発達障がいがある小学生が友達と険悪!どうしたら和やかに過ごせる?

こんにちは
お子さんの発達が気になるお母さんの味方
感覚チューニストのゆうです。
あなたのお子さんは、お友達との遊びを楽しめていますか?
遊んでいて面白くなくなると、暴言を吐いてしまったり……。
何か気に食わないことがあると、物に当たってしまって……。
お友達と、険悪なムードになってしまうことはないでしょうか。
そんな態度をとっていたら、嫌われて遊んでもらえなくなってしまうのでは……と、ご心配ではないかと思います。
私も、心配でやきもきしていました。
お子さんが怒っている姿を見て、あなたまで嫌な気持ちになって、イライラしてしまうこともあるかもしれませんね。
お子さんは、どうしてそんな態度をとってしまうのでしょう。
目に余って、お友達の目の前で怒ると、余計に腹を立ててしまって困ることもあるでしょう。
そうかと言って、後から「ダメでしょ!」などと注意すると、「もう二度と一緒に遊ばない!」なんて、売り言葉に買い言葉になってしまったりしませんか?
私はだから、我が子がお友達と仲良く遊んでいても内心ヒヤヒヤしていたものです。
あなたも、そうではありませんか?
せっかくお友達といるのだから、楽しく過ごして欲しいですよね。
だけど、そうはなってくれないから、あなたは困ってしまっているのではないでしょうか。
でももう、大丈夫ですよ。
お子さんが楽しく和やかに遊べるようにしてあげましょう!
そこで今回は、発達障がいがある小学生が友達と険悪!どうしたら和やかに過ごせる?というテーマでお話ししようと思います。
Contents
発達障害がある小学生はどうして友達と険悪になってしまうの?
お子さんとお友達が遊んでいて、いつの間にか険悪になってしまって、ハラハラするお母さんは少なくないと思います。
どうして、発達障がいがある小学生は、始終和やかに過ごせないことがあるのでしょうか。
まずは、その理由を考えてみたいと思います。
自分が思った通りにならないと面白くなくなってしまう
まず1つ目に、「自分が思った通りにならないと面白くなくなってしまう」ということがあります。
誰でも、自分の思い通りにならないと、面白くない気持ちになったり、つまらなくなったりすることがありますよね。
例えば、トランプのババ抜きをしている時に、自分のところにババが回ってきたら「嫌だな!」「このまま負けるかも!」と思ったりするでしょう。
だけど一方で、「次の人が、このババを引いてくれるかも!」「端に持っていたら引かれやすいかな?」などとも考えませんか?
そして、手元にババがある嫌な気持ちから解放されると、また次のドキドキハラハラを楽しむわけです。
勝ちそうだったのに……負けそうになって……逆転勝ち~!というゲーム展開にも、面白さがありますよね。
発達障がいがある場合、その遊びの全体の流れまでは想像できていなかったり、途中展開の面白さまでは味わえていなかったりすることがあります。
すると、自分が望んでいる流れでなくなった途端、その先どうなっていくのか考えられなくて面白くなくなって、そればかりか絶体絶命のピンチに追い込まれた気持ちになることだってあるわけです。
そうなると、不安や焦り、苛立ちや怒りという気持ちで、頭がいっぱいになってしまうかもしれませんね。
自分の気持ちを物に八つ当たりしてしまう
では次に、「自分の気持ちを物に八つ当たりしてしまう」についてお話しいたします。
先ほどお伝えしたように、自分の思うようにならないと、その不安を和らげようとしたり怒りを発散しようとして、物に当たってしまうことがあります。
絶体絶命で居ても立ってもいられなくなったら、どうしていいか分からなくなって、咄嗟に体が動いてしまうこともあるわけです。
手に持っていた物を投げたり、近くにあった物を叩いたり、足で蹴ったりしてしまうこともあるでしょう。
お子さんの場合、その対象が物だけではなく、一緒に遊んでいるお友達になったりすることもあります。
そうなると、楽しく遊んでいたはずのお友達まで、嫌な気持ちなってしまいますよね。
友達の声かけに反発してしまう
それでは3つ目の、「友達の声かけに反発してしまう」についてです。
お子さんが思わず、物やお友達に八つ当たりしてしまった時に、お友達が気にかけてくれたり、びっくりしたりして声をかけてくれることがあると思います。
そんな時に、まだまだ嫌な気持ちで一杯なお子さんは、それに反発するような態度を取ってしまうわけです。
「なんでもないよ!うるさいな!」
「邪魔!どいて!」
「どうせ僕が負けだよ!ふん!」
口をとがらせて、文句口調で言われたら、お友達はいい気持ちがしないはずです。
時にはお友達が先に、優位に立っていることを自慢げに言うことだってあるでしょう。
すると、それに対してイラっとして、反発したくなってしまうのです。
どっちにしろ、お友達も面白くない気持ちになって、言い合いになったりもするわけです。
お子さんが友達と和やかに楽しく過ごせるようにするには
いかがでしたか?
和やかに遊んでいたはずの小学生が、どうしてお友達と険悪になってしまうのか、お分かりいただけたでしょうか。
お子さんの気持ちを想像すると、面白くない気持ちになるのも分かりますが、できることなら仲良く遊んで欲しいですよね。
そこでここからは、お子さんがお友達と和やかに楽しく過ごすために、あなたが出来ることをご紹介していこうと思います。
お子さんが困った時にはいつでもお母さんに言ってねと伝えておく
まず1つ目は、「お子さんが困った時にはいつでもお母さんに言ってねと伝えておく」ということです。
お子さんが嫌な気持ちになった時には、その場から離れて、あなたの所に来てもらうのです。
お友達と遊ぶ時にはもちろんですが、日頃から伝えておいてあげれば、お子さんはいざという時にも思い出しやすいはずです。
その時に、「困った時」とは一体どんな時なのかを説明してあげるのがポイントです。
- お友達が嫌なことを言った時
- 遊びが面白くなくなった時
- 何故かイライラした時
などと、詳しく伝えてあげましょう。
また、お子さんによっては、「お母さんを頼ってね」「我慢しないでいいんだよ」という表現だと、どうしたらいいのかイメージしにくい場合があります。
だから、「お母さんに言ってね」「お母さんの所に来てね」「お母さんを呼んでね」などと、具体的に言ってあげてくださいね。
お子さんと一緒に気をつけたいことを1つ決めておく
2つ目は、「お子さんと一緒に気をつけたいことを1つ決めておく」ということです。
前もって、お友達と一緒にいる時にしないように気をつけたい事を決めて、それをしてしまいそうになった時に代わりにする事も決めておきましょう。
例えば、先ほどお伝えした「文句を言いたくなったら、お母さんの所に来る」ということを、ここでいう決まりにしてもいいですね。
- イラッとした時には深呼吸をする。
- 文句を言いたくなった時には「かえるのうた」を歌う。
- お友達を叩いてしまいそうになった時には手拍子をする。
お子さんが好きな歌をハミングしたり、好きなキャラクターの技名を言ったり、決めポーズをするでもいいと思います。
難しいことではなく、お子さんが達成しやすいことにして、出来たら大いに褒めてあげましょう。
お子さんは、あなたと決めたことをやってみようと意識しながら過ごせますから、カッとなる気持ちを分散させる効果も期待できます。
予め決めていない事を、自分で考えてやってみたと報告してくれることもあると思いますから、是非いっぱい褒めてあげてくださいね。
お子さんはきっと、自分の怒りの感情を調節するのが上手になっていきますよ。
あなたとお子さんとお友達でルールを考える
それでは3つ目の、「あなたとお子さんとお友達でルールを考える」について、お伝えいたします。
お子さんがお友達と遊ぶ時に、はじめにあなたも参加して、その日のルールを皆で決めておくのです。
そこにいる全員が楽しく和やかな時間を過ごせるように、決まり事を考えておいて欲しいのです。
- 誰かがヒートアップしそうな時には、気がついた人が「スト~ップ!」と言おう。
- 面白くないと思ったら、自分ですぐに「休憩~!」と言おう。
こちらも、簡単ですぐ出来そうなことがいいですね。
こうすると、お子さんもあなたもお友達も、嫌な気持ちが大きくなる前に一呼吸おけますね。
そして、それぞれの気持ちが力となって、一緒に楽しく過ごすという意識が高まり、険悪になるのを防ぐことができるわけです。
お子さんがヒートアップしそうな時にはお手伝いを頼んでみる
では4つ目の、「お子さんがヒートアップしそうな時にはお手伝いを頼んでみる」についてです。
あなたがお子さんの様子をご覧になっていて、これはヒートアップしそうだなと思ったら、お子さんに何かお手伝いを頼んでみましょう。
その場から一時離れてもらうために、お子さんを呼んで本当にお手伝いを頼むのです。
- 手が届かないから、ちょっと手伝ってくれると助かる!
- みんなに飲み物を持っていきたいから、運ぶのを手伝って!
もしくは、お手伝いがあるからと声をかけて、お子さんが嫌な気持ちになっていないか訊ねてあげてもいいと思います。
私は、本当のお手伝いのついでに、我が子の気持ちの具合も確認していました。
「大丈夫!」と聞くと安心しましたし、その際には忘れずに「さすが~!」と褒めたりもしていましたね。
我が子にとっては、いい気分転換になっていたように思い出します。
お子さんの良かったところを3つ探して褒めてあげる
それでは5つ目の、「お子さんの良かったところを3つ探して褒めてあげる」についてです。
これまでにお伝えした場面で褒める以外に、よく出来ていたところ、前よりも上手になっていたところなどを、褒めてあげましょう。
いくつでもいいのですが、お子さんがお友達と過ごしている時やその前後の様子から、少なくとも3つは褒めてあげたいですね。
結果が良かったり上手だったりしなくても、頑張っていたところや踏ん張っている様子だったところも認めて、言葉にして大いに褒めてあげてくださいね。
お友達と過ごした時間が、お子さんにとって嫌な感想だけに終わってしまわないよう、頑張れた!出来た!褒められた!嬉しい!と感じられる時間にしてあげたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、発達障がいがある小学生が友達と険悪!どうしたら和やかに過ごせる?というテーマでお届けしてまいりました。
お友達と一緒にいると、お子さんの思うように進まないことも多く、それがついつい言葉や行動に出てしまったりするのですね。
お子さんと一緒に気をつけたいことを決めておいたり、みんなで和やかに遊ぶためのルールを考えたりしてみましょう。
そして、お子さんが頑張っていたところ振り返って、たくさん褒めてあげくださいね。
嬉しい!楽しかった!と感じられれば、お子さんは少しずつ和やかに楽しく過ごせるようになりますよ。
それでは今回は、こちらで失礼いたします。
最後までお読みくださって、どうもありがとうございました。
感覚チューニスト ゆう