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バイオリンと子どもたちが生む、小さなやりとりの記録― 音楽の中で見えてくる、その子らしさ ―

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ここまで、音楽がある時間の中で起きている変化についてお話ししてきました。

今回は、実際に子どもたちと関わる中で見えてきた、
小さなやりとりや変化について、もう少し具体的にお話ししていきたいと思います。

音楽の中で、その子らしさがどのように現れてくるのか。
そんな視点で読んでいただけたら嬉しいです。

 

バイオリンを通して見える反応の違い

バイオリンを目にしたときの反応は、本当にさまざまです。

興味を持ってすぐに近づいてくる子もいれば、少し距離をとって様子を見ている子もいます。
すぐに音に合わせて体を動かし始める子もいれば、じっと耳を澄ませている子もいます。

同じ音を出していても、その受け取り方は一人ひとり違います。

その違いを見ていると、「どう関わるか」を決めるというよりも、
その子がどんなふうに関わろうとしているのかを感じ取ることの方が大切だと感じます。

 

小さな変化が生まれる瞬間

最初は音に対してあまり反応がなかった子が、
少しずつこちらを見てくれるようになったり。

音が鳴った瞬間に、体がふっと動くようになったり。

ほんの小さな変化ですが、その積み重ねの中に、その子の変化が確かに表れているように感じます。

ある子は、最初はほとんど言葉を発しませんでした。

それでも時間が経つにつれて、小さく手を振ってくれるようになったり、
「おはよぅ…」と小さな声を返してくれるようになったり。

やがてそれが、「おはようございます!」や「バイバイ!」という、
はっきりとしたやりとりへと変わっていくこともあります。

 

音楽がつくるコミュニケーション

音楽の時間の中では、言葉だけではないやりとりがたくさん生まれます。

音に反応して体が動くこと。
ニコっと笑顔になること。
視線が合うこと。
タイミングが合うこと。

そういった一つひとつが、コミュニケーションになっていきます。

バイオリンは、音を出すための道具であると同時に、
その子との距離を少しずつ縮めてくれる存在のようにも感じています。

 

「できる・できない」を超えた時間

音楽の時間の中では、「できる・できない」という見方が前に出てくることはあまりありません。

その子がその子のままで、何かを感じていること。
その瞬間に、その子なりに関わっていること。

それ自体が、とても大切なことだと感じています。

うまくやることよりも、その子らしくいられること。

音楽は、そのための“きっかけ”のような存在なのかもしれません。

 

まとめ

音楽を通して子どもたちと関わる時間の中には、
言葉にしきれないような小さな変化ややりとりがたくさんあります。

その一つひとつを大切にしながら、
その子と一緒に過ごす時間を重ねていくこと。

それが結果として、その子の世界を少しずつ広げていくことにつながっているのではないかと感じています。

これからも、「その子と一緒に」過ごす時間の中で見えてくることを、少しずつお伝えしていけたらと思います。

 

私自身は、子どもたちとの時間の中で、こんなことを大切にしています。
よろしければ、少しだけご覧くださいね。

心も体も
元気が一番

今の自分そのままを「OK」と思えること。
力を抜いて、安心していられること。

音楽も、あなたに寄り添ってくれます。

バイオリンがうまくなることよりも、
音を通してふわっと笑顔になれることを大切にしています。

あなたのペースで、大丈夫です。


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