発達障がいで音楽好きなお子さんにおすすめ!集中力がアップする音遊び

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたが、こちらを読まれているということは、あなたのお子さんは音楽がお好きなのですね!

お家では、子ども番組の歌にじっと耳を傾けたり、曲に合わせて体を揺らしたりと、楽しそうにされているのではないかと思います。

あなたと一緒に、地域の育児サークルなどに参加されることもあるでしょうか。

カスタネットや鈴などで遊ぶのが好き!

ピアノやキーボードなど音程のある楽器を触るのも好き!

お子さんのそんな姿は、見ているこちらまで嬉しい気持ちになりますよね。

私がお子さんたちと一緒に音楽を楽しむ時には、お子さん一人一人の笑顔や体を揺らす姿に、更に嬉しくなってバイオリンを弾いています。

小さなお子さんでも、音楽が聞こえてくると動きを止めたり、どこから聞こえてくるのかとキョロキョロしたりウロウロしたりと、気になる様子です。

音楽をもっと楽しんでもらいたい!

お気に入りのメロディーが、お子さんの何かに役立てられないかしら!

あなたも、そんなお気持ちなのではないでしょうか。

でももしかして、音楽は楽器がないと出来ない!

何か特別なことをしないと、音楽を役立たせることは出来ないんじゃ!

そんな風に思ったりしていませんか?

大丈夫!安心してくださいね。

楽器を使わなくても、特別な準備をしなくても、音楽って役に立つんですよ。

そこで今回は、発達障がいで音楽好きなお子さんにおすすめ!集中力がアップする音遊び、というテーマでご紹介していきたいと思います。

 

音楽を使った遊びはお子さんの集中力アップに役立つ

小さいお子さんたちと音楽を使って遊んでいると、テンポのいい音楽に合わせて楽しそうに体を動かしたり、真剣な表情で知らない曲にじっと耳を傾けたりしてくれます。

音楽が好きなお子さんであればあるほど、その傾向が強いと私は感じています。

これは、お子さんたちが、音楽を楽しもうと「集中」している証なのではないでしょうか。

だからこそ、音楽を使った遊びを通して、お子さんの集中力はどんどんアップしていくと私は考えているのです。

そこでまず、音楽を使った遊びは、どのように集中力アップに役に立つのかについて、お伝えしてまいりますね。

 

いつでもどこでも簡単に集中できる時間が作れる

まず1つ目に、「いつでもどこでも簡単に集中する時間が作れる」ということです。

今回ご紹介する音楽を使った遊びは、楽器などを準備する必要はなく、場所や時間も選びません。

だから、お子さんとの普段の遊びでやってみることも出来ますし、「あとちょっとだけ待って~!」「少しじっとしていて~!」という場面でも大活躍します。

今ここで!という時を、いつでも集中する時間にできるわけです。

お子さんが日常生活のあちことで、待つことが出来たり集中していられたら、あなたも嬉しいし、お子さんのことをいっぱい褒めてあげられますよね。

お子さんは、そのような経験を重ねることで、集中できる時間や回数を少しずつ増やしていけるのです。

もちろん、お家にある楽器を使ってもOKです。

カスタネットや子ども用のオモチャの楽器を使ってもOKです。

でも、もしも準備に時間がかかってしまったりしたら、そのチャンスを逃してしまうかもしれないわけです。

それに、お出かけする時はどうしましょう……いつも楽器を持ち歩くのは大変ですよね。

だから、まずはいつでもどこでも、あなたの身一つで簡単にできる音遊びがオススメなのです。

 

気分を上げたり落ち着かせたりできるから集中力が高まる

では次に、「気分を上げたり落ち着かせたりできるから集中力が高まる」ということについてです。

あなたは、楽しいことをしている時は気分が盛り上がって、時間が経つのも忘れてどんどんはかどる!というご経験はありませんか?

一方で、面白くないことや難しいこと、面倒くさいことをしている時は、時間がゆっくり進んでいるように感じることはないでしょうか。

そんな時に私は、「できれば他のことをしたいな~。」と注意散漫になってしまったり、やる気が起きない!集中も出来ない!もうしなくていいか!と、諦めてしまうことも少なくありません。

また、イライラしたり緊張したりしていると、集中するどころではなくなります。

集中するには、楽しい!面白い!嬉しい!という気持ちの盛り上がりや、心配や不安がないという心の落ち着きなども大切なんですね。

その点音楽を使った遊びは、音楽の使い方によって、お子さんの気持ちを和らげたり盛り上げたりできるのです。

さらにそこに、遊びをする時の楽しさや面白さが加わるのです。

だから、集中するための条件が揃っているということになりますね。

気分を盛り上げることができて、反対に心を落ち着かせたりもできる音楽を使った遊びは、集中力を高めるのにもってこいなのです。

 

アレンジ自由だから集中できる時間を延ばせる

それでは3つ目に、「アレンジ自由だから集中できる時間を延ばせる」ということについてご説明いたします。

あなたもご存知のように、小さいお子さんが集中できる時間って短いと思いませんか?

小さい子供が集中できる時間は、年齢+1分とも言われますが、我が子たちはそんなに長く集中していられたかしら……と思い出します。

お風呂で頭を洗ってあげていた頃は、我が子がじっとしていられる時間との競争でした。

あと少しで全部のボタンを自分で留められたのに~と思いながら、我が子の「やってぇ~!」に手を貸すことも日常でした。

あなたとお子さんの毎日は、いかがですか。

お子さんの、その日その時の様子に合わせて、集中する長さの調節が出来るのが、音楽を使った遊びなのです。

一瞬パッと集中してもらうだけでなく、その集中できている時間を延ばしてあげるためにも役立つでしょう。

ゆっくりしたり早くしたり、短くしたり長くしたりと自由自在にアレンジ出来るので、お子さんの成長段階や集中できる具合に合わせて、無理なく少しずつ集中できる時間を延ばしていくことができるわけです。

 

お子さんの集中力アップに役立つ音楽を使った遊び5選

いかがでしたか?

音楽を使った遊びは、お子さんの集中力アップに役立つことがお分かりいただけたでしょうか。

それではここからは、簡単にできる音楽を使った遊びを5つご紹介いたします。

これらの遊びは、我が子たちもバイオリン無し身一つの私と楽しめていましたから、オススメです!

 

音遊び1.速さを変えて手遊びをする

まず1つ目にご紹介する音遊びは、「速さを変えて手遊びをする」になります。

お子さんのお気に入りの手遊び歌や、あなたが幼少期にされていて一緒に遊べる手遊び歌などでやってみましょう。

♪ せっせっせ~のよい!よい!よい!……

♪ げ~んこ~つや~まの~た~ぬき~さん~……

簡単で慣れていて、やりやすいものなら何でもOKです。

もちろん、いつもと同じ速さで楽しむだけでも、1回するあいだ集中していられる!ということになりますからオススメです。

さらにそこから、ちょっとテンポアップして慌てた感じにすると、1回にかかる時間は短くなりますが、より集中力が必要な遊びになります。

早くなったテンポに合わせて、次の動作を考えないとならなかったり、今している手や腕や目の動きも、いつもより早くしないとならないから、知っている!慣れている!と緩く構えているわけにはいかないのです。

反対に、ゆ~っくりの~んびりやってみると、これまた調子が狂ってしまって、遅く動かす!ということに集中しながら、いつもより長い時間集中していられることになりますね。

 

音遊び2.体を使った遊び歌に大きく強弱をつける

次の音遊びは、「体を使った遊び歌に大きく強弱をつける」です。

こちらでは、手遊びより大きな動きの遊びを選んで、お話しいたします。

♪ お~きなくりの~きのしたで~……

♪ あ~たま~か~た~ひ~ざ~とん~……

もともと手足や体全体を使った遊びは、大きな動きが多いと思いますが、そこに更に強弱をつけて遊んでみましょう。

大きな声で歌いながら体を大きく動かしたり、小さい声で歌いながら体の動きを小さくしたりします。

体を思いっきり大きく動かすと、バランスを崩して倒れそうになったりしますよね。

すると、倒れてしまわないように気をつけたり、自分の体の動きにまで注意を向けないとならないので、更に集中力が必要になるわけです。

他にも、大きく強く歌いながら体の動きを小さくしたり、小さい声で歌いながら体は力強く大きく動かしてみても面白いですね。

表情にも強弱をつけたり、1つ目の音遊びも混ぜて早くしたり遅くしたりとアレンジすれば、もっと集中力が高まる遊びになります。

相当集中しないとならないので、ちょっと頑張ると出来るかな~というくらいのアレンジ具合がオススメです。

 

音遊び3.メロディーで曲あてクイズをする

それでは3つ目の音遊び、「メロディーで曲あてクイズをする」をご紹介いたします。

こちらは、何の曲か当ててもらう、体を動かさなくても出来る音遊びです。

歌詞をつけても出来ますし、うろ覚えであってもメロディーだけで遊べるので、より手軽に出来ますね。

お子さんのお気に入りの曲からはじめると、楽しい気持ちで集中してもらうことが出来るでしょう。

早くしたり遅くしたり、次の曲に移る前にお子さんが知らない曲をちょっとだけ挟んだりすると、何の曲だろう?じっくり聴かなくちゃ!と、より集中してくれると思います。

「最後まで聴いてから答えてね!」というルールを作っておけば、それだけで集中する時間を延ばすことができますね。

耳元で小さな声でハミングするのもオススメで、私は病院の待合室などで我が子とよくしていました。

こちらの音遊びを、かつての私が思いついていたら!

「何の曲でしょう?動物が何びき出てくるかな~?」と、我が子に言っていたかもしれません。

♪ わたしゃおんが~くか!やまのこりす~!やまのこりす~!やまのこりす~!……

きっと、ゆ~っくり何回も「りす」のところばかりハミングして、我が子の髪を慌てることなく洗えていたことでしょう。

 

音遊び4.手拍子や肩を軽くたたくリズムで曲あてクイズをする

次は4つ目の音遊び、「手拍子や肩を軽くたたくリズムで曲あてクイズをする」についてです。

こちらの遊びは、ヒントとなる歌詞やメロディーがないので、当てるのがちょっと難しくなるかもしれません。

だから、お子さんが知っている短い曲がオススメです。

あなたが手拍子をしたり、お子さんの肩を軽く叩いてあげて、そのリズムだけで曲を当ててもらいましょう。

リズムがはっきりしていて分かりやすい、「かえるのうた」や「メリーさんのひつじ」などがいいですね。

お子さんの目の前に何かがあって、気が散ってしまってるいるようであれば、あなたが声を出さずに口をパクパクして、注目するところを作ってあげてもOKです。

そうすると、歌詞のヒントをプレゼントしてあげることにもなりますが、耳からの情報と目からの情報を一度にキャッチして整理したり繋げたりする必要があるので、もちろん集中力アップにつながりますよ。

肩を軽くたたいてあげると、お子さんの体に軽い振動が伝わったり触られることが刺激になって、より集中しやすいこともありますから、是非やってみてくださいね。

あなたが、曲を当てる側になっても楽しめます。

お子さんが打つリズムは、もしかしたら判別しにくくて、なかなか当てられないかもしれません。

そうしたら、その分何回もリズム打ちをしてもらう必要がありますから、お子さんが集中できる時間を延ばせることにもなりますね!

 

音遊び5.面白い歌詞に変えて歌う

最後にご紹介する音遊びは、「面白い歌詞に変えて歌う」になります。

お子さんが歌えて、良く知っている曲で遊んでみましょう。

はじめは歌詞を変える時に、明らかに違うと分かるようにしてあげてくださいね。

小さかった我が子たちも、当時の情報量や知識量だけで替え歌を楽しんでいました。

メロディーに合うような言葉に変えられないと、ものすごい字余りになって、ちょっとした作文みたいになることもあって、それはそれで面白かったのを思い出します。

代わる代わる歌って遊んだ時には、えらく長い沈黙だなと我が子が歌うのを待っていたら、全く違うメロディーの替え歌が始まったり……。

お互いの待ち時間のあいだに、実は必死で面白い歌詞を考えていたりと、いつの間にか夢中になっていたものです。

♪ ごんべさんの赤ちゃんが風邪引いた~、ごんべさんの赤ちゃんが風邪引いた~、ゆうさんの子どもが寝坊した~!……

今でも、私は大きくなった我が子たちと、替え歌で一緒に遊んだりしますよ。

すっとんきょうな替え歌でも、気にしなくてOKです。

♪ 〇〇ちゃんのお母さんは買い物に行った~、………、だけ~どケチだからお菓子買~わない!

♪ ゆうさんの子どもはお金持ち~、………、だか~らお菓子は自分で買うよ!

いかに面白くて興味を持ってもらえるか!ということだけを考えて一生懸命になるので、今となっては私の方の集中力が試されているのかもしれませんね。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、発達障がいで音楽好きなお子さんにおすすめ!集中力がアップする音遊び、というテーマでお届けしてまいりました。

音楽を使った遊びは難しい準備が必要なく、いつでもどこでも簡単に取り入れられます。

あなたも、ちょっとは興味をもって~!もう少し頑張って!などと言いたくなる場面や普段の生活の中で、お子さんが好きな歌や知っているメロディーを使って遊んでみましょう。

速さやリズムを変えたり、クイズにしたり替え歌にしたりすれば、楽しくなって更に集中してくれるはずです。

音楽を使って遊びながら、お子さんが少しでも興味を持って楽しめた時には、一緒に喜びながらいっぱい褒めてあげて欲しいと思います。

これからもっと、お子さんが集中できる時間や場面が、あちこちで増えていくのが楽しみですね。

 

 

それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です