結婚前は、支援学校(旧用語学校)で養護教諭(保健室の先生)として勤務していました。
そんな私は、中学生と高校生をまたいだ時期に心と体の調子を崩して、学校へ行っていない時期があります。
でも、あることをきっかけに、「私は生きている!死んでしまったら何もできない!」「生きているんだから!」と、心機一転「登校すること」を目標にしたのです。
その後、誰にも相談できなかった自分のような、困っている子どもの力になりたいと進学を決心。
大学での学びこそが私に必要な知識でした。
心と体の健康の大切さを身をもって実感していたので、自分自身や未来ある子どもたちへ「心も体も元気が一番」という大切なメッセージを心に刻みました。
振り返ってみれば、人の感じ方や捉え方とそのバランスが大事だと感上げる、第一歩だったのです。
卒業後は夢を実現させて、子どもを見守り支えることができる養護教諭という職に就きました。
でも、結婚退職出産育児……という流れの中で、私はまたもや心の病気に苦しみはじめます。
「心も体も元気が一番」という強い気持ちに支えられているはずだったのに、それが、いつの間にかもろく壊れていたんですね。
薬を飲みながらも、まわりの環境が私に味方してくれて、10年近くかけて完治はしました。
しかし、実はこの時点ではまだ、自分の考え方に偏りがあったことに気が付いてはいなかったのです。