こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。
あなたは、お子さんに発達障がいがあると分かった今、とても不安なお気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。
これから先の将来についての不安や心配、発達障がいがある子の母親という立場になったことへの混乱など、大変なお気持ちなのではありませんか。
私もそうでした。
ごくごく身近に発達障がいという言葉が存在していることについて、何か後ろめたいような気持ちになっていたりもしました。
発達障がいへの理解が深まるにつれて、まわりの人とは考え方や意見が違ったりして、ほっとできる時がないどころか、心にグサッと来て悲しくなってしまうこともありますよね。
あなたも、そうではありませんか?
そんなマイナスな気持ちのまま生活していくのは、とても苦しいですよね。
あなたもきっとそれで困っていらっしゃるのではないかとお察しいたします。
大丈夫!あなたの心が晴れる日はきっと来ますよ。
それが今日になることを願って、今回は「発達障がいがある子を持つ親の気持ち!心を解放するフレーズ集Ⅰ」というテーマでお伝えしていきたいと思います。
こちらの動画では概要をお伝えしています↓(*^_^*)↓
詳しくは続きのブログを是非、読んでみてくださいね!
Contents
発達障がいがある子を持つ親の気持ちを縛っているものとは?
発達障がいがあるお子さんをお持ちの親御さんなら誰しも、凄く凄く苦しい思いをした時期があると思います。
それが今もずっと続いていて、心が窮屈なままの毎日を送られている方も、少なくないでしょう。
まずは、どんなことが私たちお母さんの気持ちを縛っているのか、整理してみましょう。
未来への不安
まず1つ目に、「未来への不安」があります。
発達障がいという言葉すら、今まで意識して見たり聞いたりしたことがない、ましてや身近なこととして考えたことなんてなかった……という方も少なくないでしょう。
それなのに、その言葉がいきなり身近にやってきて、色々と知らないことばかりに囲まれて……そこからスタートするわけです。
思い出してみてください!
母親になって育児をしていく……そのことだって、はじめは知らないことばかりだったでしょう。
親になるまでに、どこかで見たり聞いたり読んだりしたことはあっても、実際に自分でするとなると、手も足も出なくて大変だった~という思い出はありませんか?
抱っこも沐浴も恐る恐る……哺乳瓶を持つ向きがあることだって初めは知らなくて……。
発達障がいに関する様々なことは、それよりももっと知らないことばかりのはずです。
これからどうなっていくのか、将来のことについては何も分からない……。
分からないことについて、どういう希望が持てるのかも分からない……。
これからの人生のどの段階で、どんな未来を想像すればいいのかも分からない……。
未来のことについての不安だらけですね!
他とは違う現状に対する心配
次に、「他とは違う現状に対する心配」ということがあります。
自分の子どもに発達障がいがある!と知った途端、「他の子と違う」「うちの子だけが別」などと、特別感でいっぱいになってしまうものです。
今目の前の子どもの様子だけでなく、ずっと昔まで遡って、あれこれと違い探しをしてしまうこともあるでしょう。
あの時の様子が違っていたのも、そのせいだったんじゃ……。
じゃあ、あれもオカシカッタんだ!
っていうことは、今のこれも変なの?
発達障がいという枠組みの中に入ることになってしまった我が子なのだから、私が見てきた我が子の姿は何もかも特殊だったんじゃ……。
悲しいというか苦しいというか、どこかにぽっかり穴が空いたような気持ち……愕然としてしまいますよね。
そして、親である自分は今もう既に、なんだかは分からないけれど特殊な世界にいて、今のこの自分でいては良くないんじゃないか、という底知れぬ不安と心配に支配されるのではないでしょうか。
誰とも違うという捉え方をすることで生じる気持ち、自分だけという心細さ、これで合っているのだろうかという心配などが尽きませんね。
過去の自分が吸収した思い込み
3つ目に、「過去の自分が吸収した思い込み」ということについて、お伝えいたします。
私たちの心と体には、生まれてこのかた長年かけて得てきた知識や習慣などが、たくさん詰めこまれています。
生まれ育ってきた過程で吸収してきた、当たり前や常識、風習や慣習、決まりやルールなどなど……が、しっかり頭の中に残っているわけです。
挨拶はこうするべきなんだ!
じっと静かに待たないとならない場所や場面があるんだ!
そんな態度をとってはいけないんだ!
でも、発達障がいという言葉が入ってきてからは、子育てだけでなく何気ない毎日の生活や、ひいては生き方に至るまで、参考に出来ることがそれだけでは足りなくなるわけです。
それまでに得ていた情報や知識があまりにも当たり前なので、それありきでしか今後について考えられないのかもしれません。
また、真っ新な状態から自由に考えるという経験があまりない場合にも、そういう発想をすること自体が自分の中には存在しないのではないかと思います。
今自分を悩ませていること全部が、もしかすると込みや勘違い、一例であったとしても、それらに当たり前のように縛られているので、身動きが取れず苦しんでしまうのです。
逃げ場がなく、進む先もないという状況に陥ってしまうわけですね。
親の心を解放する5つのフレーズⅠ
いかがでしたか?
発達障がいがあるお子さんをお持ちの親御さんは、今現在のことだけでなく、未来や過去と繋がることについても縛られてしまうことがある、ということについて理解を深めていただけたでしょうか。
あなたのお気持ちにも重なるところがありましたか?
それではここからは、そんな苦しい気持ちでいらっしゃる、あなたの心を解放するフレーズ集Ⅰとして5つご紹介いたしますね。
「ユニークな存在であれ」
まず始めに、「ユニークな存在であれ」ということです。
これは私が、養護教諭(学校の中にある保健室の先生)とはどうあるべきか、どうありたい存在かということを学んでいた学生時代に、心に強く入ってきた言葉です。
私が、「一つの学校に一人しかいない養護教諭という立場の人になる」ということを、改めて意識しはじめていた頃だったと思います。
(*地域によって違いますし、大規模校や支援学校などで二人の養護教諭がいる場合もあります。)
ある講義で、養護教諭は学校の中で唯一特別な存在で、すなわちユニークな存在なのだ、と教えられた時のこと。
当時既に、自分の憧れの職業は学校の中で非常に大切な役割を担うということは学んでいましたが、それを「ユニーク」と表現するなんて!と、凄く感動したのです。
私は特別感あふれるユニークな存在になるんだ!
なんて格好いいんだ素敵すぎる!
私のことなので、きっとそんな気持ちになっていたはずです。
ところで。
あなたは、発達のことが話題になっている時に「ユニークな子だよね~」という表現を耳にすることはありませんか?
私はそのような場面に居合わせた時に、学生の時以来初めて「あ!”ユニーク”っていう言葉だ!そういうことなの?」「この世に一人しかいない素晴らしい存在ってこと!」と、とてもとても嬉しくなったんです。
そして改めて、我が子に対して、また我が子の親である自分自身に対しても当てはめました。
誰とも違っていていい!私しかいない!我が子しかいない!だからこそユニークなのは当たり前!ユニークでなければ私ではない!我が子でもない!
今の私の気持ちは、それくらいの気持ちです。
「それもOK!そうじゃなくてもOK!」
次は、「それもOK!そうじゃなくてもOK!」ということをご紹介いたします。
私の実家にいる身内のことについての悩みを、大先輩のお母さん方に相談したときのことです。
(その方々のお子さんは、もう大人だったと記憶しています。)
その場の話題は、障がい者年金のことになりました。
私は、福祉のお金をいただいている身分で、そのお金を娯楽使うのはいかがなものか……という、肩身が狭く後ろめたい気持ちでいました。
でも、ある大先輩お母さんが、「いいじゃない(年金を何に使うか自分で決めることを)許してあげて。」と言われたのです。
狭い考えを持っていた私の心の内を読まれたようで、恥ずかしいくらいの気持ちになりました。
何より、大先輩が言うのならそれでいいんだという安堵の気持ちと、悪いことをしているんじゃないんだという安心感に包まれたのです。
自分の理想や希望と違っていることの中にも、他の方からしたら「OK」なことがあるのですね。
だからこそ同時に、自分の中のそれは「そうじゃなくてもOK」でもあるということになりますね。
そうして少しずつ、私が身にまとっていた「こうでなければ恥ずかしい」「こうでなければダメだ」という偏った考えが薄められていくこととなったのでした。
「あなたはその人になりたいの?」
では3つ目に、「あなたはその人になりたいの?」ということについて、お伝えいたします。
私が自分自身の在り方や趣味のバイオリンのことなどについて、「私はあの人みたいではないから」「私はあの人のようにはなれないから」という気持ちで、どうしたらいいか分からなくなってカウンセラーの方とお話しした時のことです。
「あなたはその人になりたいのですか?」という質問をされたのです。
勿論答えはNOです。
その瞬間、私の気持ちがサ~っと晴れたのです。
私は、その人になりたいわけでも、その人がしていることと全く同じことをしたいわけでも無かったからです。
ある人が上手にバイオリンを弾いている姿を見て、たったそれだけの情報から、「私の演奏技術はそんなに凄くないから、バイオリンを使った活動なんて出来ないし、してはいけない……。」と、とても悲しい気持ちになってしまっていただけだったのです。
誰かの一面だけを見たり聞いたりして、他のことは何も知らないのに、自分の全てと比べてしまう……比べようもないのに……。
そして、何故か勝手に優劣をつけて悲しく打ちひしがれる……。
あなたにも、そんなことありませんか?
ご自身のことやお子さんのことについて、誰かと何かと比べてしまっているだけではありませんか?
「そんな古い考えの人いるの!」
それでは4つ目、「そんな古い考えの人いるの! 」について、お話しいたします。
我が子がまだ小学生~中学生だった頃、私と夫にとっての高校卒業後の進学先といったら「大学」といいうイメージしかありませんでした。
しかも!「大学」に行くのなら「国立4年生大学」という、恐ろしく狭い認識でした。
実際には、そんな限定的な行き先だけでなく、私立大学や専門学校もあるし、短期大学や夜間大学などもありますよね。
今思えば、なんて極端に偏っていたのでしょう。
その後、私は我が子についての理解を深めながら、我が子に関することだけはでなく、どんな事にだって数多くの選択肢がある、ということを知っていきます。
中学校や高校を卒業した後のことについても、またその後の生き方についてもです。
私たち人は、本当にたくさんの選択肢が広がっている世の中で、それらのどれかを選びながら生きていくのですね。
そんな思いが、私の中にはどんどん馴染んでいきましたが、一方夫の中には偏った思い込みが根強く存在していました。
それを第三者に相談したところ、「え~~!今時そんな人いるの~?」という明るく驚いた感じの反応が返ってきたのです。
しかもその方は、私たち夫婦よりお歳が上の方でしたから、私の目からはウロコです!!
「いまどき」という表現が付くほど「古い」んだ!
一気に目の前の扉が開いたように、私の気持ちは楽になりました。
私は、自分自身と夫の考えの間を行ったり来たりして、その中でしか物事を捉えることが出来ないでいたわけです。
「どう攻略しよう!」
5つ目は、「どう攻略しよう! 」ということについてです。
私が、自分と夫との間に考え方や意見の違いがあることについて悩んで、ある専門家に相談した時のこと。
私にヒットした言葉が「攻略」でした。
私は本当に、家庭内に意見のすれ違いがあることを大変深刻に考えていて、でも自分ではどうにも出来なくて、悩んで悩んでどうにもならなくなっていました。
でも、「攻略」という言葉によって、当時の私に光が差して、向かっていける先がある!という気持ちになれたのです。
苦しいと感じているだけで、ほぼ停滞していた私でしたが!
「どうするのか!」「どうしたらいいのか!」「どう歩み寄っていけばいいのか!」「どう摺り合わせていけばいいのか!」「どう理解を得ていけばいいのか!」……そんな前向きな気持ちになれたわけです。
今の状況を突破したい、超えたい、通過したい、先へ進みたい!
そのためにはどうしたらいいのか、どういう策があるのか、それを考えることも含めた全部が、私にとっての「攻略」でした。
補足になりますが、後に私は国家資格であるキャリアコンサルタントを取得するのですが、その学びの過程で「戦略」という言葉が出てきました。
これは、シュロスバーグという人が人生の転機に対処するために提示したキーワードです。
だからもしかしたら、私にヒットした「攻略」という言葉は、「戦略」の聞き間違い&記憶違いなのかもしれません。
そういえば……私に「攻略」という言葉を贈ってくださった専門家は、国家資格2級コンサルティング技能士の方でした……。
真相は分かりませんが、私にとっての「攻略」は、敵を倒すとか相手をやっつけるという物騒なことを意味する言葉ではありません。
工夫次第で!考え方次第で!アプローチ次第で!どうにかなるのなら、その方法を見つけよう!やってみよう!そんなフレーズなのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「発達障がいがある子を持つ親の気持ち!心を解放するフレーズ集Ⅰ」というテーマでお届けしてまいりました。
言葉は、使われる人や場面によって意味することが違ってくることもありますが、だからこそ言葉によって救われることもあるのではないでしょうか。
あなたに響くフレーズが、今回ご紹介した中にありましたでしょうか?
あなたには他にもきっと必ず、心が解放されて全身に浸透するような言葉やフレーズが舞い込んでくるはずです。
そして、それがあなたのお子さんの心にも響く日が必ず来ますからね!
それでは今回は、こちらで失礼いたします。
最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。
感覚チューニスト ゆう
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