こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。
あなたは、お住まいの行政の相談窓口などで紹介されて、親の会に行かれたことがありますか?
お子さんの発達が気になる、お母さんやお父さん方が集まっているのだろうと思いながらも、はじめての参加の時は、とてもドキドキされたのではないでしょうか。
「発達障がい」とは違う「グレーゾーン」という言葉が出てきたりもしましたか?
「ん?グレー?発達障がいの種類かな?別の呼び方かな?」
私は当時、発達障がいのことも親の会のことも、よく分かっていなかったので、質問していいものかどうかも分からず、そのまま帰ってきてしまったことがありました。
あなたはいかがでしたか?
機会があれば、また行きたいと思われているかもしれませんね。
「障がいのことで、何か言わない方がいいことがあったらどうしよう……。」
「質問する時に、気をつけた方がいいことってあるのかなぁ?」
そんな心配や不安があると、二の足を踏んでしまいますよね。
「発達障がい」と「グレーゾーン」の違いについて分からないままだと、そのことを口にしていいのかどうかも分かりませんよね?
それに、親の会に参加する時に気をつけたらいいことが分からないと、安心した気持ちではいられないのではないでしょうか。
でも、大丈夫ですよ。
私の経験をお聞きになれば、きっとあなたの疑問や不安が解消できると思います。
そこで今回は、発達障がいはグレーゾーン?親の会で気になることは素直に訊ねよう!というテーマで、歓迎の音楽と共にお伝えしてまいりますね。
Contents
グレーゾーンは発達障がいの種類なの?
私の経験から、発達障がいがあるお子さんのことを、あなた一人で抱え込んで支え続けていくのは、とても大変だと思います。
だから、親の会の存在をもっと身近に感じていただけたらと思っています。
そこでまずは、私がお世話になった医師や発達障がい専門の心理士から伺った話などをもとに、「発達障がい」や「グレーソーン」について、お話しいたしますね。
グレーゾーンと発達障がいの違い
まずはじめに、「グレーゾーンと発達障がいの違い」についてです。
「グレーゾーン」という表現は「発達障がい」の種類ではなく、診断名でもありません。
また、「発達障害」ではなく「発達障がい」と表現される背景には、私を含め「害」という漢字に違和感を感じる方々が多くなってきたことがあるようです。
一方、「発達障害」は医師による診断の場で使われ、その中に「自閉症」「アスペルガー症候群」「ADHD」「学習障害」などの診断名があります。
近年では、「発達障害」は「神経発達症」という呼び方に変わってきているようです。
これについては、お世話になった発達障がい専門の心理士から教えていただきました。
「神経発達症」の中に「自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム症)」や「注意欠如多動症」、「限局性学習症」などの診断名があり、それらをまとめて「神経発達症群」と表現することもあるそうです。
今のところ、医師による診断名は、従来の診断名と混在しているとのことでした。
これを知って私は、「診断名も時代によって修正されていくのだな~。」と、何故かほっとしたのを思い出します。
また、「○○障害」が「○○症」や「○○症群」となっているので、人が何か良くない「害」を持っているのではなく、人によって違う「症状」の方に視点が置かれているような気がして、嬉しい気持ちにもなりましたね。
それから「グレーゾーン」についてですが、私は広くは「発達が気になることを表現しているんだな。」と捉えています。
なぜなら、その意味しているところが人によって違うように感じているからです。
これについては、次のところで、心理士の見解も合わせてお伝えいたしますね。
どんなことがグレーゾーンと表現されているのか確認が必要なことも!
ではこちらでは、「どんなことがグレーゾーンと表現されているのか確認が必要なことも!」という内容でお伝えしようと思います。
まず心理士によると、「グレーゾーンは、発達検査の結果、発達に偏りがあり、医師による診断名はないが、本人が困っている状況が持続している」ということでした。
一方、これまでに私は、以下のような時に「グレーゾーン」という表現を耳にしたことがあります。
- お子さんに困っている様子はないけれど、お母さんが先のことを注意深く見守る必要があると感じている。
- 発達検査の結果、どうやら発達の偏りがあるらしいけれど分からない、ということで表現している。
- 発達検査はしていないけれど、医師に「疑いがあるかも」と言われて、グレーゾーンと受け取っている。
- 「ハッタツショウガイ」とは口にしにくいとき。
そこで私は、心理士の見解も了解しながら、先程お伝えしたように広くは「発達が気になる」と捉えているのです。
発達障がいという言葉も、やっと世の中に浸透しつつある段階ですし、何よりとてもデリケートで個人的なことですよね。
呼び方や表現の仕方、受け取り方や感じ方については、本当に人それぞれなので、それだけでは理解できないことも多いのではないでしょうか。
だから、よく分からなかったり迷ったりした時には、日頃の様子や困ってしまう場面などについても確認してみるといいのではないかと思います。
親の会に参加するならこれだけ知っていれば大丈夫!
いかがでしたか? 「発達障がい」と「グレーゾーン」について、ご理解いただけたでしょうか。
ここからは、あなたに安心して親の会に足を運んでいただけるよう、一体どんなことを知っているといいのか、私が親として参加した際の感想を交えながら、ご紹介いたしますね。
あなたも、親の会が楽しみになって気楽に参加できるようになると思います。
他のお母さんの話は最後まで聴きましょう!
まず知っておいていただきたいことは、「他のお母さんの話は最後まで聴きましょう!」ということです。
あなたは、話をしている時に途中で割り込まれたり、ご自分の話を遮られたりしたことはあるでしょうか。
また、いつの間にか相手の方の話がメインになっていて、聴き役に回ってしまっていたりすることもあるかもしれませんね。
「まだ話していたのに、私の話はどうなっちゃの??」
そんな気持ちになることもありませんか?
反対に、話したいことが全部言えるとスッキリした気持ちになったり、心の重荷が降ろせた気がしたり、苦しい気持ちが薄まる感じがすることってありますよね?
自分のペースで話すことで、自分自身のことや話の中の登場人物についてじっくり考えられたり、気持ちの整理ができることもあると思います。
私は、我が子の発達のことが心配で話しているうちに、家族や親戚から投げかけられた理解ない言葉が浮かんできて、おいおい泣いてしまったこともありました。
そんな時でも、まわりのお母さん方はずっと温かく見守ってくれていました。
ひたすら愚痴を吐き出すことで、心が軽くなって、また頑張るぞ!という気持ちになるお母さんもいるでしょう。
だから、あなたにも、他のお母さんが話している間は最後まで待っていただけたら、耳を傾けていただけたらと思います。
その時のあなたの気持ちに素直になって話そう!
それでは次の、「その時のあなたの気持ちに素直になって話そう!」についてお話しいたしますね。
私が参加したことのある、どの親の会でも、私の話す内容は親身になって受け取っていただけました。
何も説明しなくても、不安や悩みを抱えているという前提で、毎日試行錯誤して一生懸命頑張っているという前提で、耳を傾けてくださったんです。
だから私は、我が子には面と向かって言えないことや、夫婦間で意見が食い違い過ぎて苦しかったこと、発達障がいに理解のない人に聞かれたら立場が悪くなりそうなことなど、その時の気持ちをごまかさずに素直に話すことができました。
そんな繰り返しのなか、私の気持ちがどんなに救われたか、本当に感謝の気持ちしかありません。
あなたが行かれる親の会にお集まりの方々もそうだと思いますが、みなさん少なからず、これまでに辛く苦しい思いや嫌な思いをされ、時には悲しい気持ちに打ちひしがれたことがあるに違いありません。
だからきっと、あなたの力になれることはないかと、あなたの話に一生懸命耳を傾けてくれるでしょう。
自分や子供の体験や経験が、何かの役に立つかもと、理解を深めようとしてくれるはずです。
そして反対に、あなたが思い悩んでいることや、お子さんに対してしてあげていることなどは、他のお母さんにとって大いに役にたったり参考になったりもするのです。
わざわざ何かを隠したり、人の目を気にしたりする必要はありません。
あなたのありのままの気持ちで、飾ることないあなたのままで、その時感じたこと話したいことを、自由に素直にお話しされればいいと思います。
きっと、あなたにとっても吸収することの多い、心やすらぐ時間になるでしょう。
あなたも、発達が気になるお子さんを支える、お母さんのうちのお一人なのです、何も遠慮することなく、その時の気持ちのまま話されてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、発達障がいはグレーゾーン?親の会で気になることは素直に訊ねよう!というテーマでお届けしてまいりました。
お子さんに「発達障がい」や「グレーゾーン」という言葉がふりかかったら、どのお母さんも最初は不安や心配、疑問や質問を一杯抱えるものです。
大丈夫、あなただけではありません。
もちろん、親の会に集まるお母さんもきっと同じです。
だから安心して、疑問に思ったことを訊くだけでなく、あなたの悩みや心配なども、素直な気持ちになって聴いてもらいましょう。
あなたにとって、ほっと安心できるひとときになるよう、私も陰ながら祈っています。
それでは、今回はこちらで失礼いたします。
最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。
感覚チューニスト ゆう
コメント