発達障がいがある子供は片付けが苦手?自分で出来るようになるコツ!

こんにちは

お子さんの発達が気になるお母さんの味方

感覚チューニストのゆうです。

 

 

発達障がいがあるお子さんの場合、片付けが苦手なことがあります。

あなたは、お子さんの机の上や服の引き出しを見て、ため息をついてしまうことはないでしょうか。

「片付けてって言ったのに、机の上が散らかったままじゃない……。」

「昨日片付けてあげたのに、どうしてまた床に服が??」 かつての私のつぶやきが聞こえてくるようです。

あなたも、お子さんが片付けをしないので、困ってしまっているのではありませんか?

毎回あなたが片付けてあげるのは大変ですし、時には面倒に感じることもあるでしょう。

それでもあなたが片付けてあげれば、お子さんは綺麗になったと喜んで……でもまたすぐに散らかってしまうのではないかと思います。

そんなとき私は、内心ガッカリでした。

あなたはお子さんに、片付けというとどんな想像をするか、聞いてみたことはありますか?

もしかしたら、目の前の散らかった状況から、どういう手順で綺麗に整理整頓すればいいのかイメージできていないのかもしれません。

イメージできていなかったら、自分一人で実行するのは難しいかもしれませんよね。

お子さんが大きくなっても、片付けが出来ないままなのも困りますよね。

でも、心配しなくて大丈夫ですよ。

お子さんが自分で片付けが出来るようになるための、コツがあるのです。 お金をかけることなく、お家にあるもので出来ることばかりですから、安心してくださいね。

そこで今回は、発達障がいがある子供は片付けが苦手?自分で出来るようになるコツ!というテーマでお届けしていきたいと思います。

 

発達障がいがあるとどうして片付けをしたがらないの?

「家の子、片付けしなくて……。」と、困っているお母さんは多いと思います。

発達障がいがあるお子さんの場合、年齢が上がっても片付けが苦手な場合があります。

そこでまずは、どうして片付けが苦手なのか、どんな理由で片付けをしたがらないのか、お子さんの様子を思い浮かべながら一緒に考えてみませんか?

 

何から手をつけていいか分からず気が遠くなる

まず1つ目の理由に、「何から手をつけていいか分からず気が遠くなる」ということがあります。

これは、片付けに限ったことではないのですが、私が我が子たちとのやり取りの中で感じてきたことです。

「えっと……まず何を先に、どうすればいいんだろ……?」

「すご~く時間がかかってしまうんじゃないかな……イヤだな~。」

片付けのスタート地点で、真っ先にそんな気持ちになるので、片付けが始められないのです。

「机の上を片付けてくださ~い!」という私の要求は、どうやら「森の中でマッチ棒を探せ!」というくらい壮大な(?)ミッションになっていたのでした。

捉え方って、こうも違うものなのですね!

 

どこに片付ければいいか分からない

次の理由は、「どこに片付ければいいか分からない」ということです。

片付けが苦手な場合、目の前に散らかっている物を、どこに片付ければいいのか分からなくなってしまうケースが考えられるのです。

例えば「ハサミを片付けよう!」と思っても、「あれ?何番目の引き出しだっけ……」と、毎回いくつかの引き出しを開けないとならなかったら、面倒な気持ちになって止めてしまいたくなりますよね。

出しっ放しにしていた期間が長くなれば、戻す場所は更にあやふやになってしまうでしょう。

また、はじめはそれぞれの物の置き場所が決まっていても、いつの間にか他の物も混ざって置かれるようになり、全部の場所の中が、結局ゴチャマゼになってしまうこともあると思います。

「元の場所」が、知らないうちに消えてしまったような感覚でしょうか。

そうなると、「元あった所にしまってくれさえすればいい!」という、かつての私のような感覚でいると、すれ違いが生じてしまうことになりますね。

 

片付ける場所を自分で作れない

それでは次に3つ目の、「片付ける場所を自分で作れない」についてです。

あなたは片付けをしていて、置き場所に困った時に、こんなことをすることはないでしょうか。

  • 置きたい所にスペースがない時に、そこにある物を別のところに移動させる。
  • デッドスペースがあれば、そこを使えないかと考える。
  • 物と物を寄せたり、何かと何かを一緒にして、スペースを作る。

こういった工夫を、思いつかなかったり考えつかなかったり、ということがあります。

もしかしたら、今の状況を変えてはいけないんだ!と、勘違いして思い込んでいることもあるかもしれません。

また、例えば今見えている隙間の広さと、置きたい物の大きさや奥行き・幅などを、空間で想像するのが苦手な場合もあるでしょう。

その結果、行き場所がない物は動かしたくても動かせない、というような気持ちにもなるのかもしれませんね。

 

どう片付ければ使いやすいのか見当がつかない

では4つ目の、「どう片付ければ使いやすいのか見当がつかない」について、お伝えしたいと思います。

あなたは、例えばキッチン用品の置き場所について、次に使う時に便利なようにと考えたり、またその使用頻度なども考えに入れたりしませんか?

キッチンのコンロの近くに、フライパンや重いお鍋をしまったり。

よく使う食器は、食器棚の手前の方に置いたり。

でも反対に、塩こしょうなどの調味料を食器棚の奥の方にしまいこんだり、シンクから遠い所に食器用洗剤を置いたりはしないと思います。

どこに何を置いたら便利かな?使いやすいかな?片付けやすいかな?……色々と考えると思いますが、いかがでしょうか。

そういった見当をつけるのが苦手なことがある、ということです。

机まわりの使い勝手が考えられていない配置だと、片付けやすさにも影響しますよね。

 

子供が自分で片付けが出来るようになるためのコツ!

いかがでしたか? 発達障がいがある場合、どうして片付けをしたがらないのかについて、想像していただけたでしょうか。

ここからは、我が子に片付けをして欲しくて、私が工夫してきたことをご紹介いたしますね。

あなたが、お子さん自身に片付けをしてもらう時のコツとして、お役立ていただけるのではないかと思います。

 

形や大きさが同じような入れ物を選ぶ!

まず1つ目のコツは、「形や大きさが同じような入れ物を選ぶ!」ということです。

形や大きさが同じであれば、1つの入れ物を右や左、上や下へと動かしたい時に、簡単にできると思います。

形や大きさが大きく違うと、たった1つを動かしたいだけなのに、他の入れ物も並びかえないとならなくなったり。

どうしても、そこの位置から動かすことができない入れ物の存在に気がついたり。

何故か、入れ替えが上手く出来ないことってありますよね。

そのようなパズル遊びを楽しめる場合もあるとは思いますが、反対に面倒だと思ってしまうと、やる気がなくなってしまいます。

お菓子の箱などは、同じような大きさや厚さの物があるので、私は四角くて丈夫そうなものを取っておくようにしています。

また、スーパーなどの「ご自由にどうぞ」スペースに置いてある、小さめの段ボール箱なども大変おすすめです。

 

入れ物の大きさは物を入れても余裕があるくらい!

それでは次に、「入れ物の大きさは物を入れても余裕があるくらい!」について、お話しいたします。

先ほどお伝えした入れ物に入れる中身の量や、入れる中身に対しての入れ物の容量についてです。

決めた入れ物の中に、ただ入れさえすればOKなくらい、容量に余裕があるといいと思います。

例えば、きちんと並べないと入りきらなかったり、畳んで入れないと蓋が閉まらないとなると、片付けるために必要な手間が増えてしまいますよね。

そうなると、片付けたい気持ちなんて無くなってしまうわけです。

ちなみに私は我が子に、クシャクシャにならない素材の服だけを、入れ物にしまったらどうかと提案したことがあります。

シワになりやすい服はハンガーにかけたままでOKとなり、その服の分の空きもできて、大正解でしたのでおすすめです。

 

入れ物の中で使うなら形が崩れない仕切りや箱を!

コツの3つ目は、「入れ物の中で使うなら形が崩れない仕切りや箱を!」についてです。

片付けをする時に、場合によっては一つの入れ物の中に、何種類かの物をしまいたくなることもあるでしょう。

その場合には、形が崩れたりよれたりしない、しっかりした仕切りや別の箱を使うといいと思います。

使っているうちに、ゴチャマゼになってしまうのを防ぐことができます。

仕切りの高さは、隣に入れた物と混ざってしまわないくらい欲しいですね。

その高さを目安に、それ以上は入れない!増やさない!というルールにも出来ますよ。

我が子たちには、お気に入りの缶や、使わないけれど捨てられない固い素材の手提げなどがあって、それを仕切りに使ったこともあります。

しまい場所にも困っていたので、一石二鳥でした!

 

入れ物の外側から中身が分かるようにする!

では4つ目のコツ、「入れ物の外側から中身が分かるようにする!」について、お伝えいたします。

入れ物の外側を工夫して、チラッと一目で、中に何が入っているのか分かるようにするです。

絵でもいいですし、文字でもOKです。

お子さんによって伝わりやすさが違うと思いますから、両方試してみましょう。

マーカーペンで書いたり、ガムテープに書いて貼ったり、可愛らしくシールやマスキングテープに書いて貼ったりと、お子さんと一緒に考えてみてくださいね。

もちろん、透明な入れ物を購入するなどして用意されてもいいと思います。

その場合にも、文字や絵があった方が分かりやすいことがあるかもしれませんから、試してみてくださいね。

 

定期的にとっておきたい物をチェック!

では5つ目の、「定期的にとっておきたい物をチェック!」についてご説明いたします。

いらない物は捨てるように気をつけていても、何故か知らず知らず増えていくことってありますよね。

そうなると、しまう場所に入りきらなくなったり、片付ける場所がなくなっていってしまうわけです。

だから、1ヶ月に1回でも、学期に1度でも、学年が上がる時でもいいので、年に何回かそれぞれの入れ物の中身をチェックしてみましょう。

その時に、お子さんと一緒に吟味するようにして欲しいと思います。

「これとこれだったら、どっちをとっておきたい?」などと聞いて、選んでもらうのもいいでしょう。

あなたが勝手に選んで捨ててしまうと、私のように後々まで「あの時は酷いことをされた!」と言われてしまうかもしれませんからね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、発達障がいがある子供は片付けが苦手?自分で出来るようになるコツ!というテーマでお届けしてまいりました。

発達障がいがある場合、「片付けをしなさい」と言われても、そのための準備や手順、片付いた後の状態などについてイメージしにくいことがあります。

お子さんが苦手そうなところでコツを試しながら、片付けを一緒に楽しんであげてくださいね。

綺麗に片付いた状態を自分でつくり出せると分かったら、お子さんも嬉しくなるはずです。

大いに褒めてあげながら、お子さん一人で出来るようになるのを応援してあげましょう。

 

 

それでは今回は、こちらで失礼いたします。

最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。

感覚チューニスト ゆう

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