発達障がいがある子を怒らない子育てに自信を持っていいワケとは?

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたは、発達障がいがあるお子さんのことを怒らないように否定しないようにと心を配りながら、日々懸命に子育てをされていることとお察しいたします。

自己を肯定できるような関わり方や接し方が大切!

成功体験を増やして褒めてあげて!

私も、そのように医師や発達の専門家から、説明を受けました。

発達のことや子育てについて書かれた本にも、そう書いてありますよね。

でも例えば、あなたの周りには、ダメなことはダメだとちゃんと怒らないとダメだ!と強く言ってくる方はいらっしゃらないでしょうか?

自分がしている子育てへの反対意見を何度も何度も聞いているうちに、だんだん自信がなくなってくる……そんなご経験はありませんか。

私は、そういうことが何度もありました(>o<)

子どもの気持ちばかり聴いて、優しく言い聞かせるだけの子育てで、本当に良いのかな?

ダメなことをやんわり注意していたら、善悪の付かない悪い子どもに育ってしまうんじゃ……!

あなたも、そんな風に心配になってしまうことがあるでしょう。

先がどうなるか分からないから、強く反対されると不安になってしまう……かつての私がそうでした。

今のあなたも、そうなのではありませんか?

今抱えている不安がなくなれば、自信持って怒らない子育てがしていけるのに……。

そんなお気持ちなのはないでしょうか。

それなら、私のこれまでの子育て経験を一つの事例として参考にされてみてはいかがでしょうか。

きっと、あなたの自信に繋がると思います(*^_^*)

では今回は、発達障がいがある子を怒らない子育てに自信を持っていいワケとは?というテーマで、お届けしてまいりますね。

 

発達障がいがある子どもを怒らない子育てとは

あなたがされている、お子さんを怒らない子育てに、私は大賛成です(*⌒▽⌒*)

発達障がいがある子どもの子育てにおいて、怒らないのは良い?悪い?と問われたら、私は自分の経験から自信もって「良い!」と答えられます(^^)/

その理由をご説明する前に、私がイメージしている怒らない子育てについて、またどんな気持ちで我が子たちと過ごしてきているかについて、ご紹介したいと思います。

 

子どもの人格や存在は否定しない

まず始めに、「子どもの人格や存在は否定しない」ということです。

子どもを怒らない子育てでは、子どもの人格や存在までを否定してしまうようなことはありません

でも私は、発達障がいのことを勉強するまでは、我が子の何か望ましくない言動に対して「正したい」という思いが強く、我が子のことを丸ごと全て「ダメな状態」と捉えてしまっていたことがありました(>o<)

子どもの伸び伸びとした成長を応援したくて、養護教諭(保健室の先生)になるために学び、現場で勤めていた経験があったのにです!

自分の捉え方や物言いを修正できてからは、そのようなことはなくなりましたが、全くお恥ずかしい限りの発言だったと振り返りますm(_ _)m

今では、普段の生活の中で「おまえばバカか!」「出来損ない!」「悪い子!」などという発言を耳にすると、気持ちが沈むことすらあります。

それぞれのご家庭によって、状況も違うし、何らかのご事情もあるのだとは思います。

子育てをしていると、ついついカッとなって酷い言葉を口走ってしまうこともあるでしょう。

それでも、誰も否定されていい存在であるはずがありません

これから長い時間をかけて人格が形成されていく子どもだったら尚更、存在だけでなく人格だって否定されていい訳がありません!

 

子どもの言動の理由に目を向ける

2つ目に、「子どもの言動の理由に目を向ける」ということについて、お伝えいたします。

怒らない子育てでは、怒る代わりに子どもの言動の理由に目が向くようになります。

子どもを怒ることを必要としない気持ちになってくると、それまでは怒るという行動に出ていたはずなのに、子どもの言動の理由に目が向くようになってくるのです。

頭から「ダメなこと」「悪いこと」「いけないこと」という捉え方をすることがなくなると、「じゃあ一体どうして、そうなるの??」という気持ちになってくるのではないかと思います。

「もしかしたら、○○なのかもしれない……。」「ひょっとして、△△ってこともあるのかな?」という見方が出来るようになるからこそ、子どもの言動そのものだけでなく、その言動に至った理由や訳も知りたくなるのです。

「大人である自分が正しい」という枠を取っ払って、自分との違いに目を向けられるわけですよね。

だからこそ、それを認めながら改善策を紹介するというか、自分だったら選択するであろうその場にふさわしい言動はこうなんだよ、と教えてあげられるのではないでしょうか。

 

望ましくない言動を教えてあげる

次の3つ目は、「望ましくない言動を教えてあげる」ということになります。

子どもがしている望ましくない事や物言いについては、「それは良くないことなんだよ~」と、教えてあげる・紹介してあげる、というような気持ちで伝えていきます。

かつての私は、「だからダメなんだよ~!」「前も言ったでしょ!」「そういうところも出来ていないんだからっ!」などと、今実際に目にしたこと以外のことも引っ張り出して、あれこれまとめてダメ出しをしていました(^_^;)

今では、そんな言い方や内容にならないように気に留めて、だいぶん実践できるようになりましたけれどね。

大人から見て望ましくない子どもの言動は、子ども自身はそうとはまだ分かっていないことということが多いはずです。

分かっていたはずでも、ちょっと場面が違っただけで、全くの別事と捉えてしまうこともあるでしょう。

だって、そのような関連付けも、一つ一つの経験を重ねていくことで身につけていくものだからです。

だからこそ、何か気にかかることがあれば一つ一つその都度教えてあげればいいと、私は考えています。

前のことを持ち出したり、今の出来事とは直接関係ないことを付け加えたりして、今あれもこれも一緒についでに正さねば!と焦る必要もありません。

いつでも根気良く、細かく親切丁寧に教えてあげればいいいだけなのだと思います(*^_^*)

 

子どもを怒らない子育てに自信を持っていいワケ

いかがでしたか?

あなたがされている、お子さんを否定したり怒ったりしないよう心を配りながら優しく寄り添った子育てと、重なるところもあったでしょうか。

あなたの子育ても、きっと素晴らしいに違いありません。

ここからは、怒らない子育てに自信を持って良いと私が考える理由をお伝えしながら、あなたの自信を後押しさせていただきたいと思います。

 

子どもを怒らないことに私が自信を持てたキッカケ

まず始めに、「子どもを怒らないことに私が自信を持てたキッカケ」について、お伝えいたします。

私が我が子たちを怒らないようにしはじめて間もない頃、家族の中にはそれを怪訝に思ったり間違っていると言って、反論してくる者がいました。

そのせいで私は、自信がなくなったり不安になったりしていたものです。

ある時、それが自信に変わったのです。

そのキッカケは、ある観光施設のトイレの洗面所に貼ってあった一つの詩でした。

ご紹介いたしますね。

 『子どもは大人の鏡』

子どもは、批判されて育つと、人を責めることを学ぶ。

子どもは、憎しみの中で育つと、人と争うことを学ぶ。

子どもは、恐怖の中で育つと、オドオドした小心者になる。

子どもは、憐れみを受けて育つと、自分を可哀想だと思うようになる。

子どもは、馬鹿にされて育つと、自分を表現できなくなる。

子どもは、嫉妬の中で育つと、人をねたむようになる。

子どもは、ひけめを感じながら育つと、罪悪感を持つようになる。

子どもは、辛抱強さを見て育つと、耐えることを学ぶ。

子どもは、正直さと公平さを見て育つと、真実と正義を学ぶ。

子どもは、励まされて育つと、自信を持つようになる。

子どもは、ほめられて育つと、人に感謝するようになる。

子どもは、存在を認められて育つと、自分が好きになる。

子どもは、努力を認められて育つと、目標を持つようになる。

子どもは、皆で分け合うのを見て育つと、人に分け与えるようになる。

子どもは、静かな落ち着いた中で育つと、平和な心を持つようになる。

子どもは、安心感を与えられて育つと、自分や人を信じるようになる。

子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと、生きることは楽しいことだと知る。

子どもは、まわりから受け入れられて育つと、世界中が愛であふれていることを知る。

以上なのですが、あなたは、どのようなお気持ちになられたでしょうか……。

 

子どもを怒っても子どもの自信には繋げられない

次に、「子どもを怒っても子どもの自信には繋げられない」ということについて、お話しいたします。

先ほどご紹介した詩は、アメリカのドロシー・ロー・ノルト博士が書いた『こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語』の一節にある『子どもは大人の鏡』という詩です。

この詩を、私は自分や我が子たちに置き換えて、「親に怒られたら……」という気持ちになって読んだのです。

私は、怖くて嫌で仕方がなかった……そう思い出しました。

大人になれば、かつて怒られた時のことを思い出して、期待してくれていたあまり、その焦りや願望がキツイ言葉や大きな声になってぶつけられたこともあるだろうと、考えることも出来るようになるでしょう。

でも、幼いうちはそうではありませんよね。

私は大人ですが、今でも厳しい言い方やキツイ言葉は苦手です、へこみます、気持ちが大変沈んでしまいます。

子どもは尚更でしょう。

私より、ずっとずっと純粋で柔らかい気持ちの持ち主なのですから。

さらに、発達に偏りがある場合には、自分に自信を持つことが難しく、傷付きやすい傾向にあるわけです。

個人差もあるとは思いますが、我が子たちを見ていると、非常に薄いベールを長い時間かけて1枚1枚まとっていくかのように、自信を付けていっている印象があります。

自分に自信を持つということは、決して簡単なことではないのです。

つまり、怒られることが自信に繋がることはない!と言っても過言ではないのではないかと、私は受け取ったわけです(*^_^*)

 

子どもは怒られなくても善悪の判断を身につけていく

では3つ目に、「子どもは怒られなくても善悪の判断を見つけられる」ということについてです。

こちらでは、怒らない子育てをした場合に、その後子どもはどうなっていくのかについて、ご紹介したいと思います。

私が、高校生や小学生だった我が子たちを怒ることなく、その時私が思った望ましい言動について紹介する・伝えるイメージで関わってきて、どうなったか……?

決して、我が子たちの何かが悪化したということはありません

我が子たちは、私に怒られなくなったからと言って、人に迷惑ばかりかけるとか、法に触れることばかりするとか、自分の命を粗末にするとか、そんな悲しいことにはなっていません

それどころか、一人一人がその子らしく伸び伸び成長できているように、私には見えます。

自分は、○○だと思ったから△△をしたんだとか、だけどこういう感情も持っていたんだと、その年齢なりにですが自らを見つめ直し、吟味していることもあります。

どんなことについて善し悪しの判断が必要なのかまで、じっくり考えることが出来るようになってきていると思います。

自らの考えや行動をもとにしたり、家族を含む周囲の人の様子や考えを参考にしながら、年単位の年月をかけて経験を重ね自分自身を育てています。

以上のことから、怒らない子育てが悪いとは、私はどうしても言えないわけです(^o^)

 

子どもを怒るのは親の側に怒りたい理由があるだけ

それでは4つ目の、「子どもを怒るのは親の側に怒りたい理由があるだけ」ということについて、お話しいたします。

自分のことを振り返ってみると、ばつが悪いことに、子どもを怒っていた理由は私の都合だけだったのではないかと思い出されます(^_^;)

子どもを怒ってしまっていた頃は、私が忙しかったし忙しい気持ちになっていたし、ちゃんと育てなくちゃ!恥ずかしくないように育てたい!良い子に見えるようにしたい!早く正しい行いをするようにさせたい!と焦っていました。

子どもの言動をキッカケにして、自分の焦りやイライラや大変さを「子どもへの怒り」という形で放出させていた、とも言えます(o_ _)o

だから子どもとしたら、怒られる理由も必要もなかったわけです。

ゆったりした気持ちで、子どもと一対一で向き合えると、怒ること・けなすこと・否定すること・怒鳴ること・威嚇すること……そんなことをしなくても済むんだな~と、つくづく感じます。

これは、我が子たちとのやりとりだけでなく、接することがあるお子さん方とのやりとり全てにおいて、私が感じていることです。

そうは言っても、子どもが小さい頃は本当にバタバタした毎日でしたし、自分の時間を確保してホッとするなんて、まして自分のことに意識を向けることさえ無いような大変さがありました。

だから、常に切羽詰まっていて気も張っていて、それ故に我が子を怒ってばかりだったのも頷けます。

ただ、過去の私はそれについて、自分の大変さをぶつけていただけだとは、気づけていなかったというわけです。

 

子どもを怒っても親は幸せな気持ちにはなれない

最後の5つ目は、「子どもを怒っても親は幸せな気持ちにはなれない」ということについてです。

私は、先ほどご紹介した『子どもは大人の鏡』を、発達障がいについてまだ悩んでいない頃にも目にしていました。

その時には、実の妹のことや自分の小さい頃のことを思い出しながら読んだ覚えがあります。

その後、観光施設のトイレでは、我が子のことを思いながら読むことになり、泣いてしまったのです(ToT)

それからも、何度か別の場所で目にしていますが、その時々で子たちの状況や私の心境などと重ねてきました。

夫のことを思いながら読んだこともありますね~。

私の心境も周囲の状況も変化し続けているので、との時々で目にとまる行が違ったり、心に残る言葉も違ったりするようです。

最近では、自分の子育てを振り返って「よく頑張った!」とエールを送ったり、自分と共に成長してくれた我が子への感謝の気持ちが溢れてきて、涙が出たりもしますよ……歳かしら??

そして、我が子に対して怒りの気持ちをぶつけていた自分は、決して幸せな気持ちではなかったと思い出すのです。

それが証拠に今では、子どもたちのお世話が大変ではなくなったのも大きな要因の一つだとは思いますが、私の気持ちが穏やかになり肩肘張る必要もなくなったので、常に楽な気持ちでいられるようになりました(*^_^*)

かつてのように我が子は可愛いという気持ちから幸せを感じるだけでなく、自分自身の心と体の具合も安定していて幸せを感じられるようになったのだと、実感しています。

 

発達障がいがあるお子さんの子育てについては、こちらでも詳しくお話ししていますので、よろしければご覧くださいね。

発達障がいの子どもにしてきた対応に不安?自信に変わる考え方とは!

発達障がいへの親の甘やかしとは?適切な関わりをしたいなら!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がいがある子を怒らない子育てに自信を持っていいワケとは?というテーマでお届けしてまいりました。

あなたもご存知のように、発達障がいがあると自己肯定感が低くなりがちだと言われています。

物事の受け止め方や考え方がマイナスになりがちなことも、その理由の一つでなのではないかしらと、私は考えています。

だからこそ、お子さんを怒るのではなく、お子さんの気持ちや望ましくない言動に至った理由などに目を向けてあげて、より良い言動を教えてあげるだけで十分なのです。

あなたがされている、お子さんを怒らない子育ては素晴らしい!私は心からそう思います(*⌒▽⌒*)

これからも、お互い幸せな気持ちになれる子育てをしていきましょうね!

 

 

それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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