発達障がいがある子への声かけ!注意や禁止を減らせる3つの着目点!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

あなたは日頃、発達障がいがあるお子さんに対して、どんな声かけをしてあげていますか?

良くないと思っているのに気がついたら、行動を強く禁止する声かけをしてしまっていたり、大きな声で怒ってしまってはいないでしょうか。

私も、子どもへの声かけというと注意が多くて、口調ばかりでなく内容までマイナスなことに偏りがりでした。

子どもたちは更に不機嫌になってしまうので、私も更に強い命令口調になってしまったりして……。

あなたはいかがですか?

本当は、お子さんに機嫌良くいて欲しいし、出来ることなら褒めてあげられるような声かけをしたいと思っているのではないでしょうか。

それができれば、あなたもお子さんも笑顔でいられるのに……。

でも今は、そのためにどうしたいいのか分からないので、困ってしまっているのですよね。

私は、かつては仕方がないとすら思っていました。

あなたも、そうなのではありませんか?

もう大丈夫ですよ!

お子さんを思わず怒ってしまいたくなったら、着眼点を変えればいいのです。

すると怒らなくて済んで、お子さんを褒めてあげることだって出来るようになるでしょう。

それでは今回は、発達障がいがある子への声かけ!注意や禁止を減らせる3つの着目点!というテーマで、届けしてまいりますね。

 

お子さんに対してこんな声かけが多くなってはいませんか?

はじめに、ある一場面をご紹介いたしますね。

私とA子とB子が一緒に遊んでいます。

 

順番にする遊びなのに、A子が待てなくて横入りをしてしまいます。

B子が文句を言って怒ります。

「ダメ~ッ!私の番~!」

私もA子に、

「ダメダメ!まだA子の順番じゃないよ!」

と、注意します。

2人から間違いを指摘されたA子は、面白くなくなって腹を立て、B子を叩きます。

私は咄嗟に、

「何するの!叩いちゃダメでしょ!」

と、A子に対して強く大きな声で怒ります。

A子は、機嫌を損ねて文句を言いながら、その場を立ち去ろうとします。

そんなA子の耳に、全部とどくようにと私は早口で言い放ちます。

「ちょっと待ちなさい!まだ途中でしょ?順番を守ればいいだけなんだよ!この前もそれで暴れてたじゃない!少しは我慢しなさい!」

 

ルールを守ってみんなで楽しく遊びたい私の側にとっては、ルールを守らない側のA子は間違っていることになります。

何もおかしくないはずです……。

あなたとお子さんの間にも、こんなやりとりがあったりしませんか?

まずは、こんな場合でやってしまいがちなマイナスな声かけについて、整理してみましょう。

 

禁止や命令のための声かけ

まず1つ目に、「禁止や命令のための声かけ」があります。

先ほどの場面を振り返ってみましょう。

「叩いちゃダメでしょ!」

「ダメダメ!」

「ちょっと待ちなさい!」

「少しは我慢しなさい!」

など、私が言いがちだった声かけになります。

「ダメ」や「してはいけません」など、禁止をするための声かけは、ついつい咄嗟に言ってしまいがちです。

「待ちなさい」「静かにしなさい」などの命令も、当たり前のように口に出てしまいますよね。

 

注意喚起のための声かけ

次に、「注意喚起のための声かけ」についてです。

上記の場面の中から見ていきましょう。

「まだA子の順番じゃないよ!」

「順番を守ればいいだけなんだよ!」

などが、注意喚起のための声かけになりますね。

穏やかな口調による声かけならば、子どもの側にもすんなり受け入れてもらえるような注意喚起になるでしょう。

でも咄嗟に口に出てくる場合は、語尾が強くなって半ば命令のようになったり、大きな声で脅す感じになったりしてしまいがちです。

「みんな待っているんだよっ!」

「今は○○ちゃんの番なんだからねっ!」

なども、声色や顔つきなどに気をつけないと、マイナスの声かけになってしまいますね。

 

言動の理由など問い詰めるための声かけ

3つ目は、「言動の理由などを問い詰めるための声かけ」について、お伝えいたします。

私の例の中には、いくつも出てきていますね。

「何するの?」

「まだ途中でしょ?」

「この前もそれで暴れてたじゃない!」

今になってみれば、わざわざ立て続けに言う必要がないような、子どもにとっては嫌な感じしかしない余計な声かけであったろうと思い出します。

「なんでやったの?」

「どうしてそんなことするの?」

「なぜ言うこときかないの?」

「何度言ったら分かるの!」

なども、理由や原因などを突き止めようとしていて、さらには子どもを非難しようとする気持ちも見え隠れする声かけになっていないでしょうか。

 

お子さんへの声かけの時に着目したい3つのこと

いかがでしたか?

マイナスな口調や内容になってしまいがちな声かけについて、ご自分のこれまでと重ね合わせて振り返っていただけたでしょうか。

今度は立場を変えて、お子さんの側になったつもりで、その言い分や思いを考えてみましょう。

するときっと、お子さんへの声かけの時に着目したい3つのことについても、よくご理解いただけると思います。

 

お子さんの言動のもとになっている意欲

まず1つ目は、「お子さんの言動のもとになっている意欲」です。

冒頭でご紹介した場面を、子どもの側の立場になって、まるで子どもになったような気持ちで、もう一度読み返してみてくださいね。

楽しく遊んでいたら途中でいきなり注意されてしまったという状況かもしれない……とは、考えられないでしょうか。

もしそうなら、子どもの側が腹を立てるのも当然ですよね。

3人で遊べて嬉しい!楽しくて仕方がない!次がしたくて待ちきれない!

その結果、順番を抜かしてしまっただけだったとしたら、それを親の側の考えを基準にして「良くないこと」と決めつけて怒るのは乱暴なことなのかもしれません。

一見良くないようなお子さんの言動について、そのもとになっている意欲や気持ちの部分に着目して、声かけをしてあげて欲しいのです。

「早くしたいほど楽しいって思えたんだね。」

「順番が待てないくらい嬉しくなった気持ちが伝わってきたよ。」

「盛り上がっていたのに止められちゃったら、嫌な気持ちになるよね。」

「気持ちを表に出せるようになったんだね。」

人を叩いてしまったことは良くないことなので、そのことについての説明や注意は必要でしょう。

でも、それと同時にお子さんの意欲や気持ちに目を向けると、評価して褒めてあげることもできるのではないでしょうか。

 

お子さんの現段階の言動

次に、「お子さんの現段階の言動」についてです。

お子さんが、あなたが望んでいないような言動を取っていれば、当然怒りたくなってしまいますよね。

でも、お子さんはまだ、どういう言動に出たらいいのか、よりよい言動とはどういうものなのか、まだまだ知らないことが多いのはないでしょうか。

自分の言動によってその場がどうなるかということについても、理解したり想像したりできていないのかもしれません。

だから、お子さんが選択して今まさに実行に移した言動に着目して、説明したり解説してあげる必要があるのではないかと思います。

すると、注意する他にも、プラスの声かけを沢山してあげることが出来ますよ!

「遊んでいる途中に急に声をかけられたのに、手をとめて聞いてくれたんだね。」

「本当はもっと暴れたかったのに我慢したんじゃない?強いな~。」

「今日は”大っ嫌いっ!”って言わなかったよ、偉い!」

「喧嘩になりそうだって分かって、そうなる前に離れようとしたんだね。偉いな~。」

本当なら、ルールや順番を守って!最後まで!機嫌良く!楽しく!仲良く!遊んで欲しいのです。

でも、そこまで色々たくさん望んでしまうと、それ以外の段階でプラスの声かけをしてあげることは難しくなってしまうのではないでしょうか。

結局、怒ったり注意したりと、マイナスばかりの声かけになってしまいがちになります。

一気に最終段階を目指すのではなく、お子さんのその時その時の言動について、一つ一つ丁寧に着目してあげたいですね。

 

お子さんの手足体の様子や表情

では3つ目に、「お子さんの手足体の様子や表情」について、お伝えいたします。

マイナスな声かけばかりになってしまいそうな時には、気持ちを落ち着けて、お子さんの手足の動きや位置、体の向きや表情などに着目して観察してあげましょう。

すると、唇を堅く閉じていたり、手がギュッと拳になっていたり、少しそっぽを向いていたり、何かをいじっていたりと、色々な様子が見てとれると思います。

お子さんは実のところ、むちゃくちゃに腹を立てていたり、とっても嫌な気持ちになっている真っ最中なのかもしれません。

でも同時に、お子さんはお子さんなりに何か感じたり考えたりしているのではないでしょうか。

「ずっと下を向いているね。良くないことをしたって、本当は分かっているんだよね。」

「手をギュッと握って、一生懸命考えてくれているんじゃない?」

「足をバタバタドスドスしないのは偉いね。静かに出来ていてお利口だね!」

「私の言うことを最後まで聞いてくれて、どうもありがとう。」

お子さん自身も、気がついてはいないかもしれません。

でも、大好きなお母さんが、自分の良くない言動についてだけではなく、別のことについても優しい声で話しかけてくれたら!

自分の良いところに目を向けて声かけしてくれたら!

嬉しくて心が穏やかになって、素直に顔には出なくても笑顔一杯になれないわけがありません。

お子さんが踏ん張って頑張っているところも、よ~く見てあげましょうね。

補足ですが、冒頭のようにお子さんが2人以上いる場面であれば、それぞれに対してプラスの声かけをしてあげてくださいね。

横入りされたり叩かれたりした方のお子さんも、それはそれはお利口さんで、褒めてあげたくなるところが一杯ですよ!

 

発達障がいがあるお子さんへの声かけについては、こちらでも詳しくお伝えしていますので、よろしければご覧くださいね。

発達障がいの子への声かけに困る?最適なタイミングと内容を紹介!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がいがある子への声かけ!注意や禁止を減らせる3つの着目点!というテーマでお届けしてまいりました。

発達障がいがあるお子さんの場合、自分の気持ちをコントロールしたりルールを守ったりすることがまだ難しく、その場の雰囲気や流れに馴染めていないような言動をとってしまうことがあります。

そのような場面に、それはいけないことだよ!と声かけすることは、決して間違いではありません。

ただお子さんとすると、声をかけられる時はいつもマイナスなことばかり!となってしまうと、面白くないし自信をなくしてしまうかもしれません。

注意や禁止の声かけをしてしまいそうになったら、一呼吸置いて、着目点を変えてみましょう。

お子さんの気持ちや頑張っている様子が見えてきて、優しい声かけをしてあげられますよ!

 

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それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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