発達障がいサポートセンターって何?

こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたが、こちらを読まれているということは、お子さんの発達が気になっているのでしょうか。

もしかして、医師から発達障害の疑いがあると言われて、ショックでどうしていいか分からないのではありませんか?

私もかつて、それで不安になって泣きながら、無料の市民相談窓口に電話したことがありました。

そこで一番はじめに紹介してもらったのが、発達障がいがある人のためのサポートをしてくれるセンターの存在でした。

と言っても、それが何なのかも分からなくて……。

「障害者」のための……!!というくくりになってしまうのかと思うと、ショックで悲しくて……。

あなたもそうではありませんか?

例え、これから行くとしても、一体何を聞かれるか……何を話さないとならないのか……と、不安になりますよね。

でも、大丈夫、安心して大丈夫ですよ。

私の経験では、名称は違うかもしれませんが、発達障がいがある人をサポートしてくれるセンターは、あなたの安心のための強い味方になってくれると思います。

そこで今回は、発達障がいサポートセンターについて、お話ししようと思います。

 

発達障がいサポートセンターってどういうところ?

あなたは、発達障がいサポートセンターを紹介されたはいいけれど、そもそも、それが何なのかも分からず、不安で動き出せないのではありませんか?

そうですよね……。

まだ、障がいがあると決まったわけでもないのに、お子さんに何と言えばいいんでしょう……。

まずは、お子さん抜きで、あなただけが相談できないかと考えたりもしませんか?

私は、そうでした。

だから、まずは私一人でも相談にのってもらえないかどうか、電話をしたんです。

あの時の安心した経験から、あなたにご紹介したいことがあります。

きっと、あなたの前に「安心」という道が見えてくると思いますから、リラックスして読んでくださいね。

 

発達障がいについて理解できる

まず1つ目にご紹介したいのが、発達障がいサポートセンターは「発達障がいについて理解できる」ところだ、ということです。

例えば、医師から「発達障害の疑いがあります。」と伝えられても、何か大変なことになってしまった!どうしよう!だけで終わってしまうことがあると思います。

お医者さんは混んでいますし、その場で何時間も詳しい説明をしていただいた、という話も聞いたことがありません。

それに、「ハッタツショウガイ」という言葉がショッキング過ぎて、とっさに質問なんて出てこないのではないでしょうか。

その点、発達障がいサポートセンターでは、時間を取ってゆっくりと相談ができるわけです。

分からないことについては、初めての方でも理解しやすいように、とても丁寧に教えてくれます。

例えば、

  • 発達障がいの原因は、遺伝や育て方ではないこと
  • 人は誰でも得手不得手があって、発達障がいがある場合は、その偏りが大きいこと
  • まわりから「怠け」や「性格」と見えてしまう様子は、実は発達障がいと関係していることもあること
  • 苦手なことは、出来ることや得意なところでカバーしていけて、そのためのトレーニングもあること

などなど、発達障がいを理解するために大事なことは、何でも知ることができると言って、過言ではないでしょう。

しかも、分からないことは、その場で質問できますから、納得いくまで理解できるに違いありません。

 

発達検査のことについて知ることができる

次に、「発達検査のことについて知ることができる」ということについてご紹介いたします。

ここでいう「発達検査」は、知的な能力をおおまかに把握したり、個人の得意・不得意などの特徴を知ったり、療育手帳取得のための判断に利用されたりする時に実施される、様々な検査のことを指しています。

実は、発達障がいというのは、「疑いがありますね」という医師の言葉や、サポートセンターで相談をしたからといって、いきなり「発達障がいがある」となってしまうわけではありません

診断を下すのは医師ですが、診断までには色々な情報が吟味されているのです。

その中の1つに、発達検査があります。

外からは見えない、人が持つ能力の全てを検査によってはかることは出来ませんが、その一部を数値で表すことができるのです。

それによって、「発達が気になる」場合に、どこがどう気になるのか、それによってお子さんがどんな風に困っている可能性があるのか等について、理解を深めていくことができるわけで。

この発達検査は、医療機関でも受けられますが、発達障がいサポートセンターで受けた検査結果が、必要に応じて医師の判断材料として使われることもあるんですよ。

さらに、検査を受ける方の年齢や様子、検査の目的などに合わせて、いくつか種類がある発達検査の中から、適切なものが実施される流れになっています。

このように、発達検査についても色々と知ることができます。

相談して、そのまま検査を受ける予約を取ってもいいし、もちろん説明だけ聞いて、後からゆっくり考えてもいいわけですから、安心してくださいね。

 

あなたが出来ることの見通しがつく

それでは3つ目の、「あなたが出来ることの見通しがつく」についてお話しいたします。

あなたは、ここまで読まれて、今どんなことを考えていらっしゃるでしょうか。

「じゃあ、我が子が苦しんでいるのは、発達の偏りのせいかもしれないなの?」

「発達検査って受けた方がいいの?家の子も受けられるの?」

「もしかして発達障がいがあるって分かったら、これから何がどうなっていくの?」

「えっと……私、今からまず、何をしたらいいんだろ?」

その疑問の殆どが、何が何だか分からない!何が分からないかも分からない!という、これから先のことだと思います。

発達障がいサポートセンターでは、それらのことについて一つずつ丁寧に、あなたやお子さんの状況に合わせて教えてもらえるのです

だから、あなたやお子さんの目の前に、どんな選択肢が広がっているのか、どう進んでいったらいいのかの見通しがつくわけです。

きっと、発達障がいサポートセンターで相談されるその日に、何をすればいいか!何をしたいか!ということも、ハッキリ見えてくるに違いありません

 

サポートセンターに行く前に準備したい大事な情報

いかがですか?

発達障がいサポートセンターについて、不安にならなくてもいいところなのだと、理解していただけましたか?

いきなり、何か知らないことが始まってしまうわけではないので、あなたも是非、怖がらずに相談のご予約をお取りになってはいかがでしょうか?

さてここからは、発達障がいサポートセンターに行く時に、是非準備しておきたい情報について、ご紹介したいと思います。

センターによっては、相談前のアンケートに記入する内容と、重なるところがあるかもしれません。

ただ、情報と言っても、思い出したりメモをしておけばいいだけなので、安心してくださいね

どちらのセンターに行かれても役に立つように、大事なものを3つご紹介いたします。

 

大事な情報1.成育歴とこれまでのエピソード

まず1つ目の大事な情報は、「成育歴とこれまでのエピソード」です。

成育歴は、お子さんが生まれた時のことや、これまでの検診や健康診断の結果、成長の過程で何か気になったことはあったか等の記録です。

これには母子手帳がもってこいです。

これまでのエピソードは例えば、

  • これまでにお子さんが、好きだったり興味があったこと、嫌いだったり苦手だったこと、あなたが覚えているお子さんの様子など
  • それは、だいたい何歳頃のことか
  • 保育園や幼稚園、学校の先生などから言われたことなど
  • 最近のお家での様子、食事のこと、身のまわりのこと、睡眠状況など
  • お家以外の集団生活での様子、お友達など人との関わりの様子など

これらは、どれもメモしておいて損はありません。

他にも、伝えた方がいいかどうか分からないことでも、思いついたことは何でもメモしておくことをお勧めします。

 

大事な情報2.お子さんが困っていること

それでは、大事な情報の2つ目「お子さんが困っていること」について、お話しいたしますね。

あなたがセンターに行かれる時に相談されたいことは、もちろん、あなたが困っていることだと思います。

私も、そうでした。

でも、ここでご紹介するのは、そこと切り離した「お子さん」が困っていることになります。

または、あなたが困っていることについて「お子さん」がどう捉えているのか、ということです。

とても大事なところなので、参考までに私の話をさせていただきますね。

私がまだ、発達障がいについての知識や理解がない、初心者だった頃の話になります。

発達サポートセンターとは別の、ある相談窓口で巡回医師に相談した時のことです。

私「家の子は、忘れ物があったり整理整頓が苦手だったり……。でも、病的なわけじゃないんです。

巡回医師「病的かどうかではないんですよ!ご本人が困っているかどうかなんですよ!

何かたしなめられた気がして、我が子のことについて軽く考えていた私は、一瞬固まりました。

発達障がいについて、「そうなのか!障がいって、そういうことなのか!」と、少し理解が深まった瞬間でした。

私から見てどうのこうのではなく、我が子がどう感じているかが一番重要なのだと、あの時の医師は教えてくださったんですね。

このことは、今もずっと大事に、心に留めていることの一つなんですよ。

あなたも是非、相談に行かれる時には、お子さんご本人が困っていること、お子さんご本人が何をどう感じているのか等を、分けてメモしていかれてくださいね。

 

大事な情報3.あなたが知りたいことや不安なこと

それでは、3つ目の大事な情報、「あなたが知りたいことや不安なこと」についてお伝えいたします。

ここで、あなたが困っていることや不安や悩み、知りたいこと等々をメモしておきましょう。

あなた以外のご家族の方々の考えや、あなたがまわりの方から言われて戸惑っていることや迷っていること等々を、メモしておくといいでしょう。

2つ目の大事な情報でもお伝えしましたが、ここでメモしておくことについて、お子さんの側はどう思っているのかも書いておくと、よりよいと思います。

発達サポートセンターでも、

「……そうなんですね。それについて、お子さんは何て言われていますか?」

「えっと……子どもには聞いていないので、どう思っているかは……分かりません。」

と、話が進まなくなった人がいるそうです……何を隠そう私です!

あなたは、今後も疑問に思ったり迷うことがあった時には、いつでも発達サポートセンターに電話で聞くことができるでしょう。

その時に相談されてもいいわけですが、せっかく足を運ばれるのであれば、時間を目一杯効率良く使って、一度にたくさんの疑問を解消できる方が、先の見通しも見えやすくなると思います。

是非、思う存分メモをしておきましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、発達障がいサポートセンターって何?というテーマでお話ししてまいりました。

そもそも、何なのかも分からなかった、センターに対するあなたの不安な気持ちが軽減されたでしょうか。

あなたが不安な顔をしていたら、お子さんはもっと不安になってしまいますよね……。

今のままでは、何もいい方向には進まないと思いませんか?

だから是非、まずはあなたの優しい笑顔を取り戻すために、相談に行かれてみてくださいね。

 

 

それでは、今回はこちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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