こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。
あなたは、お子さんの発達障がいのせいで普通で順調だった生活や未来までが変わってしまった!と思うことはありませんか?
「この子が発達障がいじゃなければ……。」
「こんな家族じゃなければ……。」
あんなに可愛かった我が子や、発達障がいとは関係ないはずの家族までを憎く感じてしまったりしていませんか?
私は以前、発達障がいに関係のないことまで、何もかも全てを憎む気持ちに、頭の中が占領されていた時期がありました。
そんな自分の気持ちに得体の知れない怖さを感じたこともありました。
あなたも、そうなのではありませんか?
でも、安心してくださいね。
今回は、どうしたら発達障がいを「憎い」と感じなくてすむのか、その対処法をお伝えいたします。
ほっと一息、ヴァイオリンの音もお聴きくださいね(*^_^*)↓↓↓
発達障がいを親が憎いと感じる理由
あなたも本当は、「憎い」なんていう気持ちを、愛する家族に対して持ちたくないと思います。
そんな風に感じてしまうなんていけないと思っても、どうしても憎いという気持ちが消えなくて、ご自分を責めたくなってしまうこともあるでしょう。
まずは、どうして憎いと感じるのか、その理由に注目してみましょう。
きっとそれだけでも、あなたの苦しい気持ちが和らぐかもしれません。
1つ目の理由は、あなたの「理想の毎日が崩れてしまう」と感じる、ということです。
あなたは、それまでのあなたが築いてきた、あなたが夢みて理想とする未来に続くための毎日が「発達障がい」のせいで崩されてしまう!と感じてしまうことはないでしょうか。
「発達障害の疑い」であっても、「発達障害」であっても、それが我が子についての医師の言葉であれば誰しも、その種類や程度や現状がどうかにかかわらず、大変なショックを受けるはずです。
そして、その大きなショックが、遅かれ早かれ、理想の毎日を崩す憎いことに変化していくのだと思います。
発達障がいがあると分かったからといって、その瞬間から突如、何かが変わってしまうわけではないのに……。
思い出してみてください。
少なくとも私は、帰る家がなくなったり、電気や水道が使えなくなったりしませんでした。
お風呂に入って、洗った服に着替えられて、布団で寝られるという毎日の生活だって、激変したりはしませんでした。
それなのに……です。
もしかして、あなたは「発達障がい」という言葉でイメージする様々なことと、未来の理想の毎日を比べたりしていませんか?
これからのご自分やお子さん・ご家族の、あんな夢もこんな希望も全部諦めなくてはならない!
これまでと全く別の毎日を歩んでいかないとならない!
そんな絶望的な気持ちになったのではないかと思います。
だから、あなたの理想の毎日を邪魔する「発達障がい」を憎い!と違いしてしまったのではないでしょうか。
理由2.やり場のない気持ちが増幅してしまう
では2つ目の理由、あなたの「やり場のない気持ちが増幅してしまう」ということがあります。
あなたは、憎い「発達障がい」について、本やネットで調べているうちに、様々なことを後悔したり悔やんだりしませんでしたか?
私は、そんな時期を延々と過ごしていました。
……これまでの出来事や言動は、全て「発達障がい」が原因だったのでは……全然気がつかなかった……と。
もしかしたらあなたも、目についた「発達」という文字に吸い寄せられて読んだ記事が、お子さんやお家の様子と全く違っていて、落胆したり焦ったりしたことがあるかもしれませんね。
……我が子には出来ない……ダメだ……とてもじゃないけれど家では無理だ……と。
そしてさらに思い悩んでネット検索をして、これまでのあなたでは思いつきもしなかったような、マイナス感情に触れた覚えはないでしょうか。
後悔や落胆・焦りなどに追い打ちをかけるように、それらは強く心に刺さってきて、あなたの目に焼き付いたかもしれませんね。
それらのマイナス感情は、いつの間にか、ご自分から湧き出した感情だったかのように自然に居座り続けて……。
そして事あるごとに、繰り返し繰り返し、あなたの頭の中に芋づる式に出てきてしまって……。
それに慣れてしまったあなたは、「憎い」原因を、知らず知らずお子さんやご家族に向けてしまうようになったのではないかと思うのです。
更に、マイナスの感情に常に支配されている状態なので、あなたが見聞きすること全部が「憎い」という気持ちを通した捉え方になってしまったのでしょう。
あらゆるマイナス感情が、あなたのまわりにまとわりつく感じです。
だけど同時に、それを我が子や家族に吐き捨てるのは良くないと分かっているから、我慢することだって増えていくばかり。
吐き出したい気持ちと我慢しないとならない気持ちが入り乱れて、とても苦しい状況にあるはずです。
行く先がなく我慢で閉じ込められた感情が、こうやって、あなたの中ではやり場のない気持ちとして増幅していってしまうのですね。
理由3.自分が分からなくなる
それでは3つ目の理由、「自分が分からなくなる」についてです。
あなたは、今ご自分がどんな気持ちになっているのか、考えてみることはありますか?
きっと考えようと思っても、何がなんだか分からなくてグチャグチャしてしまっていて、頭が痛くなってしまう感じだと思います。
私もそうでした。
我が子のことはさておき、自分のことだって、何が何だか分からなくなっていたんです。
それに気がついた時に、私は愕然としました。
それまで、激しく人を憎むことはなかったのに、以前の優しい気持ちが完全に消えてしまっている自分は、一体どうなってしまったのかと不安になったんです。
私は、自分が知っている自分じゃなくなってしまって、以前の自分は二度と戻ってこないのではないかという不安の中で、「もしや私は、本当はこんなに醜い(ひどい)心の持ち主だったの?」と疑いたくなりました。
幸せな結婚をして、我が子を授かって心の底から幸せだった私という人間は、こんな醜い(みにくい)心の持ち主だったのかと、恐怖にも似た気持ちに襲われたことだって、何度もありました。
あなたは、いかがですか?
もしそうだとしたら、今とても苦しくてたまらないですよね?
だけど、安心してくださいね、大丈夫です。
この後、どうしたら「憎い」と感じなくてすむのか、その対処法をご紹介いたしますね。
発達障がいを親が憎いと感じないですむ対処法
発達障がいを憎いと感じる理由については、あなたにも、いくつか思い当たることがあったでしょうか。
理想と現実にはさまれて、やり場のない気持ちに支配されてしまっている上に、自分のことも分からなくなっていたら、追いつめられますよね。
何もかも憎いと感じてしまうでしょう。
でも、そのままでは苦しいばかりで、明るい未来は遠ざかるばかりです。
あなたが、なるべく早く憎い気持ちから抜け出せるために、以下の対処法を試していただけたらと思います。
対処法1.身内以外の第三者に相談する
まず1つ目の対処法は、「身内以外の第三者に相談する」ということです。
あなたは、あなたに留まっている「憎い」という気持ちを、冷静に見つめたことがあるでしょうか。
しっかり見つめて分かっているようで、たいていは、自分ではなかなか分からないものです。
それならば、第三者に教えてもらえばいいと思いませんか?
第三者は、冷静にあなたの置かれている状況や、あなたの心の様子を捉えてくれます。
あなたの身近にいるお身内の方では、多分ですが、その方の捉え方や考えに当てはめて、良くも悪くもどうしたって偏って捉えてしまうと思います。
お金のこと・人目のこと・ご親戚付き合いのこと・あなたのこれまでのこと・あなたの今後のこと・その方がされた育児のこと・その方の今後の理想などなどを通してしか助言することができないでしょう。
それは、非難することでもなんでもなく、ごく自然なことです。
人は、味方であって欲しい人物が言うことを、知らないうちに受け入れてしまったり、その捉え方でご自分を納得させようとしてしまうものです。
それだって、だれにも非難できない自然なことなのですけれどね。
ただここでは、あなたに全く関係ない、あなたが抱えている状況と何の損得関係もない第三者に相談することがポイントなのです。
相談する先は、第三者です!覚えておいてくださいね。
第三者は、いたって冷静に、いい意味でテレビドラマや映画を観ているような感じで、あなたの話を聴いてくれるでしょう。
その結果、あなたが第三者的な目で、ご自分を眺めることができるキッカケになると思います。
対処法2.自分を客観的に見る
対処法の2つ目は、「自分を客観的に見る」ということになります。
1つ目の対処法では、あなたのお身内以外の第三者が必要でしたが、こちらは、あなた一人で出来る対処法になります。
第三者の役もあなたが演じる、一人二役のイメージです。
例をあげてご説明しましょう。
つい最近のことですが、私としては客観的に、いたって冷静に身内の悩みを話していました。
そして、それについて、だれの立場にも立たないように気をつけながら、客観的な見解を付け足しているつもりでした。
すると、聴いてくれていた方が、「ゆうさんの話、笑える、面白おかしいコメディーみたい!」というではありませんか!
どうやら私にとって悩みだったことは、ドラマ化したら楽しんでもらえるような内容で、さらに一方的な感情というか願望を熱弁していたようなんです。
自分ではちっとも気がつきませんでした……見解という時点で、もう既に怪しかったのですが……。
でもお陰で、ついさっき熱弁(?)していた内容は、「もしも、私みたいな登場人物が出てくる連続ドラマだったら…。」と捉えることができた途端、悩みでも何でもなくなっていたんです。
自分のことを、自分から離れて外側から眺めることができたわけです。
あなたも、できれば第三者と一緒に、客観的にご自分をとり巻く状況やご自身の感情を、ゆっくりと眺めて欲しいと思います。
対処法3.リラックス方法を見つける
それでは、3つ目の対処法「リラックス方法を見つける」を、ご紹介いたします。
どうしてこの対処法をお勧めするかというと、いつ何時でも必ず第三者に話を聴いてもらえるような毎日ではないと思うからです。
だから、第三者がいなくても、あなた一人でできる対処法として、リラックス方法を見つけることが大事になります。
既に、今のあなたが実行しているリラックス方法があるのであれば、それに費やす時間は優先して確保してくださいね。
ただ、注意していただきたいことがあります。
それは、そのリラックス方法によって、憎い気持ちではなく他のことに意識が向けられているか、憎い気持ちから離れて落ち着ける時間になっているかどうか、ということです。
例えば、好きな飲み物や好きな食べ物を味わったり、好きな香りを楽しんだり、趣味に没頭することだって、優先したいリラックス方法になると思います。
でも、かつての私のように、憎い気持ちのままで、溶け残りがあるインスタントコーヒーをガブガブんで、好きな豆部分を味わうことなく豆大福をバクバク食べたりしていては、本末転倒だということです。
ここで、お勧めのリラックス方法を1つご紹介いたしますね。
実行しさえすれば、すぐに憎いという感じが薄れて、習慣になれば憎いと感じない時間を持つことだって出来るリラックス方法です。
道具も何も必要なくて、なおかつ、日頃から練習だってしておけるんですよ。
それでは、まず、今あなたの心臓が動いていることと、呼吸をしていることを感じてください。
そうしたら、あなたのその心臓がドキドキバクバクして、呼吸が荒くなった時を想像してください。
さて、その時のあなたは、心臓の動きをご自分で止めたり、ゆ~っくりにしたりできるでしょうか?
無理ですよね。
それでは、荒くなった呼吸はいかがでしょうか?
どうにかなりそうな気がしませんか?
そうなんです!もうお分かりですね。
自分でコントロールが可能な呼吸をととのえるのです!
- 身体中の空気が空っぽになる位のイメージで、ゆ~っくり全部吐きます。
- 身体の隅々まで行き渡る位のイメージで、ゆ~っくり吸います。
これを数回でも繰り返そうと思ったら、どうしたって呼吸に意識を向けないと難しいはずなんです。
この時、「息を吐いている~。息を吸っている~。」と頭の中でも、ハッキリと意識することがポイントになります。
意識するための秘策がありますから、今度「憎……!」と感じ始めたら、以下を試してみてくださいね。
- 「どんぐりころころ どんぐりこ~ おいけにはまって さあたいへ~ん」と、頭の中でゆ~っくり歌いながら、息を吐き出してみてください。
そこまで歌う間、ずっと息を吐き出していられる位のゆっくりとした速さでお願いします。
- そうしたら息を止めておいて、同じくゆっくり頭の中で「どじょうがでてきて~」と歌いましょう。
- そして後半は、息を吸いながら、頭の中で「こんにちは~ ぼっちゃんいっしょに あそびましょ~」と歌います。
既にお分かりと思いますが、「あそびましょ~」のところで丁度吸い終わるくらいのゆっくりさでお願いしますね。
以上は、集中すればするほど、練習をすればするほど、憎いと感じないですむ時間が増えていくことにお気づきになりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、発達障がいに対してあなたが憎しみを感じた時の対処法、というテーマでお届けいたしました。
憎しみというマイナス感情を背負ったままでは、何事も好転はしません。
何もかもが、憎いという気持ちを通した見え方になってしまうからです。
まずは、お身内以外の第三者に話を聴いてもらって、客観的な目に映るあなたの様子を教えてもらいましょう。
同時に、あなたに合うリラックス方法を見つけましょう。
数あるリラックス方法の中でも、呼吸を整える方法は特にお勧めです、ぜひ試して欲しいと思います。
そして、やり場のない気持ちを治めて進んでいけるようになってくださいね。
それでは今回は、こちらで失礼いたします。
最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。
感覚チューニスト ゆう
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