発達障がいの子を親が放置せずに楽になれる方法

こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたは今、発達が気になるお子さんを目の前にして、放置して逃げ出したい気持ちになってはいませんか?

本当はそんなことはしたくないし、そんなことを考えてしまう自分に怖くなりながらも、ふと「このまま放置してどこかに行ってしまえたら楽になるかな……。」と思ってしまったりしていませんか?

私は、そんな気持ちになったことがあります。

「発達障がい」という言葉が身近になり、何をどうしていいか分からなくて、親としてどう接していいのか分からなくて、自信がなくなってしまっていた頃のことです。

どうにかしないとならないし、逃げていいわけはないけれど、知らんふりして放置できたら楽だろうな……と思ったことは一度や二度ではありません。

あなたも、そんな気持ちではありませんか?

放置しちゃダメだと分かっているのに、大切な我が子をどうして放置したいとまで思ってしまうは、とても苦しいですよね?

でも、安心してください。

今回は、あなたが発達障がいのお子さんから逃げ出すことなく、放置せずに楽になれる方法をご紹介しょうと思います。

 

発達がいを親が放置したくなる理由

あなたが、発達が気になるお子さんを放置したい気持ちにならないようにするために、どうしたらいいのでしょうか?

本当は放置なんてしたくないのに、どうして放置したいなんて思ってしまうのか。

まずは、その理由について、一緒に考えてみましょう。

理由を知るだけでも、少し気持ちが楽になるかもしれません。

 

理由1.子どもが言うことを聞いてくれない

理由の1つ目は何と言っても、あなたの言うことが聞いてもらえないです。

あなたがいくら注意しても、お子さんが言うことを聞いてくれないのではありませんか?

「早く宿題をしなさい!」

「もうゲームは止めなさい!」

「大声で騒いじゃダメ!」

「部屋の中でドタドタしちゃダメ!」

もう何度も何度も注意をしているのに、ゲームに夢中になっているお子さんや、夢中で遊んでいるお子さんには、あなたの声が届かなくてイライラ……。

あなたの注意する声は、だんだん大きく強くなっていっているのに、それでも聞く耳を持ってもらえず大騒ぎは止まず……。

これが毎日続いたら、立ち向かっていく体力も気力も無くなってしまうでしょう。

あなたは、ゲームを止めないで宿題が後回しになったら、寝る時間が遅くなるのを心配しているのですよね。

夜遅くなって大声でドッタンバッタン騒いでいたら、ご近所迷惑なのではと気が気ではないのですよね。

だから、なるべく早く言うことを聞いて欲しいのに、その願いは一向に叶えられない……これでは放置したくなってしまうと思います。

 

理由2.何をどうしていいのか分からない

次に2つ目の理由は、何をどうしていいのか分からなくないということです。

あなたは、決して何もしていないわけではなく、これまで見聞きしたり学んできたことを総動員して、あれこれ工夫しながら、伝えたいことを伝えているのだと思います。

でも、何故か問題は改善しないまま……。

あなたが望むような変化は感じられず……。

あなたが思うような結果にならないことが続く……。

日々一生懸命に、今抱えている問題に対して立ち向かって頑張っているのに、何もよくならない。

だから、何をどうしていいのか分からなくなって、ふと、「もういいや!もう知らない!勝手にどうにかなればいい!」と思ってしまうのではありませんか?

自分のことはさておき、頑張っても頑張っても上手くいかないから、あなたの不満は大きくなっていってしまうのですよね。

そんな状況が続いたら、誰だってさじを投げたくなってしまうでしょう。

 

理由3.協力者がいない

それでは3つ目の理由、協力者がいないについてです。

あなたには、あなたの悩みや苦しみを分かってくれる理解者はいますか

もしかしたら、あなたには、大変な状況に寄り添ってくれる人がいないのではないでしょうか。

一生懸命やっているのに誰にも聞く耳を持ってもらえず、あれもこれも上手くいかなくて、もう何をどうしていいのか分からなくなっている、そんな状況なのに頑張るしかない、というのが現状なのではないですか?

発達が気になるお子さんとのやり取りに疲れきってしまって、放置したい気持ちになってしまうお母さんには、協力者がいないことが少なくありません。

あなたはいかがですか?

何をどうしていいのか分からないけれど、お子さんとの関わりを断つことなく頑張っているあなたは、一人ぼっちで立ち向かっているのではないですか?

毎日毎日続く、改善しない悩みに立ち向かい続けないとならない苦しみや悩みは、とても過酷なので放置したくなってしまっても不思議ではありません。

せめて愚痴をこぼせる場所があったら…、話を聴いてもらえるだけでも気持ちが休まるのに…、と思うことはありませんか?

本当は、あなたも信頼できる協力者が欲しいはずです。

ただ、それがなかなか出来なくて難しいから、今は一人で踏ん張るしかないのだと思います。

でも、大丈夫です。

この後、放置しないですむ方法をご紹介する中で、どうしたら信頼できる協力者を見つけられるのか、その方法もしっかりお伝えしてまいります。

 

発達障がいを親が放置しないですむ方法

さて、早速ここからは、あなたが発達障がいを放置しないですむ方法をご紹介していきますね。

全部で3つあります。

一つ一つ、ゆっくり読み進めていってくださいね。

これら3つについて考えて整理することで、お子さんを放置しないですむ方法が見えてくると思います。

さあ、一緒に紐解きしていきましょう。

 

方法1.命令者ではなく聴き役になる

まず1つ目の方法は、「命令者ではなく聴き役になる」ということです。

あなたはお子さんに命令ばかりしていませんか?

あなたの伝え方やその内容が、お子さんには入っていきにくい、ということはないでしょうか……?

もしかしたら、声を荒げて何度も何度も注意するあなたの伝え方が、お子さんの耳を素通りして放置されてしまっているということはないでしょうか。

お子さんは、ただ命令を言われ続けているだけになってはいないか、ということです。

お子さんが何かを言っても、あなたはただ聞いているだけで、そのまま流してしまっていませんか?

まずは、お子さんの言い分に耳を傾けてあげましょう。

気持ちを分かって欲しい!聴いて欲しい!という欲求を満たしてあげて欲しいのです。

そうしたら今度は、あなたの言い分にも聴く耳を持ってくれるようになるでしょう。

誰だって、命令されてばかりでは嫌な気持ちになりますよね。

その反対に、ただただ話を聴いてもらうだけで、安心した気持ちになれることだってあるわけです。

まずは、命令者ではなく、聴き役になってあげましょう。

そして最後に、あなたの願いや希望をそっと静かに伝えてみましょう。

 

方法2.達成したい課題を考える

では次の方法、「達成したい課題を変える」についてです。

あなたが解決したいと思っている問題は、お子さんが解決しやすい問題と上手く重なっているでしょうか。

到底できっこない課題を要求されても、どうにも従えませんよね。

あなたの願いや希望である達成したい課題は、お子さんにとって達成されやすい課題になっていますか?

そこにズレが生じているとあなたの努力や労力だけが、報われないまま放置されていくことになってしまうのです。

例えば、「階段しかないビルの5階に一気に移動して!」と言われても、きっと難しいでしょう。

私だったら、2階までなら…もしかしてですが…どうにか一気に駆け上がれるかもしれません。

子どもと一緒だったとしたら……ジャンケンをしてフルーツバスケットで遊びながらなら、たどり着けるかもしれません(やっぱり無理かな……)。

そんな状況の私が、「子連れで大変かもしれないけれど、ひとまず階段を3段だけ上がってよ!」と言われれば、子どもをおんぶしてでも課題を達成できると思います。

いかがですか?今一度、あなたが達成したい課題がお子さんにとって受け入れやすい課題になっているかどうか考えてみませんか?

「達成したい課題」と「達成されやすい課題」を整理して、あなたとお子さんが無理なく達成できるようにしていきましょう。

 

方法3.協力者を見つける

それでは3つ目の方法、「協力者を見つける」について、お話しいたします。

協力者は、あなたの心のうちに耳を傾けてくれて、これからの課題をあなたと一緒に考えてくれるでしょう。

これまで一人で抱え込んで頑張ってきたあなたには、いち早く協力してくれる人を探して欲しいと思います。

あなたにはこれから、お子さんに耳を傾ける聴き役になっていただきたいのです。

私たちは息を吐くから、新しい息が吸えるのです。

それと同じです。

これまでと同様に一人で抱え込みながら(息を吐くことなく)、さらに聴き役に徹して(息を吸ってばかり)、これでは苦しくなってしまうでしょう。

あなたが協力して欲しい人は誰ですか?

それは、一番身近にいるパートナーである夫さんかもしれません。

でも、その夫さんもまた、あなたの話に耳を傾けてくれていないのかもしれませんね。

それなら、急がば回れです!

夫さんの言い分に、まずは1回だけでも耳を傾けてみませんか?

あなたの考えや思いと正反対の言い分が飛びだしても、途中で遮らずに、ひとまず最後まで聞き取るのです。

内心、「またそんなこと言って!」「まったく分かっていないくせに勝手な文句ばっかり!」と思っていてもOKです。

そして、もしも余裕があれば、できるだけ平坦な気持ちで、トゲがあったり嫌みっぽくならない感じで、「ふ~ん」「へ~」「ふんふん…」「そ~」と、返してみましょう。

自分の言い分を最後まで聴いてもらえた夫さんは、少しずつ少しずつ、あなたの話を受け入れる余裕が出てくるはずです。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、発達障がいがあるお子さんを放置せずに、あなたが楽になれる方法というテーマでお届けしました。

あなた一人で問題を抱えこんで命令してばかりでは、何も改善しません。

今はまだ頑張れていても、いずれはあなたが病んでしまうかもしれません。

命令されてばかりのお子さんだって、面白いわけがありませんよね。

まずは言うことを聞かせたい!ではなく、言い分を聴いてあげる聴き役に徹しましょう。

そして、あなたが達成したい課題を、お子さんが達成されやすい課題に考えなおして、そっと静かに伝えてみましょう。

これからは、あなた一人で抱えこまず、協力してくれる人を探してくださいね。

そうしたら、きっと、楽な気持ちで無理なくお子さんを支えていけますよ。

 

 

それでは、今回はこれにて失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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