バイオリンを通して人と関わっていると、
「それは音楽療法のようなものですか?」と聞かれることがあります。
私は音楽療法については通信教育を通して学び、資格も取得しています。
ただ現在は、それを“療法として提供する”というよりも、音と人の関わりを理解するための一つの視点として、活動の中に取り入れています。
今日はその背景も含めながら、
音と人が関わる中で起きていることについてお話しします。
音と人の関係について
音楽はとてもシンプルで、
言葉がなくても人の反応を引き出します。
特に子どもたちと関わっていると、
音に対する反応の仕方に、その子らしさがそのまま表れてくることを感じます。
現場で起きていること
バイオリンの音をきっかけに、
じっと耳を澄ませる子もいれば、体が自然に動き出す子もいます。
こちらが「教える」というよりも、
音の中で自然にやりとりが始まっていく感覚です。
そこにあるのはとてもシンプルで、
- 音を感じる
- 反応が返ってくる
- また音で応える
という自然な循環です。
変化は“正しさ”の中ではなく“安心”の中にある
これまでの経験の中で感じているのは、
変化は何かを正した結果というよりも、
その人が安心していられる状態になったときに、
自然に起きてくることが多いということです。
できる・できないではなく、
「どんな状態でそこにいられるか」がとても大切だと感じています。
学びとしての背景
私はこれまでの中で、
音楽療法や発達、感覚統合という考え方について学ぶ機会がありました。
その中で特に印象に残っているのは、
人が安心していられる状態になると、
自然に表現や動きが生まれてくることがある、ということです。
これは理論としてだけでなく、
現場の中でも何度も実感してきたことです。
今の活動について
現在は、
- バイオリンレッスン
- 福祉施設や子育て支援施設・公民館講座などでの音の場づくり
などを通して、
「自由に音と関われる時間」をつくっています。
技術を教えることだけを目的とするのではなく、
その人がその人らしくいられる音の時間を大切にしています。
最後に
音楽は、上手になるためだけのものではなく、
人が自分らしくいられるための時間にもなり得ると感じています。
もし音に少しでも興味があれば、
まずは“楽しむところから”関わってもらえたら嬉しいです。
心も体も
元気が一番
音は、今のあなたのままで大丈夫だと教えてくれます。
無理に変えようとしなくても、
少しずつ整いながら、本来の響きに近づいていきます。
今の自分そのままを「OK」と思えること。
力を抜いて、安心していられること。
音楽やバイオリンの時間が、
そんなきっかけになれたら嬉しいです。
心も体も元気が一番。
あなたのペースで、大丈夫です。