発達障がいがある子を家族が理解してくれない!どうしたらいいの?

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたがこちらの記事に目を留められたということは、発達障がいがあるお子さんのことを、ご家族のどなたかが理解してくださらなくて、お困りなのでしょうか。

私は、我が子の発達障がいを受容していくのも簡単ではありませんでしたが、もっともっとキツかったのは、家族の中でも特に夫の理解がなかなか得られなかったことでした(ToT)

今ではもう夫も、我が子たち一人一人の様子を肯定的に受け止め褒めてくれるようになってはいますが。

当時の私は、こんな日がやってくるとは夢にも思えないような、本当に苦しい毎日を過ごしていました。

今のあなたも、もしかしたら過去の私と同じように、苦しくて辛くて……暗闇にいるようなお気持ちなのかもしれませんね。

でも、大丈夫ですよ。

暗闇はいつか必ず晴れます!

大事なことは、今出来ることを少しずつでもしていくことだと思います。

あなたにも、きっと明るい未来が待っていますよ!

そこに向かっていくあなたのために、今回は「発達障がいがある子を家族が理解してくれない!どうしたらいいの?」というテーマで、お届けしてまいりますね(*^_^*)

 

発達障がいがあるお子さんをご家族が理解してくれないのは何故?

自分の子どもに発達障がいがあると分かっても、すぐには理解できない!受け入れられない!という親御さんは少なくありません。

ご夫婦の間で意見がぶつかってしまったり、パートナーの協力が得られなくてどうしたらいいのか分からず困っている、という話もよく耳にします。

そこでまずは、どうして理解してもらえないことがあるのか、その理由を一緒に考えていきましょう。

 

発達障がいのことを知らない

まず始めに、「発達障がいのことを知らない」ということがあります。

ちょっと発達のこととは違う話から入りますが、あなたは、水筒に入れた熱い飲み物が思ったよりずっとぬるくなってしまった、という経験をされたことはありませんか?

私は過去に何度か、「なんで?」「壊れているのかな?」「安かったから保温力がイマイチなんじゃ!」などと、納得がいかなかったことがあります。

見た目が同じようでも、冷水専用の水筒もあれば、冷水&熱湯OKの水筒もあるんですよね。

そのことを知らなかった私は、その違いについてもまだ良く分かっていなかったので、「なんで?どうして?」と分からず「理解できない」状況になっていたわけです。

当たり前と言えば当たり前ですが!

さて話を戻しますが、発達障がいについても「知らない」ということは、そういうことなのだと思います。

医療や福祉のことについて詳しかったり発達障がいについての知識がある方でもなければ、「知らない」ということはごく自然なことで、すぐすぐ理解するということも当然難しいのではないでしょうか。

発達障がいがある、もしくはその疑いがあるという診断が下せるのは医師だけですが、診察時間は短く医師にあれこれ質問できるほどの時間はありませんし、その場ですぐに発達障がいのことや対処方法などについて詳しくお伺いしたりご相談したりすることも難しいでしょう。

さらに私自身のことを振り返れば、あまりにも寝耳に水だったため、例えゆっくり時間があったとしても咄嗟に色々と質問することは、多分出来なかったと思います。

それよりも何よりも、激しく驚いて動揺して混乱していましたから((×_×))

「理解してくれない」というのは、ただ単に「知らない」ということがあるわけです。

 

お子さんの様子を勘違いして捉えている

次に、「お子さんの様子を勘違いして捉えている」ということがあります。

先ほどは、発達障がいについて「知らない」ということをお話しいたしましたが、例え我が子のことであっても「知らない」ということがあるのではないでしょうか。

例えば、お子さんがご自分の目の前にいない時の様子……分かりませんよね。

後から、お子さん本人やまわりの方から聞いたり、録音や動画などを介して知ることもできますが、やはり想像しないとならない部分も多いはずです。

また、仕草や顔つきから想像するお子さんの気持ちと、お子さん本人から聞く気持ちの間にズレがあったりもしますね。

誰の目にも楽しそうではしゃいで笑っているように見える様子であっても、実のところ本人は嫌な気持ちになっている、ということだってあるでしょう。

外から見えている様子からだけで、子どもの本当の様子や状況を理解するのは難しい場合があるわけです。

だからこそ残念ながら、怠けている!ズルをしている!我慢が足りないだけ!などと勘違いしてしまうのでしょうね(>_<)

その勘違いが強い思い込みになればなる程、「発達障がいがあって苦手なことがある、本人はとても大変な思いをしている」とか「今既に相当頑張って一杯一杯なのだ」という説明をいくら受けても、なかなか納得できないということになりますね。

 

お子さんに発達障がいがあるとは信じたくない

3つ目には、「お子さんに発達障がいがあるとは信じたくない」ということがあります。

親であれば自分の子どもに何か病気があるとか、何か大変なことが襲いかかると知ったら、「そうであって欲しくない!」「頼むから誰か嘘だと言って!」そう強く思わずにはいられないでしょう。

我が子に降りかかる言葉が「発達障がい」という言葉だった時も、その思いは非常に強いと思うのです。

そうなのかもしれないけれど、でももうそれ以上聞きたくない!

もしかしたら間違いかもしれないじゃないか!

そんなことは何が何でも信じたくない!絶対に困る!

そう背を向けたくなるような気持ちのままでは、発達障がいについて知ろうと思ったり理解することは難しいとは思いませんか?

私自身の気持ちの変化を振り返ったり、家族の気持ちの変化などを私なりに想像して振り返っても、障がいを受容するというのは短期間ですぐに済ませられるようなことではない、ということ分かります。

 

お子さんの発達障がいを受容できない

それでは4つ目の、「お子さんの発達障がいを受容できない」ということについてです。

我が子の発達障がいを理解したり受容することは、決して簡単なことではない!ということは、先ほどお伝えした通りです。

私が発達障がい専門のカウンセラーに出会って、発達障がいについて学びはじめた最初の頃に知ったのも、ある精神科医による「障がいの受容」ということについてでした。

ご紹介いたしますね。

児童精神科医の佐々木正美氏による「障がいの受容11段階」

  1. ショックと麻痺
  2. 否認
  3. パニック
  4. 怒りと不当感
  5. 敵意と恨み
  6. 罪悪感(自責の念)
  7. 孤独感と抑うつ状態
  8. 精神的混乱と無関心状態
  9. 前向きな受容へ
  10. 新しい希望、そして笑いとユーモアの発見
  11. 新しい価値観の発見

あなたやあなたのご家族の方は、今どちらの段階にいらっしゃるのでしょうか……。

私は長い間、1から8が混じって非常にゴチャゴチャした段階にいました。

まだ家族の理解も得られていない状態でしたから、「家族の気持ち」や「家族の価値観」なども重なって入り交じっていて、なおさら精神的混乱!段階だったのではないかと思い出します。

カウンセラーの方に助けていただきながらも、同時に公的機関の窓口にあちこち電話をかけて話を聴いていただいたり、発達障がいに限らず障がいがある方のご家族が集まる会に参加させていただいたりもしていましたね~。

それでもまだまだ、どういう気持ちでいたら自分を保てるのか分からなくて……かといってじっとしてもいられず……。

話しても話しても、聞いても聞いても、いつまでも真っ暗な長いトンネルに居るような気持ちでした(ToT)

でも今では、9~11の楽しい時間を過ごしている月日の方が長かったようにさえ思い返します(^_-)

常に苦しい気持ちを引きずって持ち歩きながら、あちこちで泣いてばかりだったはずなのですが……あの私が消えてくれて本当に良かったと思います。

 

ご家族の理解が得られるまでにあなたが出来ること

いかがでしたか?

大切な我が子であるからこそ、発達障がいがあるということは決して簡単に理解できるようなことではなく、受容するまでにも長い時間がかかる、ということがお分かりいただけたかと思います。

それらを踏まえてここからは、今は家族の理解も得られ穏やかな気持ちで過ごせるようになった私の過去を振り返りながら、お伝えしてまいります。

あなたにも、今のあなただからこそ出来ることがあると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね(*^_^*)

 

ご自分の心と体を大切にする

まず始めに、「ご自分の心と体を大切にする」ということです。

私は家族の中でも特に夫に対しては、常に真っ正面からぶつかっていっていたので、幾度となく打ちのめされ、毎度毎度それはそれは悲しく嫌な気持ちになっていました。

未だかつてないくらいに精神的な疲労を感じていましたし、同時に体も重く感じていたことは言うまでもありません(ToT)

徐々に、何について話していても否定的に受け取ってしまうようになり、自分はどうしたらいいのか分からないまま数ヶ月だったか1年以上が経ち、やっと専門家に相談することとなったのでした。

それでも当時は、「だんなさんは変わらないと思います。」「ご主人が変わることは期待しない方がいいでしょう。」などと言われてしまい、ガッカリと気落ちしていた覚えがあります。

また、専門家から教えていただいた子どもへの対応と、それに反する夫の言い分の間で板挟みになって、一体どうすればいいのか!こんな状況でも私がどうにかしないとならないのか!と、更に不安になったりもしていました。

自分の気持ちや意見を上手く伝えられずに、自分の気持ちを抑え込んだり、全てを背負い込んだような気持ちになって頑張って……。゚(゚´Д`゚)゚。

あんなに苦しく嫌な思いを長く抱え続けなくていいように、もっと早くカウンセリングに出会っていたらと思い出します。

だから、あなたにはまず一番先に、このことをお伝えしたいのです。

まずはお体を大切に!

そして、あなたのお気持ちが平穏であるようにすることが大事ですね(*^_^*)

 

ご家族それぞれの価値観があることを再認識する

次に、「ご家族それぞれの価値観があることを再認識する」ということがあります。

過去の私は、自分が良かれと思ったり考えたりすることは、我が子のことについても当然ですが何についても、皆同じである方がいいだろう!同じでないとならない!と思い込んでいました。

正しいことや良いこと(そもそも、その考え方が自分を苦しめていたのですが)は、皆で共有して実行していった方がいいに決まっているし、それをまとめるのが自分の役割で私が乗り越える課題なんだ!などと、お堅い考えだったのです(^_^;)

でもカウンセリングを受けるようになって、どんな物事についても人の数だけ捉え方があるということを知り、感覚統合という考え方も理解していくうちに、家族のメンバーそれぞれの様子について全く見当外れというか、見えていない部分があったことに気がつけるようになりました。

すると、何でもかんでも自分の考えや思い、感想や感じ方などを強要するのは見当違いだと分かってきたのです。

価値観は人それぞれ違うということを知って、価値観は皆バラバラ別々でもいいのだと分かると、気持ちが一気に楽になりました。

それまで解決しないとならないと思っていた、自分の中にあった課題が無くなったのですから(^_-)

 

発達障がいの専門家のアドバイスを信じる

では3つ目に、「発達障がいの専門家のアドバイスを信じる」ということについて、お伝えいたします。

身近な家族の中に、自分がしていることや考えていることに反対意見を投げかける人がいると、自分はこれでいいのかどうかと迷い自信がなくなったり、行き詰まった気持ちになったりしますよね。

でも、発達のことや発達障がいがある子どもへの対応などについて信じるべきは、「発達障がい」について詳しい方のアドバイスだと思います。

我が子は我が子なので、一番良く知っていて分かっているのは親です、当然です。

でも、「発達障がい」については、親の私たちが育ててもらってきた時の価値観や、その過程で得たノウハウだけでは太刀打ちできないことも少なくないわけです。

メガネをかける必要がないまま大人になった親は、自分の子どもの視力では物が見えにくいという状況や、どこに相談に行けばいいのかなどについて、あまり良くは分からないということがあるのではないでしょうか。

そうなれば、メガネをかけている人に様子を聞いたり、眼科医やメガネ屋さんが説明してくれることを参考にするでしょう。

それと同じですよね(^_-)

発達障がい専門のカウンセラーの方に、私が当時の家族それぞれの態度や様子について相談にのっていただいた時には確かに、夫の言動については「変わらないでしょう。」と言われたこともありました。

でも同時に、それまでの私では想像すらしていなかった夫の気持ちや心境・価値観などについても、冷静な気持ちで自分なりに考える機会にもなっていたわけです。

 

無理のないペースでお子さんを支えていく

それでは4つ目の、「無理のないペースでお子さんを支えていく」ということについて、お話しいたします。

お子さんの発達のことについて一生懸命になることは、悪いことではありません。

ご自分が納得するまで調べたり、人に聞いたり、夜通し悩んだりすることもあるでしょう。

でも決して、無理はしなくていいのです(^_-)

ご自分の体調や気持ちを大事にした方が近道であると、私自身の経験から強く訴えます。

ご家族の理解がまだ得られず、お子さんを温かく支えてあげられる味方があなただけの場合には尚更、あなたご自身の元気が必要不可欠だからです。

焦ったり無理をしてしまうと、本来は見えるはずのことを見落としてしまったり、普段はあまり気にならないことに過剰に反応してしまったりと、あまりいいことはありません。

何より、あなたの言動に余裕がなくなってしまったら、お子さんまでソワソワと不安な気持ちになってしまうでしょう。

あなたらしい無理のないペースを保っていただきたいと思います。

 

感情的にならずにご家族と話をする

次は5つ目の、「感情的にならずにご家族と話をする」ということについてです。

私は、ついつい我が子のことを一番に思って焦るあまり!心配するあまり!考え過ぎたあまり!家族のどんな受け答えに対しても過敏に反応して、ついつい反論口調になってしまったりしていました。

些細な言い回しも気になって、片っ端から不満に感じていましたから、顔つきや口調にも相当出ていたと思います(^_^;)

そんなでは、穏やかな会話や相談はもちろん、何気ない話だって平和な気持ちでは出来ませんよね。

難しいかもしれませんが、あなたと意見が食い違うことが多いご家族とお話をされる時には、なるべく感情的にならないように気をつけていただけたらと思います。

特にお子さんのことや発達のことについての話題になった時には、あえて他人事のように遠いところの出来事のように捉えて、あっさり淡泊な気持ちになって、口調もゆっくりにしてお話することをオススメいたします。

私にとってはこれも難しかったので、実はよく専門家に相談したんですよ(^_-)

夫や家族との関わりをどうしたらいいか、ということについて一緒に考えていただきながら、あとは自分が出来る範囲でやってみることを心掛けました。

そうしていくうちに、自分以外の人の考え方や価値観についてはその人に任せるしかないということについても、改めて理解できるようになっていったのでした。

 

専門家の話を聞く時にご家族を誘う

最後に、「専門家の話を聞く時にご家族を誘う」ということです。

こちらを最後にご紹介しているのには、大きな理由があります。

私にとっては実はこれが凄く高いハードルで、誘うことは出来ても実現することは出来なかったからです。゚(゚´Д`゚)゚。

結局は、平穏な毎日を過ごせるようにはなっているので、必要なかったということなのでしょうか……??

まぁでも、相当苦しくて大変な思いをしたので、決して忘れられません。

当初は、「ご主人にも病院に行ってもらって専門家から話をしてもらうといい。」とか「うちの旦那はお医者さんの説明を聞いてから協力してくれるようになったよ。」などという声も耳にしました。

だから、直接専門家に会って話を聞いてもらわないと!一緒に行ってもらわないとダメなんだ!と、頑張っていました。

しかし……会話のキャッチボールは一往復のみ……即撃沈……(T_T)

どう言えば一緒に病院に行ってもらえるのかと考えたり、いつ話を切り出そうかと考えるだけでも疲れてしまい、何度か上手くいかない経験を重ねるうちに、もうチャレンジすることが怖くなってしまったのです。

あなたには、あんな辛い思いをしていただきたくなくて、あえて最後にお伝えすることにしたというわけです(^_-)

でももしも、あなたがまだお子さんの発達のことをご家族にお話しになられていなかったり、医療機関などを受診する際にお誘いになっていらっしゃらないのでしたら、一度お声かけしてみてはいかがでしょうか。

事実それで上手くいく場合もあって、私の友人の一人も、ご夫婦で早くからお子さんのことについて理解し協力し合うことが出来ていたと、話してくれていましたからね。

ご参考までに、「不安だから一緒に行って欲しい。」「一緒に話を聞いてくれると安心する。」などと、頼む感じでお願いするといいということでした。

それが通用しない場合もあるので、そんな時は決して焦らず、他に今出来ることをご自分のペースでやっていけばいいと思います(*^_^*)

だって、必ずご家族お一人お一人がそれぞれのペースで変わっていき、少しずつ自他を理解できるようになる!と、私自身の経験から信じているからです!

 

発達障がいがあるお子さんに対するご家族の理解については、こちらでも詳しくお話ししていますので、よろしければご覧くださいね。

お子さんの発達障がいを認めない旦那さんとの話し合いに必要なこと

発達障がいの子育てに疲れた?夫と協力していくための3つの秘訣

発達障がいの子育てが限界!楽な気持ちになって夫と相談するには

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「発達障がいがある子を家族が理解してくれない!どうしたらいいの?」というテーマでお届けしてまいりました。

我が子の発達障がいをすぐには理解できない!受容できない!という親御さんは少なくありません。

人の思いや気持ちは、そう簡単には変えられないことも多いのです。

外からは変えることが出来ないと言っても過言ではないでしょう。

だからまずは、あなたご自身の心と体を大切にして、無理のないペースを保ち、専門家と一緒にお子さんを支えていきましょう。

あなたとお子さんが伸び伸びと進んでいく姿をご覧になっていくうちに、ご家族もきっと理解してくれるようになりますからね(*^_^*)

 

あなたを含めご家族皆さまの価値観の違いが、きっと沢山あることでしょう。

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それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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