こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。
かつての私は、発達障がいのことで頭が一杯で、不安なことや心配なことばかりを考えて苦しんでいました。
あなたも、お子さんの発達障がいのことで悩んでいらっしゃるのではありませんか?
目の前の我が子はどうなっているの!
自分はどうしたらいいの!
この先どうなっていくのかも全く分からない!
ご家族の前で泣くことも出来ず、ひっそりお風呂場で涙していることもあるでしょう。
私も気持ちが沈みっぱなしの日々を送っていましたが、今では笑顔で我が子たちと楽しく過ごす毎日です。
なぜなら、発達障がいがあるということは少数派であることに違いはないけれど、自分と同じような境遇の方は確かにいらっしゃると知ったからです。
そして、自分も我が子も何一つダメじゃないし間違ってもいない!と分かったからです。
大丈夫、あなたも笑顔になれますよ!
今回のテーマ、発達障がいがある子どものことで不安?親が平穏な気持ちでいるには!をお読みいただければ、きっとあなたの不安や心配も影を落とすに違いありません。
Contents
どうして子どもに発達障がいがあると不安になるの?
”発達障がい”が、自分の身近に存在する言葉となった時……きっと誰しもが動揺するに違いありません。
発達障がいという言葉を知っていて学んだこともあった私がそうでしたし、誰一人として全く気持ちに変化がなかったという方とも、お会いしたことがないからです。
そこでまずは、自分の子どもに発達障がいがあると、どうして不安になってしまうのか一緒に考えてみましょう。
まわりの子どもと違うと思ってしまう
まず始めに、「まわりの子どもと違うと思ってしまう」ということについてです。
「我が子には発達障がいがある」というのは、「我が子は視力が落ちてきたからメガネをかける必要がある」とか「我が子には猫アレルギーがあるから猫には近づけない」ということとは、インパクトが全く違いますし受けるショックの大きさも段違いです。
すさまじい精神的大混乱に陥るに違いないと、私自身の当時の心境に重ねることが出来ます。
発達障がいという言葉を既に知っていたり、発達障がいがあるお子さん方と実際に接していた私もそうだったのです。
だから、身の周りに発達障がいがある方がいなかったり、発達障がいという言葉に馴染みがなかったりしたら、尚更だと思うのです。
ごくごく一般的な日常生活を送っている中では、そうそう触れることがなく身近な言葉として捉えるということもないに等しいのではないでしょうか。
普段何気なく見聞きすることや、何もしなくても自然に入ってくる情報は、だいたい同じような発達の経過をたどっている大勢の子どもたちについてのことになっているわけですからね。
だからこそ、我が子はまわりの子とは違うんだ!という大きな勘違いをしてしまうのでしょう。
何か特別な子どもなのだ、家族の中でもこの子だけ、私の子どもだけ違うんだ、特殊な存在なのだ……と、酷くマイナスなイメージを抱いてしまうこともあるのです。
子育ての参考にできる情報が自然には入ってこない
次に、「子育ての参考にできる情報が自然には入ってこない」ということがあります。
日頃から、発達障がい全般についての情報に触れる機会が殆どないのですから、まして発達障がいがある子どもを育てる親のための子育てお役立ち情報などというものが、自然に入ってくるなんてことはないわけです。
だから、どういう気持ちで接したらいいのか、どういう関わり方をしたらいいのか等々、我が子に関わる全てのことについて、全然知らない!全く分からない!という状況が長く続いてしまうことも少なくありません。
じゃあ誰かに聞けばいいのかというと、それも簡単ではないのです。
自分の子どもや自分の子育てに近いような話題が、身近に展開されるようなことは、まずありませんからね。
大多数のお母さん方が盛り上がって話しているのは、発達障がいがない子どもの子育てについての内容です。
そのような中では、大勢さんの意見や習慣・当たり前や常識に押されてしまったり、自分が話す出番すらないということもあるでしょう。
周囲に相談したくても出来ない
3つ目に、「周囲に相談したくても出来ない」ということについて、お伝えいたします。
小さい子どもを連れていて、出先でたまたま同じ歳くらいの小さいお子さんを連れたお母さんがいれば、「子育て大変ですよね~……おいくつですか~?……家はもうすぐ1歳なんですよ……」なんて声をかけたりして、多少の情報交換が出来る場合もありますね。
でも発達障がいとなると、そのことについて聞こうと思っても、同じような立場にいる人が近くには見当たらないし。
もしかしたら詳しい方もいるかもしれませんが、外から見ただけでそんなことまで分かるはずもなく。
お子さんがいらっしゃる方だとは知っていても、発達のことを話してOKな方かどうかも全く分からないわけです。
もしやと思って声をかけたくても、何と話しかければいいか……「あの~家の子発達が気になっているんですが、もしかして○○さんのところも?」なんて聞けませんよね?
我が子のことだけを話そうかと思っても、その後返ってくる言葉や表情などを想像して、やっぱり言い出せない!という気持ちにもなるでしょう。
話したら相手はどんなことを考えるのだろうかと不安になって、口にすること自体が難しく、自ら精神的な壁を作ってしまったり。
私も当初は、少数派なのだから理解してもらうのは難しいと考えて、ずっとひっそりとしていたんですよ。
子どもの将来について想像しにくい
4つ目は、「子どもの将来について想像しにくい」ということについてです。
身近に見聞きすることがなく情報もないのですから、同じく発達障がいがあると言われている子どもの様子や生活をはじめ、今後どう成長していくのか、将来はどうなっていくのか……そのようなことを想像することも難しいのです。
見たことも聞いたこともなく、考えたことも無いような内容について色々と考えるなんて、出来ない方が自然ですよね。
本を読んだりネット検索をして、発達障がいがある子どもの場面場面の様子を文字や写真・映像から知ることは出来ても、それは一例に過ぎません。
我が子に当てはまることもあれば、全く正反対なこともあるわけです。
当然、目の前の我が子の今後24時間✕○年先のことなんて、分かるはずもありません。
来年どうなっているのかな?半年後のことだって未知!
これから我が子と自分はどうなるのか、どんな過程を経てどんな状況になっていくのか、何もかもについて想像しがたい状況なわけですね。
周囲に理解してくれる人が少ない
それでは5つ目の、「周囲に理解してくれる人が少ない」ということについて、お話しいたします。
先にもお伝えいたしましたが、発達障がいについても発達障がいがある子どものことについても、その母親になった自分のことについても、そうそう簡単には相談できる先が見つけられないことも多いのです。
色々とよく知っていて、すぐに気軽に相談できそうな方が周囲にはいないわけです。
そういう方がいるらしい……というような情報すら、自然には入ってこないものですよね。
家族や親戚の中にも、発達障がいについて理解がある人がいない、という場合も少なくないでしょう。
なかなか声に出して言えない!SOSが出せない!理解してもらうことも難しく、助けてもらうことも出来ないというわけです。
発達障がいのことや、発達障がいがあるお子さんのことを理解してもらえていないと、例えば「怠けているだけだ」とか「性格が良くない」などと、間違った見方や解釈をされてしまうことも少なくありません。
「育て方が良くないからだ」と、お母さんの方が責められてしまって悲しい思いをすることもあるわけです。
自分がしていることに自信が持てない
最後の6つ目に、「自分がしていることに自信が持てない」ということがあります。
私たちお母さんは、発達障がいに関する殆ど全部のことについて他には相談できない!という状況でスタートすることが少なくありません。
我が子に発達障がいがあるという初めてのことを少しずつ少しずつ理解しようと努力して、それでも分からない中で懸命に毎日毎日、毎時間毎時間頑張っているのです!
心や体がとっても疲れていても、自分なりに一生懸命考えて、少しでも前へ前へと試行錯誤しながら過ごしているのです。
そのような中で、自分が考えていること、自分がしていること、自分が感じていることが合っているのかそうでないのか、正しいのか間違っているのか、いいのか悪いのか、……それすら分からないのに、自信なんて持てるはずがありません。
何かにつけて周囲の大勢さんと比べて、違う!同じではない!一緒じゃない!と、それらを自分の至らなさのせいにしてしまい、常に劣等感を感じながら過ごしているということだってあるのです。
平穏な気持ちで子どもを支えていくための考え方
いかがでしたか?
発達障がいに関わることについて、知らない!分からない!自信もない……という状況だと、どうしても不安や心配に占領されてしまいますよね。
私はその度、カウンセラーの方などに相談して現実を一緒に眺めていただくことで、落ち着いた気持ちを取り戻したものでした。
ここからは、今でも私が度々思い出すことがあって、勇気づけられて自信にも繋がる内容を、あなたへのメッセージとしてご紹介していきたいと思います。
誰も一人でなんて出来ていない!
まず始めに、「誰も一人でなんて出来ていない!」ということです。
私たちお母さんは、我が子を出産した時からずっとずっと、たった一人でなんて子育てをしてきてはいませんよね。
お医者さんや看護師さん助産師さんなどの専門家に助けていただいたことは勿論、働いてお金を稼いでくれる家族がいて、見ず知らずの多くの方々の手によって作られた紙おむつやミルク・電化製品などなどを買って、育児や家事を手伝ってもらい。
もうずっと前から、自分では出来ないことを平然と他の人や物に頼って、やってきているのです。
私は第一子の育児の時に、布おむつにチャレンジしたのもつかの間、直ぐに紙おむつに変えました。
台所を片付けたり洗濯をする合間に、テレビに我が子の子守をしてもらったり、料理の仕方や知らない言葉をスマホで検索したり。
そんな自分を思い出しては、我が子にだって早くから「便利グッズに頼っていいんだよ」「困ったら周囲の人に”困っています助けて”って言えばいいんだよ」って、教えてあげれば良かったと振り返ります。
どうしてかつては、無理してまで頑張らないとならないことについてまで、「我が子には自分で出来るように頑張らせないと!」と考えたり思ったり、言ってしまった実際にさせてしまったりしていたのか……。
どうして、自分では分からなくてどうしたらいいか悩んでいる発達のことについて専門家に相談する、ということがあんなにも特別なことに感じられていたのか……今は不思議なくらいです。
自分こそがキーパーソン!
次に、「自分こそがキーパーソン!」ということがあります。
「キーパーソン」というのは、私の父が認知症でお世話になっていた医師や施設の方が、私を表して言ってくださった言葉です。
私の実の妹の主治医や我が子の主治医も、私に対してそう言ってくださったことがありました。
看護や支援の場では、ごくごく一般的な表現なのかもしれません。
デジタル大辞泉(小学館)によると、「かぎを握る人物。重要人物。キーマン。」とありますね。
当時の私はまだその意味は知らなかったのですが、「実は私は重要人物なのではないか!」と、自分の存在意義に嬉しくなった覚えがあります。
でもだからといって、その時から何か特別な役割を言い渡されたわけでもなく、その時以上の負荷をかけられることもありませんでした。
私は、当時も今もその言葉を、「一番身近にいる人物として存在している」「他の誰よりも、どんな専門家よりも良く知っている人」という意味合いだと受け取っています。
自分は我が子のオブザーバー&スポンサー!
では3つ目に、「自分は我が子のオブザーバー&スポンサー!」について、お伝えいたします。
まずは意味について、グーグル日本語辞書から引用してご紹介いたしますね。
「オブザーバー」は、「会議で、議決する権利はないが参加できる人。」とあります。
「スポンサー」は、「傍聴者。ラジオ・テレビの、商業放送番組の提供者。広告主。転じて、資金を出してくれる人。」です。
この意味を調べた時に私は、「学生時代のオーケストラの先輩がそうだったな~。」と、思い出しました。
大学を卒業した先輩方は、現役学生である私たちオーケストラ団員の活動に口出しはしてきませんが、充実したオーケストラ活動ができるようにと、学生時代を楽しめるようにと、お金の援助をしてくださることがありました。
傍らにいて参加をすることもあるけれど、何かを決める権利はなく資金を出すという存在!
今の私は、我が子にとってのオブザーバーでありスポンサーとして存在することが、一番ぴったりな役目だと思っています。
例え自分の子どもであっても、別人で私とは違う人間なのです。
だから、その考えや感じ方や行動などをコントロールしようとか、どうにかしようなんて考えなくてもいいことなんですよね。
ついつい、宝者として授かった我が子なので、良い人に育てたい!良い人生を送らせてあげたい!という気持ちが優先します。
でも、「人」についても「人生」についても、「何がどうだ」とか「良いのはこれ」なんて、分からないのです。
その人本人が「これがいい」「これでいい」としたら、それが「いい」ことなのですね。
私は、このことを40代になってようやく自分なりに理解しました。
そして、倒れてしまったらスポンサー役もオブザーバー役も出来なくなってしまいますから、出来る範囲ですることも心がけています。
今何かが劇的に悪化するわけではない!
それでは4つ目の、「今何かが劇的に悪化するわけではない!」について、お話しいたします。
これは発達障がいのことに限らず、私が心理士やカウンセラーなどの専門家に自身のことや自分自身の周囲で生じている様々なことについて相談した時に、そのやり取りの中で気がつくことが多かったことです。
「今自分が悩みに悩んでいることのせいで、今日残された時間や明日以降に、何かが劇的に悪化したり最悪の事態に陥るのか…??」という自問自答が出来た瞬間、ふわっと気持ちが楽になったものです。
それは今でも変わりません。
繰り返し頭をもらげる嫌な思い出に苦しんでしまう時や、根強い不安や心配に悩まされる時にも、「以前に相談した時と今とでは、どっちがいい?」「前と今とでは何かが悪化していたり酷くなっているの?」そう考えてみるのです。
そうやって改めて思い返してみると、状況にたいした変化がないままだったり、比較的穏やかに平和な気持ちで過ごせている、ということも少なくはないことに気がつくでしょう。
見方を変えてみると、維持出来ていた!改善された!良くなった!ということにもなりますよね。
すると、明日が劇的に悪化しない可能性は非常に大きく、今日と同じような日が展開されるかもしれないと思えるわけです。
悩んでいるということが生じているのは、結局私の中だけのことである!と気がつけた時に人の気持ちは楽になるのだと、私は実感しています。
我が子は今もう既に十分!
最後の5つ目は、「我が子は今もう既に十分!」ということについてです。
親であれば我が子のことについて、色々な心配や不安、焦りなどがあるのは当然ですよね。
でも、その親よりもずっと歳が下の子どもも、幼いながらに目一杯悩んで心を痛めていることもあるのです。
かつて心身の状態が今よりももっと思うようではなかった我が子に、その当時のことを聞いてみると、「暗黒の時代だった」「自分でどうにかしたいと考えていた」「頑張りたかった」というような言葉が出てきます。
当時の私では察することは出来なかったのですが、我が子はあの当時既に、十分もがき苦しみ痛みに耐えながら理想を抱いて一生懸命、長い一日を過ごしていたのでしょう。
どんな時の我が子も、何一つダメではなかったし間違ってもいなかった。
今日の日のために存在していたのですね。
あなたの一日があなたの人生における大切な一日であるように、あなたのこの一瞬一瞬が本当に貴重な瞬間であるように、あなたのお子さんにとってのそれも全く同じだと思います。
元気な時もそうでない時も、何も考えていなそうに見えても、昨日と変わらない様子でも、その時その時がお子さんの中で積み重なっていきます。
そこに存在しているということは、もうそれだけで十分!
あなたご自身についても、あなたのお子さんについても、全くその通りですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、発達障がいがある子どものことで不安?親が平穏な気持ちでいるには!というテーマでお届けしてまいりました。
目の前の今現在のことだけでなく、将来のことについても情報を得られないと、何も考えられず想像することすら難しく、不安でいっぱいになりますよね。
その場にうずくまりたくなってしまう程のお気持ち、よく分かります。
でも!
お子さんの今も、あなたの今も、何一つダメじゃないし間違ってもいないのです。
幸せな将来のための今なのですから!
さあ、安心して穏やかな気持ちで歩き続けていけましょうね!
さて、今年も残すところあとわずかですね!
あなたにとって今年は、どのような一年でしたでしょうか?
私は今年も、「平穏な気持ちで子どもを支えていくための考え方」のお陰で、楽な気持ちで充実した一年を送ることが出来ました。
それは元をたどれば、過去の私の経験や体験を支え、そこから学ばせてくださった多くの方々のお陰に他なりません。
それらを整理してまとめたものが、無料メール講座の内容になります。
あなたにもきっとお役立ていただけると思いますので、ぜひご登録くださいね。
それでは2022年のブログは、こちらで失礼いたします。
最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。
感覚チューニスト ゆう
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