいいか分からない、何も出来る気がしないという時こそ、お子さんの言うことや話に耳を傾けてあげましょう。

それだけでも、あなたの大切なお子さんにとっての今日は昨日と違う1日、ほっとできる素敵な1日になるはずです。

お子さんが言っていることの間違いを正したり、あなたの意見を理解させようとしたり、前向きな気持ちにさせなければと頑張らなくていいのです。

「小学生じゃあるまいし!もう中学生なんだから分かるでしょ!」

「テストが嫌?みんな大変なんだから、あなたも頑張れるわよ!」

そんな応援したくなる気持ちも、言葉にしなくて大丈夫です。

単なる愚痴でも、現実味がない話でも、幼い子が言うようなことでも、お子さんの方に体を向けて耳を傾けてあげてくださいね。

「それは嫌だね~。」

「そう感じているんだね~、それは苦しいね~。」

と、お子さんがどんな気持ちでいるのか想像してあげて、その時の気持ちに寄り添ってあげて欲しいのです。

まずは、お子さんから見えている世界や、その世界にいるお子さんの考えや感想を知ってあげることが大切です。

お子さんは、その世界でずっと頑張ってきていたのだ、ということを理解してあげましょう

お子さんにも、早くリラックスして安心できる気持ちになってもらいたいですね。

 

我が子が発達障がいかもしれないことを家族に伝える

3つ目は、「我が子は発達障がいかもしれないことを家族に伝える」ということになります。

お子さんに「発達障害があるかもしれない」と医師から言われたのでれば、そのままご家族にも伝えましょう。

これからは、あなたとご家族みなさんでお子さんと一緒に、ご自分たちらしい価値観で幸せになっていっていただきたいと思うからです。

だから、大事なことは早くからご家族にも伝えておいて欲しいのです。

ただ、あなたにとって発達障がいという言葉が寝耳に水だったのであれば、それはご家族のどなたにとっても同じように、衝撃的なことになると思います。

だから、例え「かも」であっても大変ショッキングで、どうしても深刻に受け止めがちになると思います。

信じられないと大声を出したり、頭から強く否定してみたり、気が動転して怒り出すご家族もいらっしゃるでしょう。

あなたの心が破れそうになってしまう言葉が、遠慮なく投げつけられることもあるかもしれません。

もしもそんなことがあっても、暗い闇の中に落とされてしまったような気持ちにならないで……と、願わずにはいられません。

そこで、あなたにお願いしたいのが、冒頭の「伝える」ということなのです。

分かって欲しい!とか、理解して欲しい!と意気込まずに、ただ伝えるというスタンスでいることで、あなたはご自身の気持ちを救うことが出来ると思います。

すぐに協力して欲しい!とか、自分と同じように一生懸命考えて欲しい!という気持ちになるのも当然です。

私がそうでしたから、そうならないように感情をコントロールするのが容易ではないことは痛いほど分かっています。

でもそこをなんとか、同じ事柄でも人によって受け入れるペースや程度はそれぞれである!例え家族であってもみな違う!そう理解して伝えていっていただけたらと思います。

 

県や市町村の福祉の窓口に相談する

それでは4つ目の、「県や市町村の福祉の窓口に相談する」についてお話しいたします。

あなたがお住まいの地域で、気兼ねなく発達障がいのことを相談できる先を探す一歩を、踏み出しておきましょう。

同じ日本でも、発達のことについて理解が進んでいる地域もあれば、まだまだそうでもない地域もあるようです。

でも、あなたがどうしていいか分からなくなった時や、どなたかに相談したいと思った時に、気軽に相談できる先を準備しておくのは大事なのでははいかと思います。

かつて私は、不安で不安でじっとしていられず焦って、犬も歩けば棒に当たる!的に、あちこち動き回って同じような相談をしていたものです。

同じ地域にある福祉関係の窓口であっても、県が管轄しているか市が管轄しているかによって、また窓口の方が変わったりするだけでも、そこで得られる知識や役立ち情報は変わる、という印象がありました。

そのお陰で私は、県や市の福祉の窓口や相談機関の他にも、安心して何でも話せる相談先を見つけることが出来たんですよ。

あなたも、無理のない程度でいいので時間ができたらまずは市役所などに「子どもの発達のことが気になっているのですが、どこに相談すればいいでしょうか?」などと、電話をされてみてはいかがでしょうか。

もちろん、直接福祉の窓口に行かれてもいいと思います。

電話での受け答えの印象や、実際に会って相談した時の感じ、それによってあなたの気持ちが楽になったか、ちょっとでも笑顔になれたか、ということを基準に探されるといいでしょう。

1日も早く、あなたが安心して頼れてほっとできる相談先が見つかりますように!

 

中学校の先生に相談する

それは最後の5つ目に、「中学校の先生に相談する」についてです。

あなたには色々とお願いしてしまっているので、そんなに一度にできない大変すぎる……と思われているでしょうか。

大丈夫!

あなたが、これなら出来るかな……どっちかと言うとこっちを先にする方が気が楽だな……といことから試していただければOKです。

ただ、お子さんが学校をお休みしていると、きっと担任の先生が様子を心配されて連絡をくださると思います。

お子さんにとっては、それが結構大きなプレッシャーになってしまうことがあるので、あなたの方から早いうちに、相談というか連絡をされておくといいかもしれません。

はじめは、担任の先生に話されるのがいいでしょう。

電話でも対面でもいいので、今のところ医師に何と言われているのか、お知らせしておきましょう。

担任の先生以外にも、お子さんのことや発達のことについて、相談に乗ってくださる先生はたくさんいらっしゃいます。

校長先生や教頭先生、保健室の先生や支援クラス担当の先生、相談室専属の先生のほか、スクールカウンセラーやスクールコーディネーターの方が巡回してくださっている学校もあるでしょう。

あなたにとって話しやすい先生が見つかって、心と体に余裕がある時や役員活動などの用事で学校に顔を出される際には、お子さんの家での様子などをお話ししておくことをお勧めします。

あなたも学校の先生も人ですから、たった1回電話で話しただけよりは、顔を会わせる方が、さらに2回3回とお会いになった方が、お互いを身近に感じられて話しやすくなるに違いありません。

そうやって私は、居ても立ってもいられなかった時に、心の穏やかさを取り戻せたことが何度もありました。

今でも私は、風通しを良くしておくことは本当に大事だと実感しているんですよ。

 

まとめ

お子さんに発達障がいがあるかもしれない!と言われても、何が何だか分からないし、不安と心配で押しつぶされてしまいそうになりますよね。

でも、すぐに何かがどうにかなってしまうわけではないので、ゆっくり深呼吸をして落ち着きましょうね。

そして、心や体の不調を抱えて大きな不安を感じている、思春期のお子さんの気持ちに寄り添ってあげてください。

あなたが発達のことを相談できる人は必ずいますから、まずは安心して、あなたの優しい笑顔でお子さんを包んであげて欲しいと思います。

 

今回は、お子さんの話に耳を傾けましょう、というお話をさせていただきました。

あなたがそれについて、もっと詳しく知りたい!受け答えのコツはあるのかしら?などと思われたら、無料メール講座へのご登録をお勧めいたします。

無料メール講座の7日目で、「コミュニケーションのコツで会話を増やそう!」と題してご紹介している内容が、きっとあなたのお役に立つと思います。

その名の通り、無料でお届けしておりますので、安心して是非ご登録くださいね。

 

 

それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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