発達障がいがある中学生は反抗期がないの?

こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。

 

 

中学生の子供を持っているママ友たちと話していると、子供の反抗期のことで盛り上がったりしませんか?

そんな時に、発達障がいがある中学生のお子さんをお持ちのあなたは、反抗期あれこれの話題に入れない、ということはないでしょうか。

または、「我が子は聞き分けが良いし、口答えもしないから助かるわ~。」と、思われることもあるかもしれませんね。

だけど一方で、

「発達障がいがあるから反抗しないのかしら?」

「反抗期がないと、これから何か大変なことが起こったりするのかな?」

などと、心配になったりもするのではありませんか?

実は私も、そんな時期がありました。

だから、あなたのお気持ちが分かります、不安になりますよね。

でも大丈夫ですよ。

今回は、発達障がいがある中学生には反抗期があるのかどうか、反抗期がないとどうなるのかについて、お話ししていきますね。

また合わせて、これから反抗期を迎える場合の備えについてもご紹介していこうと思います。

 

発達障がいがある中学生に反抗期は来るの?来ないの?

発達障がいがある中学生には、反抗期が来るのでしょうか、それとも来ないのでしょうか。

その前に、そもそも「反抗期」とか「反抗する」って、どういうことなんでしょう。

改めてまずは、中学生の反抗期について考えていきます。

そして、発達障がいがある中学生の反抗期の様子についても、先輩ママの話などを思い出しながらお伝えしていきたいと思います。

是非あなたも、お子さんの様子に重ねて、読み進めてみてくださいね。

 

反抗期ってなんだろう?

こちらではまず、「反抗期」について解説したいと思います。

私が養護教諭になるために大学で学んだ時には、「反抗期」は3歳の頃のイヤイヤ期、小学生に上がる前後、それから思春期にやってくると習いました。

「反抗する」ことは、反抗期の子供の大切な様子の一つであり、親から見放されない安心感があるからこそ、反抗という形で親から離れることを試しながら、自分自身と向き合いつつ精神的な自立の準備をもしている、という理解も深めました。

また、特に思春期の子供は、大人になるまでの間で特に著しく成長・発達する段階で、心と体のバランスも大きく変化する時だから、その言動をあまり頭ごなしに抑えこまない方がいい、とも勉強しました。

だから、子供はどの段階の反抗期も経験するもので、それが健全な成長や発達には欠かせないものなのだと、私は捉えていました。

でも、実際に養護教諭として支援学校(旧養護学校)に勤務したり、発達が気になる我が子たちを育てていく中で、その学びは正しくもあり、同時に全てでもなかった、ということを知っていったのでした。

あなたも、もしかすると、よく耳にする思春期の子供の様子にお子さんを重ねることが出来なくて、心配になっているのかもしれませんね。

 

反抗期が来るか来ないかはケースバイケース

それでは次に、発達障がいがある中学生には反抗期が来るか来ないのかについて、私の経験を交えながらお伝えしてまいります。

その前にまず、発達が気になるか否かにかかわらず中学生かどうかにかかわらず、人の心と体の様子や具合などは一人一人違いますよね。

それぞれの家庭環境も違うし、親の接し方も違うし、何一つ同じことはないはずです。

同じ親の元で育った我が子たちですら、みな違う様子ですものね。

「あら?反抗期かしら?言葉尻がちょっとキツイけれど……。」と、軽く様子を見ているうちに中学校を卒業してしまった者がいたり……。

足音で苛立ちを表してイライラしていても、自分なりに考えたり我慢していた者もいて……。

私の中学生くらいを思い出すと、何故か包丁を持ってトイレに入り、トイレの入り口の柱を傷付けたこともありましたね……。

いかがですか?

反抗期が来るか来ないか、またその程度なども一人一人違うとは思いませんか?

先輩ママのお話を思い出しても、発達障がいがあるかないかに関わらず、反抗期が来るか来ないかはそれぞれで、その前後の様子だって様々でした。

だから私は、発達障がいがある中学生に反抗期が来るか来ないかは、ケースバイケースではないだろうかと考えています。

ここで、我が子たちとの関わりの中で私が参考にしてきた、専門家による発達障がいと精神年齢についてのお話をご紹介したいと思います。

私たち親子のかかりつけ医師によると、「発達障がいがあると、精神年齢が実際の年齢よりも低いことがある。」とのことです。

確かに、私が読んだ本にも、発達障がいがある場合は実年齢の2/3歳程の精神年齢だと書かれていたことを覚えています。

その一方で、発達検査もされている発達障がい専門の心理士によると、「発達検査によっては精神年齢が分かるケースもあれば、そこまでは測れないケースもある。」ということです。

私は、これらのことも頭の隅に置きながら子育てを続けていますが、我が子それぞれ一人一人が、実際の年齢と感情の起伏や考え方に違和感がないこともあれば、精神年齢というか物の考え方が幼い部分も当然合わせ持っている、という実感です。

 

発達障がいがある中学生の反抗期に備えるなら

いかがでしょうか。

発達障がいがある中学生の反抗期について、理解を深めていただけたでしょうか。

また、反抗期は来ることもあるし来ないこともありケースバイケースである、ということもご納得いただけたでしょうか。

でも、もしかしたらこれから反抗期がやってくるかもしれないと思うと、不安は残りますよね?

お子さんが反抗期を迎える場合への、お勧めの備えがありますので安心してくださいね。

それでは、早速お伝えしていきたいと思います。

 

一歩離れてお子さんの成長を見守る

まず1つ目の備えは、「一歩離れてお子さんの成長を見守る」ということです。

なぜなら、子供の反抗期の様子の違いには、子供一人一人の違いだけではなく、親の接し方も影響しているのではないかと、私は感じているからです。

実は私は、人間の心理や発達障がいのことを理解できるようになってはじめて、我が子をのんびりした気持ちで傍観することが出来るようになった経緯があります。

それまでは、我が子の言動一つ一つに気を配って、まるで自分のことのように捉えていました。

実際に子供のすぐ近くで、ハラハラドキドキした顔であれやこれや一方的に口にしていたものです。

その気持ちが伝わってしまうらしく、子供の言動が更にヒートアップすることもありました。

でも、数週間とか数ヶ月という単位で子供を眺めることが出来るようになった結果、子供が自らの気持ちや悩みを話してくるようになったんです。

しかも、私はただ話を聴いて分からないことを質問しているだけなのですが、子供の方は勝手に納得して会話を切り上げることも少なくありません。

どうやら、私がべったり張り付いて目を光らせていなくても、我が子たちは、それぞれのペースで精神的な成長を遂げているようなのです。

あなたも、お子さんから少し距離をとって、のんびりした大らかな気持ちで見守ってみてはいかがでしょうか。

お子さんは、そんな落ち着いた様子のお母さんを感じて、ご自分のペースでゆっくり心と体の変化をととのえながら、更に先の段階に進んでいくことが出来るのではないかと思います。

 

お子さんとのコミュニケーションを絶やさない

次に大切なのは、「お子さんとのコミュニケーションを絶やさない」ということです。

こちらも、発達障がいがある中学生の反抗期に備えるためには、欠かせないと思います。

コミュニケーションというのは、何も言葉を使うだけではありません。

見つめる、耳を傾ける、肌のぬくもりを伝え合うなども、コミュニケーションに欠かせないことの一つです。

あなたは、お子さんがまだ小さい頃、元気がなくてぐったりしていた時に、どうやってそれを確かめていたでしょうか?

「子供 調子悪い」とネット検索して安心しましたか?

「子供の元気ない時の様子」という動画を観て納得しましたか?

はたまた、それまでにテレビや本から得ていた情報と全く同じだと想像して、終わりにしていましたか?

そんなことはないと思います。

最終的には、お子さんをご自分の目で見て、お子さんに声をかけ反応に耳を研ぎ澄ませて、額に手を当てて、熱がないかどうかの確認されたのではないでしょうか。

実はあなたは既に、お子さんとのコミュニケーションの経験を数多く積んできているんです。

お子さんが中学生であっても、どうかそのまま、優しく包みこんでくれるお母さんでいて欲しいと思います。

いつでも穏やかな気持ちで、見つめて耳を傾けて、時には触れてあげてください。

もしもあなたが、誰にも見てもらえず、誰にも話を聴いてもらえず、誰とも触れ合うことがなかったら……どんな気持ちになるでしょうか。

きっと、心細くて不安になるのではないですか?

お子さんは今これから、心と体の変化を感じる時期を迎えるかもしれません。

これまでの自分とは違う気持ちを抱いて戸惑ったり、見た目にも変わっていく自分の体の様子に心配になったりもするかもしれませんよね。

それでも、初めてで不安になりながらも、一生懸命に精神的な成長を遂げていってくれることでしょう。

だからこそ、いつでもずっと見守っているから安心して進んで大丈夫なのだと、今からお子さんを安心させてあげて欲しいのです。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、発達障がいがある中学生は反抗期がないのかどうか、というテーマでお話ししてきました。

発達障がいがある中学生の反抗期は、これといった反抗がなかったり、後から思い出して「そういえば、あれだったのかしら……。」という程度のこともあります。

どんな様子にせよ、お子さんは自身の心と体とともに成長している真っ最中であり、その証なのです。

お子さんが迷ってしまわないように、あなたには灯台としての明かりを絶やさないでいて欲しいと思います。

そして、お子さんが安心を補充しに戻ってきた時には、いつでも懐大きい港のように迎え入れてあげてください。

お子さんはきっと、繰り返し何度でも元気いっぱいに出発していけることでしょう。

 

 

それでは、今回はこちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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